ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

利用者の手工芸作品が展示、販売されたハートフェア

2015年11月21日 02時00分31秒 | 障害者の自立

 11月の精神保健福祉普及月間に伴う県立宮古病院(上原哲夫院長)の「第12回ハートフェア」が19日、同病院で開催された。デイ・ナイトケア利用者や入院患者が丹精込めて作った手工芸品が展示販売されたほか、利用者たちの日ごろの活動も写真で紹介された。会場には病院関係者や利用者の家族らが多数詰め掛け利用者たちとふれあいながら、楽しいひとときを過ごした。

  あいさつで上原院長は「きょうは利用者の皆さんが日ごろ頑張っている姿を紹介する良い機会。こうした取り組みを通してみんなで支え合う社会の構築を目指したい。きょうは皆さんの頑張りから私も元気をもらいたい」と述べた。

 利用者を代表して西村桂也さんは「私たちが心を込めて作った作品が展示されているので、みんなでこのハートフェアを楽しんでほしい」と呼び掛けた。

 同病院ハートフェアは、精神保健福祉普及月間の取り組みの一つで、精神疾患への正しい理解、精神障害者を地域全体で支える仕組み作りを推進することを目的に毎年開催している。

 会場には、利用者たちの活動を紹介する写真が掲示されたほか、携帯ストラップなど利用者の多彩な手工芸作品を展示、販売された。

 また、模擬店では、サーターアンダギーやコーヒーのほか、精神科に通う療養者とスタッフによる坦々そばも安価で振る舞われ、好評を博した。

 そのほか、統合失調症などを紹介するビデオ上映のほか、パンダル50ccや同病院有志による三線演奏なども行われ、同フェアを盛り上げた。

 来場者は展示物を見学しながら気に入った作品を購入。さらに、活動写真を通して精神保健福祉に対する理解を深めた。

利用者の手工芸作品が展示、販売されたハートフェア=19日、宮古病院

2015年11月19日   宮古毎日新聞


「自動運転車」は超高齢社会に安心と安全をもたらすか?

2015年11月21日 01時51分07秒 | 障害者の自立

2015年の東京モーターショーは、日本の超高齢社会に内在する認知症患者の増加という社会問題と自動運転が結びつく形となりました。

 モーターショー 自動運転も人間主役で

モーターショーの報道向け公開が始まった初日、宮崎市中心部で軽乗用車が歩道を暴走し、歩行者ら七人が死傷する痛ましい事故が起きていた。運転者は七十三歳の男性。因果関係ははっきりしないが、認知症の症状もあったという。

認知症の方に免許を返納してもらう、ご家族が車を運転しないように目を配るということはもちろん重要です。しかし、介護をするご家族も高齢であり、若い世代は仕事や学校に外出していると、常に目を配っていることは難しい状況でしょう。特に車がないと生活が不便な地方では、車を手放す勇気を持てない高齢者やそのご家族も多いのではないかと思います。

今回は、こうした高齢者とその家族にとって自動運転車が事故防止につながるのかどうかを考えてみたいと思います。

自動運転の分類は5段階

自動運転は米運輸省国家道路交通安全局(NHTSA)により自動化のレベルが5段階に分類されています。

レベル詳細
0 運転手がブレーキ、ステアリング、スロットル、原動力を常に自ら完全にコントロールする。モニター等があっても自動制御できなければレベル0。
1 運転手は主操縦系統である車間距離自動制御やブレーキ、スロットルなど限られた権限を単独で自動制御できる。運転手が物理的に運転から解放されるものではない。
2 自動ブレーキ、走行車線維持、車間距離自動制御などの機能を同時に作動させることで、ハンドル、ペダルを同時に離して運転することが可能。たとえば、高速道路の中央車線を自動で走り続けることなどが可能になる。
3 運転手は一定の交通条件の下で運転をすべて自動車に任せることが可能。自動運転を維持できない状況も、運転手が手動に切り替える時間的余裕をもって信号を送ることが可能な自立走行車。
4 運転者が目的地や運行支持をインプットするだけでいかなる運転もしない。有人と無人があり安全運転の責任はすべて自動走行システムにかかる。

