多摩川雑学事典 by元林徹(文と写真)

名前の通り多摩川の話題ブログ。それとなぜか保守の立場から政治・社会も取り上げますのでこちらもどうぞ!

本当は種類が少ない? 多摩川中流の魚

2011-08-23 | Weblog
多摩川の水がきれいになって自然がよみがえった

と、いきなり大きな話を言い出しましたが確かに大筋ではそうでしょう

大昔みたいに洗剤の泡がブクブクなんてのはなくなったし(もっとも今でも探せばこれに近いのはあるよ)、野鳥やサカナも増えたでしょう

野鳥のことはさておき、中流を中心にお魚のお話です

結論から言えば、魚の数は増えたが種類は減ったというか回復していないのでは

確かにアユやコイの数は増えたでしょうが他の魚はあまり見かけない

すみからすみまで探せばおそらくいろんな種類はいるにはいるでしょう

だから種類が減ってはいない

しかし実感ベースでは種類が実に少ない。中流でウグイやタナゴを何十年も見ていないという話も聞きます

イリオモテヤマネコも一匹でもいれば絶滅していないのと似た理屈です

難しくいえば生物多様性は実質的に失われれているのである

アユが増えたにしても、極端に言えばバスやギルみたいな悪さをしない魚が増えただけとも言えます

こうなると護岸や水質から徹底して戻すしかなさそうですか、こっからさきは例の都知事にでもやってもらっては

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