ゴエモンのつぶやき

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現東京都北区議員の斉藤りえ、母との確執や子育て、障がいとの向き合いを告白

2016年05月13日 10時37分28秒 | 障害者の自立

 元筆談ホステスから東京都北区議員になったシングルマザー斉藤りえが、母との確執、子育て、障がいとの向き合い方をありのままに告白した『ありのままに。 筆談議員ママ奮闘記』が、2015年10月21日(水)に発売される。

 筆談ホステスとして銀座NO.1になった後、その半生を描いた『筆談ホステス』が、累計39万部のベストセラー。その後、北川景子主演でTVドラマ化されるなど、大きな話題と注目を集めた斉藤。そして、2015年4月26日施行の東京都北区区議会議員選挙では、過去最多の6,630票を獲得しトップ当選を果たした。同書では、斉藤が人生の岐路でどのような決断をしてきたかを、ありのままに記している。

 母との確執や、ハンディキャップを抱えての子育て、そして障がい者に対する社会への取り組み。聴覚障がいを持ちながら議員であり、一児の母である著者が、シングルマザーとして強く生きる姿勢は、おなじ働く母親たちに元気や勇気と希望を与えてくれる。また、著者の体験や政治家としての取り組みを知ることで、障がいを持つ人に対しての理解や応援の仕方についても考えさせられることだろう。

<もくじ>
・母からの手紙
・母の手紙を読んで まえがき
・第一章 母との確執を越えて
・第二章 障がいのある私の子育て
・第三章 障がいと向き合うこと
・第四章 議員としてのこれから
・さいごに

■『ありのままに。 筆談議員ママ奮闘記
著:斉藤りえ
価格:1,300円(+税)
発売日:2015年10月21日(水)
発行:KADOKAWA

斉藤りえ
1984年青森県生まれ。31歳。一児の母。1歳の時に病気により聴力を完全に失い、聴覚障がい者となる。ハンディキャップを持ちながらも、「人と関わることが好き」という信念から様々な接客業に挑戦。銀座の高級クラブ勤務時に、筆談を生かした接客で「筆談ホステス」として話題になる。半生を描いた書籍『筆談ホステス』はドラマ化もされ、“障がい者と社会”について考えるきっかけになったと高い評価を得る。2015年5月より東京都北区議会議員。2020年東京パラリンピックに向け、「心のバリアフリー」を実現すべく活動中。

2015.10.19   ダ・ヴィンチニュース


障害は個性なのか? 「発達障害=脳の個性」と捉える新たな教育法とは

2016年05月13日 10時25分09秒 | 障害者の自立

 多様性がある柔軟な社会がよしとされている。怒りっぽい人、忘れっぽい人、少し空気が読めない人などさまざまいるが、ひとクセある大人たちが肩を寄せ合って社会を形成している。たとえば、怒りっぽい人は熱心な人、忘れっぽい人はおおらかな人、少し空気が読めない人は自分をもっている人、といった具合にポジティブに解釈すると、人間関係が円滑にいって、せせこましい社会でも比較的、生きやすいのではないだろうか。

 さて、少子化や教育改革などで、個を尊重した教育が進められている。伸び伸びと育つ子どもたちがいる一方で、ADHD(注意欠陥・多動性障害)、ディスレクシア(学習障害の一種で読み書きが困難)、自閉症など障害をもつ子どもにとっては、依然生きづらい、窮屈な環境であるのも確かだろう。障害は個性なのか。このような議論は、あちらこちらで見る。

 確かに、障害をもつ子どもたちは、いわゆる「普通の子ども」とは違う面があるらしい。勉強に集中できなかったり、コミュニケーションをとるのが苦手だったり。ある程度は勉強に集中できるのが普通だ、コミュニケーションがとれるのが普通だという、今の子どもたちの平均値に照らし合わせてみれば、障害をもつ子どもたちには足りないものが目立つ。それは「負」の面である。そこで、大人は環境を整えたり、専門的な治療を行ったり、投薬したりするわけだが、『脳の個性を才能にかえる 子どもの発達障害との向き合い方』(トーマス・アームストロング:著、中尾ゆかり:訳/NHK出版)では、全編を通じて発達障害を「脳の個性」として解釈する。