現在開発が進んでいる自動運転車のレベルはすべてレベル1の段階です。レベル4までの道のりが遠いたためか現状では「安心安全に人間が運転できるためのサポート」がほとんどの日本車メーカーの目標となっているようです。しかし、この目標から団塊の世代が後期高齢者となる10年後には、高齢者や障害者、認知症患者でも安心して自動車を運転することができる時代が来るのではないかという期待も生まれます。

軽自動車の自動運転化で高齢者の生活は変わる?

自動運転車の技術は、すでに高級車で先行して開発されています。平成26年には富士重工が前方を走る車との距離に合わせて減速や停車を自動で行うレヴォーグを発売しています。また自動ブレーキの開発なども各社高級車から先行して取り入れられています。

しかし、今回の東京モーターショーでは、トヨタ自動車が「自動運転車は高齢や障害などで、運転をあきらめざるを得なかった人の移動を自由にする」と、生活の中で運転をサポートしていく方向性を打ち出しています。

もし、自動運転車が高級車ではなく軽自動車やコンパクトカーで実現すれば、生活に身近な足代わりの車として普及する可能性も出てきます。レベル1やレベル2の自動運転であっても、運動機能や認知機能が衰えた高齢者の運転をサポートし、安全性が増すでしょう。

自動車保険のリスク区分に与える影響は?

自動運転の軽自動車やコンパクトカーが普及した場合、自動車保険のリスク区分はどのように変わるでしょうか?

先に走行距離や運転技術で保険料が変わるテレマティクス保険についての記事を書きました。

ドライブレコーダー等で運転技術を分析し、安全なドライバーの保険料をより安くしようというのがテレマティクス保険の一つの形でした。しかし、通信機器等の技術開発にコストをかけている間に自動運転の技術が普及すれば、運転技術と事故率の関連性は低くなるでしょう。そうなると運転技術が上がれば自動車保険の保険料下がる、というテレマティクスクス保険の考え方自体に矛盾が生じます。

テレマティクス保険は自動運転が完成するまでの過渡期の保険なのか、自動運転の完成があるのかないのか気になるところです。

レベル4へGoogleの挑戦

自動運転車の究極は人間がいなくても目的地に安全につくことができるレベル4の実現です。レベル4の実現は不可能ともいわれている今、実は最も実現に近いところにいるのは自動車メーカーではなくGoogleだと言われています。

すでに2009年以来10台以上の実験車を開発し48万キロを走行。高速道路以外の公道でも走行実験を行い、6年間に起きた事故は自らの原因ではない「もらい事故」16件のみ。車ではなく車に乗っていない周囲の人的ミスが原因だそうです。

もし、Googleの試みが完成すれば、車はロボット化し運転自体に人間は必要ないことになります。

こうした完全なる自動運転化は認知症の方の事故防止につながるかもしれませんが、「車を運転する」という価値観自体が変わってしまう気もします。運転手として人間が車を操っていた時代から、いつしか人間が車に支配される時代に・・・。Googleの走行実験を通して車と人間とのかかわりを深く考えさせられることになりそうです。

参考

2015年11月20日   保険ジャーナル (ブログ)


水中運動通じ機能回復支援 京都・向日のサークル発足10年

2015年11月21日 01時44分02秒 | 障害者の自立

 水中運動を通して、障害のある人やお年寄りの機能訓練をサポートする京都府向日市のボランティアサークル「めだか」が、発足10年を迎えた。利用者の安全に配慮しながら、どうすれば効果的かを研究する日々。9月には府知事表彰も受賞した。マンパワー不足という課題もあるが、「できるところまで続けたい」と意気込んでいる。

