自動車部品大手のマレリが民事再生法適用を申請しました。
自動車部品では過去最大規模の倒産だそうです。
マレリて何ソレ?の人もいるでしょう。
もとは日本ラジエーターでバブルの頃にカルソニックに社名変更し、カンセイ(関東精器)と合併してカルソニックカンセイに。
日産子会社の部品大手で一時は売上1兆円超えまでいったが、日産が投資ファンドに売却。
その後イタリアの自動車部品メーカーのマレリと経営統合したがこの結果に。
ボッシュやデンソーと並ぶほどの自動車部品メーカーが、どこでどう間違って倒産したのかよく分かりません。
チャラい名前になってから展開が早いですが、名前は別として気になる一つは投資ファンドに身売りしたことです。
米国の株主は企業に短期で利益で出すことを求め、挙句に自国の製造業をダメにしてしまいましたが、その轍を踏んだとも考えられる。
それはさておき電子産業で日本は中韓台湾にシェアを奪われましたが、牙城の自動車産業でもこんなことに。
日本の基幹産業である自動車産業もウカウカしてはいられません。
そして最終商品ではない部品メーカーのようなモノづくり企業は消費者には目立ちませんが、日本経済を支えている。
岸田政権はそうした製造業強化の政策をロクにやっていないでしょうけれど、目立たないから無関心だった一般国民にも課題はあると思うがサテどうか?