 断っておくが、本書は多様性という考え方をかつぎ出して、精神疾患を美化しようというものではない。「脳の多様性」という言葉は、すでに10年前から欧米で使われており、本書ではこれを科学的根拠も踏まえつつ「脳の個性」として見直すことで、それぞれの障害(ADHD、自閉症、ディスレクシア、気分障害=うつなど、不安障害、知的発達の遅れ、統合失調症、の7種の脳)を冷静に分析、理解する。そして、子どもに合う新しい教育のあり方を考えていく。

 例えば、ADHDの場合は「落ち着きがない」「注意散漫」という特徴が見られることが多い。学校では、そわそわとしてときに授業中であっても立ち歩く、忘れ物が多い、衝動的に話に割り込んでくるなどの子どもは「多動」と見られる。現実問題として、授業が停滞することがあれば、手段を講じざるを得ない。場に馴染めていないのだ。しかし、場が教室ではなく、たとえば南太平洋諸島であったなら。本書によると、プルワット文化圏は500の島にわかれており、舟で島から島へ渡る能力が高く評価される。注意がさまざまにいくADHDの才能は、大洋に出たときに水平線に見え隠れする小さな島影を見つけるのに役立つだろうと推測している。障害が才能に変わり、生活に生かせるのだ。

 脳の発達の遅れに起因はするものの、同年代の子どもと比べ遊び心があり、自発性に富み、ユーモアがあるとされるADHD。著者は、障害というものは生まれた時代や場所、そのときの価値観や美徳などで位置づけが大きく左右されるとしている。

 とはいっても、現実は生まれた時代や場所、そのときの価値観や美徳などに一人ひとりが合わせなくてはならない。と同時に、本書が提唱するのは「障害という個性的な脳のニーズに合わせて、まわりの世界を修正すること」。ADHDの特性を正しく理解すれば、現代の都会であっても、訪問販売員、音楽療法士、新聞記者、消防士、設計士、トラックの運転手、農業従事者など、さまざま仕事に従事できるばかりか、一級の才能を発揮できるだろうと予言している。

 障害をもつ人を社会にとっての「金の卵を産む鶏」に変えるのは、社会を構成する人間すべてであるという主張に、無限の可能性と希望を感じ取ってほしい。

『脳の個性を才能にかえる 子どもの発達障害との向き合い方』(トーマス・アームストロング:著、中尾ゆかり:訳/NHK出版)

2015.1.23   ダ・ヴィンチニュース


障害のある子に親が残せる最大のプレゼントとは

2016年05月13日 10時18分54秒 | 障害者の自立

 障害のある子は、「親なきあと」の生活で、どのくらいのお金が必要なのだろうか。親は、どのようにしてお金を残し、渡していけばよいのだろうか。
 『障害のある子が「親なきあと」にお金で困らない本』(渡部 伸/主婦の友社)の著者は、講演での質疑応答やアンケートで寄せられる悩みの多くが「お金に関すること」だと明かす。

 障害のある子を持つ親が、「この子は障害のために働けそうにない」「働いても健常者と比較して収入が少なかったり不安定だろう」という不安を持つのは当然のことだ。そのため、多くの親が「できるだけたくさんのお金を残してあげたい」と考える。

 しかし、本書は、「必要以上のお金はいらない」と断言する。なぜか。本書によると、一つ目の理由は、障害者はさまざまな場面で福祉の支援を受けられるため、最低限の生活は守られること。二つ目の理由に、子どもが資産を持つことで使いすぎ、かえって借金をしてしまったり、騙し取られたりするリスクが増すことを挙げている。

 よって、「できるだけ多くお金を残したい」と考える必要はないというのが、実際に障害のある子の父親である著者の主張だ。

 とはいえ、親が生きている間にわが子にしてあげられることは、いくつかある。本書は、「親なきあと」に子どもがお金で困らないための5つのポイントを掲げている。

【「親なきあと」に子どもがお金で困らないための5つのポイント】
(1)定期的にお金の入る仕組みを用意する(年金、手当、信託など)
(2)そのお金が子どもの生活に使われる仕組みを用意する(成年後見、日常生活自立支援事業など)
(3)生活の場=住む場所を確保する
(4)入院のリスクに備えて医療保険に加入する
(5)困ったときに頼れるルートを確保する

 とくに、本書は(5)の重要性を強調している。障害のある子の将来を見通して、すべての準備を親や家族だけで整えておこうとすると、負担感でつぶれてしまうという。そうならないために、さまざまな支援者を巻き込むことを勧めている。