 「めだか」は2005年に発足し、毎週月曜に同市鶏冠井町の市民温水プールで活動している。スタッフ10人が半身不随や全盲の障害者らの体を支えながら、水中での屈伸やウオーキングなどの運動を手伝う。利用者それぞれに違ったメニューを作っているほか、ウオーキングは一般利用者と同じ場所で行うため、体がぶつからないように安全にも注意を払っている。

 陸上での運動に比べて関節などへの負担が軽減されるため、利用者から好評という。昨年12月から参加している小西初子さん(58)=京都市伏見区=は「ジムと合わせて利用しているが、右足に筋肉がついてきたと思う。あとは泳げるようになりたい」と語る。

 毎年度末には研修会を開き、効果的な水中運動の方法などの研究を重ねている。会長の藤田雄三さん(74)=同市森本町=は「劇的に体が良くなった人もいるし、喜んでもらえるとやりがいがある。これからも利用者一人一人に合った運動を考え、実践していきたい」と話している。

 利用者とスタッフを募集している。利用者の会費は月額500円(別途プール利用料が必要)。問い合わせは市ボランティア活動センターTEL075(932)1961。

「めだか」のメンバーに体を支えられながら屈伸運動を行う利用者(向日市鶏冠井町・市民温水プール)

【 2015年11月19日 】   京都新聞

 

「デマンドバス」快走 3年目も利用増 利便性が浸透 停留所新設など奏功

2015年11月21日 01時38分57秒 | 障害者の自立

 【安平】町民の自宅前と町中心部を結ぶ予約制の乗り合いバス「デマンドバス」の利用が好調だ。2013年度の本格運行から利用者数は順調に増加。本年度も前年度を上回る見込みで、町は「まちなかの活性化にもつなげていきたい」と話している。

 町によると、デマンドバスの利用者数は初年度の4037人から、14年度は4423人に増加。事業が徐々に浸透した本年度の利用者数は、10月末までに2442人に達しており、「前年度比で5%増程度の見込み」(町企画財政課)という。

 利用者の中心は高齢者で、病院や公共施設に向かう人が多いという。自宅前で乗り降りできる利便性の良さに加え、利用者の需要に応じて、金融機関前に新たに停留所を設けるなどの改善が功を奏している。

 デマンドバスの事業主体は町商工会で、町内二つのハイヤー会社が早来・遠浅、追分・安平の各地区を分担し、計4地区でそれぞれ一日往復10便を運行。10人乗りワゴン車が、利用者の自宅前と各地区中心部の停留所を結んでいる。

 町内では以前、無料巡回バスが走っていたが、利用が少なかったことから、運行の効率化と利便性向上のため、試験運行を経て13年4月から予約制のデマンドバスに切り替えた。

 町商工会で利用登録の上、早い時間の第1、2便は前日までに、それ以外の時間帯は1時間前までに予約して利用する。料金は片道で中学生以上300円、小学生150円。高齢者や障害者の助成制度もある。

 町企画財政課は「利用方法が煩雑との声もあるが、巡回バスと違って自宅前から利用できるため、『交通空白域』がなくなった面もある。利用が伸びていることは歓迎したい」としている。

2015年11月21日    北海道新聞


転職前に徹底理解!あなたの将来を左右する「退職金」と「年金」の仕組み

2015年11月21日 01時18分54秒 | 障害者の自立

例えば、今の勤め先で定年まで勤め上げたとしても、その後の心配として残るのは「退職金」と「年金」の問題です。それらのお金こそ、老後に働けなくなった時の命綱。20代の方にとってまだまだ先の話とはいえ気になるところですね。自分の将来を理解するために、退職金や年金の仕組みを知ることからはじめてみましょう。

退職金は必ず出るもの?

