ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

ホーム転落死から1年、妻が明かす「あの日」

2017年08月17日 01時33分04秒 | 障害者の自立

 1年前の8月15日、盲導犬を連れた視覚障害の男性が地下鉄のホームから転落して亡くなりました。痛ましい事故を二度と繰り返さないために何が必要なのか。男性の妻が取材に答えてくれました。
 それは去年の8月15日のことでした。品田直人さん(当時55)は、盲導犬と共に、職場から帰る途中、東京メトロ銀座線「青山一丁目」の駅のホームに転落しました。妻・直美さんは、それを会社からの連絡で知りました。その日は直人さん55歳の誕生日でした。

 「ちょうど私は娘たちと一緒に、主人の誕生会、誕生を祝うために買い物をしてた。その日に限って不思議と会社出る前に電話が入った本人から。これから帰るよーっていう電話が入って、私はびっくりした。それが最後の会話でした」(直人さんの妻 品田直美さん)

 直人さんは、入ってきた電車にひかれ亡くなりました。

 「最初の頃は夢の中を歩いているような感じ。突然いなくなったということを頭では感じていても、どうしても心で受け止めきれない部分があったり」(直人さんの妻 品田直美さん)

 妻の直美さんと子ども4人の6人家族。40歳の頃、視野が狭くなる難病にかかり、ほとんど見えなくなりました。

 「中途失明なので、私には想像しきれないほどの葛藤があったと思う。どうしても家にいることが増えていたが、盲導犬が与えられたことで外に出やすくなりました」(直人さんの妻 品田直美さん)

 なぜ、直人さんは転落したのか。数か月後、直美さんは、東京メトロから事故の説明を受け、当時の映像を見せてもらいました。直人さんは、ホームの端、白線の外側を歩いていました。そこで駅員が「白線の内側に下がってください」とアナウンス。直人さんは左手で何かを触ろうとしますが、そこには何もなく転落してしまったのです。

 「(普段は)必ず乗るときに左手をあげてドアを確認しながら乗っていた。事故当日も同じ形でした。改札を通るときに反対側の電車入ってきた音が、 自分の乗る電車が入ってきたと間違って聞き取ってしまったのではないかと」(直人さんの妻 品田直美さん)

 反対側のホームに入ってきた電車の音を聞いて、自分がいるホームに電車が来たと勘違いしたのではないかと直美さんは言います。ホームドアはありませんでした。

 全日本視覚障害者協議会の理事長をつとめる田中章治さん。品田さんの事故を受け、青山一丁目駅に調査に行きました。ホームドアが無いこと以外にも、2つの大きな問題点があるといいます。

 「点字ブロックを地下鉄の柱がふさいでいて、それが8本くらいあった」(全日本視覚障害者協議会 田中章治理事長)

 日本で最初につくられた銀座線は設計が古く、ホームの幅も3メートルほどしかありません。このため、柱が後からつけられた点字ブロックを一部で遮っているのです。
 「盲導犬は50センチぐらいのところまでずっと線路に近づいてまわりこんだということがあって、かなり我々にとっては危ないなと」(全日本視覚障害者協議会 田中章治理事長)

 そして、もう1つ感じたのが「反響音」の大きさです。天井が低い上に狭いためか、他の路線よりかなり大きな音がしたといいます。
 「あれだけひどい反響音はないですね。駅のアナウンスがありますが、電車が入ってきた瞬間にかき消されて、何を言っていたか分からないようなことが起こりうる」(全日本視覚障害者協議会 田中章治理事長)

 メトロでは7月末時点で、ホームドアが設置済みなのは179駅中88駅とおよそ5割。事故を受け、計画を一部で前倒しし2025年度までに全駅での設置を目指しています。

 「ホームドアが急速に増えていることを見たし、声掛けをしていきましょうというポスターが貼られたり、主人が天国でそれを見て喜んでるんじゃないかなと感じています」(直人さんの妻 品田直美さん)

 一方、全国の鉄道会社に目を向けると、設置の目安となる利用者数1日10万人以上の駅での設置率は3割強にとどまるなど対策が急務です。

 視覚障害者の田中さんは、ホームドア設置とあわせて、ソフト面での対策の充実を求めています。
 「(駅員は)『そこの盲導犬の方止まってください』と、危険が迫っている場合は的確な指摘をしていただきたい」