 たとえ、親がいなくなっても、子ども本人ができるだけたくさんの人々と接点を持ってさえいれば、世話は周囲の人々が見てくれる。そのくらいの温かみを社会は持っているし、人々とのつながりが「親なきあと」の最大のプレゼントだと信じつつ、今できることから準備を進めて欲しいと、本書は願っている。

『障害のある子が「親なきあと」にお金で困らない本』(渡部 伸/主婦の友社)

ダ・ヴィンチニュース  5月12日


活断層上の県有6施設「早めに移転」…知事表明

2016年05月13日 10時11分46秒 | 障害者の自立

 山形県民が利用する県有施設6施設が活断層上にある問題で、吉村知事は10日の記者会見で、移転時期について「老朽化ぎりぎりまで待つのではなく、予算の中で、できるだけ早く取り組むのが望ましい」との考えを明らかにした。

 県は当初、6施設について、改築時期に移転する方針を示していた。

 活断層上にあるのは、山形盲学校の寄宿舎(上山市)、寒河江警察署(寒河江市)、精神障害者施設「みやま荘」(河北町)、置賜農業高校の温室など(川西町)、庄内農業高校の体育館など(鶴岡市)、新庄警察署(新庄市)。最も古い建物は庄内農業高校の施設の1966年度で、最も新しいみやま荘で99年度。

 県は施設改築の参考にするため、2012~13年度に活断層の両側50メートルにある施設を調査していたが、県庁内部の資料として一般に公開してこなかった。吉村知事が4月28日の会見で活断層上に6施設があることを明らかにしたが、施設名を公表したのは今月9日だった。

 吉村知事は、「みなさんの安全安心が大事。(28日の時点で)全てを公表しておくべきだった」と述べた。

2016年05月11日 19時03分 Copyright © The Yomiuri Shimbun



性暴力被害者の支援に関する法律案を国会提出へ 次の内閣

2016年05月13日 10時09分23秒 | 障害者の自立

 民進党は10日夕、「次の内閣」(NC)会議を国会内で開催し、性暴力被害者の権利利益の保護を目的とする「性暴力被害者の支援に関する法律案」を了承し、民進・共産・お維・生活・社民の5野党共同で国会提出することを決定した。

 同法案は、各都道府県1カ所の性暴力被害者のワンストップ支援センターの設置を促進するなど、性暴力被害の特性を踏まえて被害者支援に関する施策を総合的、計画的に推進し、性暴力被害者の権利利益の保護を図るという内容。

 会議ではこのほか、民進党議員立法で、国外犯罪行為により不慮の死を遂げた日本国民の遺族に対する弔慰金の支給について定める「国外犯罪被害弔慰金等の支給に関する法律案」と、情報公開制度が国民の知る権利を保障する観点から定められたものであることを明示し、同制度を充実した内容にするための「行政機関の保有する情報の公開に関する法律等の一部を改正する法律案」――の2法案を議員立法登録、審査し了承した。自民、公明、こころ、元気、無所属クラブ、改革提出の「女性の健康の包括的支援に関する法律案」に対する民進党修正案」について中間報告を受けた。

 また、超党派議員立法の「発達障害者支援法の一部を改正する法律案」には賛成、「がん対策基本法の一部を改正する法律案」には賛成のうえ、最終文案を山尾志桜里政調会長と川田龍平NC厚生労働担当に一任することを決定した。衆院農水委員長提案の「真珠の振興に関する法律案」を議員立法として登録した。参議院ODA特別委員会提案の「G7伊勢志摩サミット、第6回アフリカ開発会議(TICADⅥ)及び『我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ』に向けた我が国の開発政策に関する決議(案)」には賛成することを決定した。

 政府提出の「平成26年度一般会計国庫債務負担行為総調書」及び「平成26年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書」は不承諾、「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法(再エネ特措法)等の一部を改正する法律案」には賛成、同じく政府提出の「外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律案」と「出入国管理及び難民認定法の一部を改正する法律案」の2法案については修正を求めることとし、その結果への対応は山尾政調会長、井出庸生NC法務担当に一任することを決定した。原子力委員会委員等の7機関の国会同意人事についてはNC担当部門会議の審査結果を了承した。

 山尾政調会長から沖縄の歴史・文化・社会構造等の研究、沖縄振興策の検討等を行うことを主な目的とする「沖縄研究会」(細野豪志会長)設置が報告された。

 民進党企画広報局  2016年05月10日