退職金制度は労働基準法などで明確に決められたものではなく、原則として企業の自由です。就業規則に記載されていることが多いため、確認をしておく必要があります。

退職金には「一時金」と「年金(企業年金)」があります。一時金は退職時にまとめて一括で受け取る方法です。それに対し年金は退職後に定期的に支給される年金払いで受け取る方法となります。

会社によっては年金のみと定めていることもあります。一時金に比べ、年金方式の退職金は年金のように隔月いくらという形で指定口座に振り込まれますので、計画が立てやすいというメリットがあるものの、まとまった資金が必要となったときに不便という面も否定できません。

なお、退職金は「必ず出るもの」とはいいづらくなってきているのが現状です。厚生労働省の調査では、退職給付(一時金・年金)制度があるのは75.5%の企業です(※)。1,000人以上を雇用する大規模な企業で93.6%、一方で30~99人の中小企業では72.0%とその割合は減っていきます。

退職金の準備方法は「社内準備」が64.5%と最も高く、業績と退職者のバランスで見直しを検討している企業も少なくないようです。同調査では、「今後3年間で退職一時金制度の見直しをする」とした企業のうち、21.1%は「算定基礎額の算出方法の変更」を挙げています。

なお、自己都合退職の場合や勤続年数が少ない場合は、退職金が出ないケースもあります。20代のビジネスパーソンは、次の転職先が決まるまでの生活費として無計画にあてにせず、自社の就業規則をよく確認しておきましょう。

国民年金とは?

国民年金は、国民全員で支える仕組みであり、日本国内に在住する20~60歳までの全ての人が加入するもの。会社員として勤めている間はお給料からの天引きという形で払い込みをしています。給与明細に「厚生年金保険料」という項目しかなくても、国民年金の保険料も含まれています。

この国民年金は、ただ単に老後の生活を支えてくれるだけではありません。病気やけがによって障がい者と認定された時に支払われる「障害者年金」、被保険者が死亡した時に残された家族に支払われる「遺族年金」が含まれています。老後だけでなく、人生の一大事にも対応しているのが国民年金です。

会社員であるなら「国民年金+厚生年金」の二階建て

会社員として勤める間は、実は国民年金と厚生年金の二階建てで積み立てを行っています。この厚生年金は、会社と個人の両方で掛け金を拠出している年金のこと。お勤めをしている間は単純計算で二倍の備えをしていることになりますから、将来の不安が軽くなるという仕組みです。

一方、自営業者は国民年金の一階部分のみ。どうしても将来が気になる……という慎重派の方には、小規模企業共済などの制度に加入したり、会社勤めを続けることによって将来のリスクを減らすことが可能です。

企業によっては、二階建て以上に年金を掛けているところもある

先に「会社員は国民年金+厚生年金」の二階建てとご説明しましたが、会社によってはさらに年金額を増やすために、三階部分を上乗せしている企業があります。この三階部分は、厚生年金基金、確定給付年金、確定拠出年金(401k)の3種類があり、一般的には総称して「企業年金」と呼ばれています。企業によりどの種類の年金を採用しているかが異なるほか、金額の拠出の仕方も、会社が全額負担の場合や個人が出している場合、半々の場合と企業によりさまざまです。自分の会社がどの制度を採用しているかは人事・総務に聞いてみるといいでしょう。

最近よく聞く「401k」って何?

三階部分を補強する方法として最近多くなっているのが「確定拠出年金」(通称401k)と呼ばれる制度。この401kとは、その名の通り、拠出額(掛金)を確定し、運営管理機関が提示する金融商品の中から運用リスクを理解した上で、個人責任により資産を増やすことをめざすものです。この中でも、企業が資金を提供し、社員が合意したルールに則って運用する企業型と、個人で掛け金を用意する個人型があります。

企業型、個人型いずれにせよ自分の判断で運用するものですから、投資のリスクも自分で負うことになります。ときには元本の保証がないことがあることを覚えておきましょう。

まとめ

今は勤めていることからさほど不安は感じなくても、将来に漠然とした不安を抱かざるを得ない……そんな20代の方も少なくありません。少しでも多く将来の自分への贈り物を残したいのならば、退職金制度や年金、401kの仕組みを知っておくことがとても大切。今後、制度の変更も予測されますので、少しずつでも貯蓄をすると同時に、情報のストックを増やしていきましょう。

2015.11.20    キャリタス転職PRESS (ブログ)