(全日本視覚障害者協議会 田中章治理事長)
(2017/8/15日  BIGLOBEニュース


約2600万円を不正受給…指定取り消しへ

2017年08月17日 01時30分27秒 | 障害者の自立

長崎市で障害者支援を行う事業所が給付金を不正に受給していたとして指定取り消し処分を受けた。

処分を受けたのは長崎市で障害者の就労支援を行う多機能型事業所「ミント」。「ミント」は2013年2月から去年9月にかけ利用者が施設を利用した日数を実際より多く申告し、長崎市や時津町などからあわせて約2660万円を不正に受給していたという。市は運営する事業者に対し不正に請求された給付金の返還を求めている。

[ 8/15 15:41 長崎国際テレビ]

英エディンバラ大に進学する川田崇太郎さんに聞く

2017年08月17日 01時21分17秒 | 障害者の自立

 ■失敗恐れず世界にはばたこう

 同窓会で日本の友人と会うたびに、海外の友人と比べるとどこか失敗を恐れているところがあるなあ、と感じます。国民性なのか、未知の世界に飛び込むのが不安なのかなと思ったりもします。ぼくは不登校という挫折を経験しましたが、乗り越えることができました。だから挫折してもまた立ち上がればいいと思うのですが…。

 〈ニュージーランドの「中高一貫校」であるギャリン・カレッジを首席で卒業した川田さんだが、「大学では違う世界も見たい」と考え、英国・エディンバラ大学への進学を決めた〉

 留学するのが「怖い」と思っている人には、フレンドリーな国民性のニュージーランドはおすすめです。経験から言って人種差別や障害者の人たちに対する偏見はなく、治安も日本と同じくらいよい。中学・高校については欧米に比べて留学生への語学支援が手厚い学校が多いです。

 留学で「使える英語」を身につけることができれば自信につながり、職業の選択肢も増える。何より、ものの見方が変わります。

 たとえば海外の人が日本をどう思っているのかがわかってきます。逆に自分が、世界の国々の人たちについてステレオタイプに理解しており、実際はそうでない人も多いということに気付くでしょう。それからもう一つ、留学することによって日本がいかにいい国かということもわかると思います。

 2017/8/16  産経ニュース


「デフバレー」吉田さん、夢への挑戦語る

2017年08月17日 01時15分22秒 | 障害者の自立

聴覚障害スポーツ日本代表

■20日、佐賀市で講演会

 聴覚障害者のスポーツ国際大会「デフリンピック」(7月、トルコ)にバレーボール日本代表として出場した吉田翔さん=佐賀市=の講演会が20日午後5時半から、佐賀市の佐賀商工ビル4階大会議室で開かれる。主催する佐賀県難聴児親の会「ダンボの会」は、一般の聴講者も募集している。参加無料。

 高度難聴の吉田さんは中学時代からバレーに打ち込み、昨年は聴覚障害スポーツの「デフバレー」日本代表として、世界選手権に出場。今回のデフリンピックでも代表選出され、チームは7位に入った。普段は医師として勤務している。講演では吉田さんの生い立ちや自身の障害、デフリンピックの舞台などについて語ってもらう。

 ダンボの会の福田純子代表は「目標に向かって励んできた吉田さんの姿に子どもたちが勇気づけられ、『障がい』とは何かについて考える機会になれば」と話す。

問い合わせは福田さん、電話090(1512)1046。

2017年08月16日   佐賀新聞


声ひろば 2017年8月16日、水曜日

2017年08月17日 01時07分50秒 | 障害者の自立

障害者福祉に思う

【友永篁子、74歳、主婦、四万十町】
 私は42歳のダウン症の息子を持つ母です。先日、出生前診断の記事を複雑な思いで読みました。
 息子の出生時より診てもらっている老医師の所へ息子と一緒に行きました。先生いわく「この子は親孝行ですよ。この子がいたからこそ今のあなたがありますよ」。本当に感激しました。
 相模原の殺傷事件から1年、全国の人たちがおどろき、理不尽な行為を腹立たしく思った事でしょう。他方、出生前診断により陽性反応が出た人の94%が中絶されるそうです。医学は日進月歩しています。ダウン症以外の障害も分かる日も近いでしょう。
 「津久井やまゆり園」事件の容疑者やそれに賛同する人たちが、障害者はこの世の中にいても不幸でいらない人たちだと感じているとしたら、何と日本の障害者福祉施策は貧困だと思います。
 障害があっても生き生きと暮らしている事がまわりの人にも見て取れるような社会であってほしいものです。
 一人の命は皆同じです。みんなで肩寄せ合って生きる社会を望みます。

2017.08.16   高知新聞