日本とはと聞かれたらご皇室と陛下を挙げる保守の人は多いです。
それはそれでいいのですが武士道やサムライについてはあまり知らない。
何分「武」であり男気のような枝流にもつながるから、確かに戦後日本とそぐわない部分もあるからでしょう。
そこで、ですが、映画の『ラスト・サムライ』やクールジャパンみたいにまず形から入るのも一法でしょう。
ただそれでは理解は限られます。
それなら、ということで本となるわけですがまずは新渡戸稲造の『武士道』あたり。
『ラスト・サムライ』の武士道イメージもこの影響が大きいようですが、やはり元は外国人向けの英語の本なので形から入るやり方になりがちなのは仕方ない。
それなら山鹿素行あたりに行きますが、見当違いではないにしても観念的です。
むしろ歌舞伎などに出てくるサムライにその生き方と死に方があらわれている。
手っ取り早く知りたいなら最後のサムライとしてサムライの生き方と死に方を示した西郷隆盛。
『南洲翁遺訓』のような書き残したものを読むだけでなく生き方をたどった方がいい。
西郷のように生き西郷のように死ぬのがサムライ、ということです。
特にこの前も書きましたが明治六年政変から西南戦争での死に至るまでの生き方。
なお「侍ジャパン」を批判する左翼もいるようですが、ならば仲良しのお隣の国と一緒に両班朝鮮道でも作って起源主張でもすればいいのでは?