多摩川雑学事典 by元林徹(文と写真)

名前の通り多摩川の話題ブログ。それとなぜか保守の立場から政治・社会も取り上げますのでこちらもどうぞ!

ガス橋のレトロな碑文

2009-09-15 | Weblog
写真は多摩川のガス橋の由来を書いてある碑文です。「古くは是れ多摩川の『平間の渡し』の地なり」とちょっとレトロな文体で始まるこの碑文、先に進むにつれて気合が入ってきて自由民権か二・二六事件か、決起趣意書みたいになって読んで楽しい

書き出しの辺では東京ガスが輸送管とともに橋をかけたのが始まりで、と淡々とガス橋の由来を説明していますが、書いていくうちにだんだんテンションが高くなってきたと見え、おしまいの辺は「ここに…白虹を永く武相の空に描く…」と感極まってきます

それで日付は昭和三十五年、とありますが、まだこの頃はこういう文章を書いていたんですなあ

ご意見・お問い合わせは→ genyomikai@nifmail.jp

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

仙川沿いのウォーキングコース

2009-09-14 | Weblog
この看板の写真、先日の仙川の話の続きと思って下さい。仙川のほとりには遊歩道があって、そこの橋の間の距離が細かく書いてあります。しかも104mとかメートル単位の詳しさで、丁寧を通り越してバカが付くのでは、という気もします。これで距離を確認していてコースタイムを考えたりしていたら、そっちに気が取られてかえってストレスになるのでは、と余計な心配をしたりしますが、まあ安心して歩ける目安では、と一応ほめておきましょう

ところで遊歩道の眺めですが、自分は一度しか通ったことがないのであまりよく分かりませんが、住宅地の中の道だからやっぱり…、というところであまり気合を入れて本格的なカメラなんぞ持って行かないほうがいいかもしれません

ご意見・お問い合わせは→ genyomikai@nifmail.jp

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

狛江の空高く秋の雲

2009-09-13 | Weblog
この写真、少し前のものですがまったくタイトルの通りで、特に申し上げることもございません。ただなぜ多摩川沿いでも狛江なのか引っかかるかもしれませんが、これも特に意味はありません。強いて言えば建物が密集して交通も多い下流よりも、やはり狛江あたりより上流の方がこういうムードにあうのでは、といったくらいです。このブログもここしばらく、こういう夏から秋へ移り変わる写真のお出ましとなりそうです

ご意見・お問い合わせは→ genyomikai@nifmail.jp

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

町の川にもサギがいる

2009-09-12 | Weblog
サギと言っても詐欺でなく野鳥の方です。カラスやウやカモメほど目立ちませんが多摩川にはサギもかなりいます。写真は支流で撮りましたが、ネコにうちネコと外ネコがいるように多摩川のサギにも支流サギと本流サギがいると見え、支流サギは住宅地に囲まれているので人間が近寄っても慣れていてあまり警戒しないようです

ところでこのサギはサイズはニワトリくらいですが、足が細いからもも肉はおいしくないがその代わりよく飛びまわるから手羽肉は地鶏みたいにしまってうまいだろう、などと考えながら撮影しました

ご意見・お問い合わせは→ genyomikai@nifmail.jp

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

仙川も多摩川の支流です

2009-09-11 | Weblog
京王線の駅名にもある仙川は多摩川の支流の野川に合流する川です。この説明でイメージが浮かばない人は、仙川と野川はチグリス・ユーフラテス川みたいな関係にあり、ペルシャ湾に相当するのが多摩川で、イラクにあたるのが世田谷区で、源流のトルコは調布だと思って下さい

さて、写真はその野川との合流点に近い仙川ですが、ご覧のように世田谷区の生活臭ムンムンで、自然満点の多摩川チックな雰囲気はまったくありません。ただ水質の浄化に努めた甲斐あってか水はきれいで野鳥も結構います。川沿いに遊歩道も整備されています。しかし折角のその水流も多摩川との合流点の二子玉川ですべてがパーになる、というのは以前ご紹介したとおりです

ご意見・お問い合わせは→ genyomikai@nifmail.jp

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

多摩川の自然放任地帯

2009-09-10 | Weblog
是政橋から関戸橋にかけての多摩川周辺はこのブログでよく取り上げますが、この写真も是政橋のまわりのワンパターンでまたまたご紹介しています

ここに限らずこの周辺は、川筋には浅瀬あり急流あり支流あり野鳥ありで変化に富んでいます。それに変な若者が草むらにいたりして意外性があって面白いですが、多摩川の風物詩の釣り人とホームレスさんはなぜか少ない

これには周辺の府中市や稲城市や多摩市が、関心がないのか面倒くさいのか公園としてあまり整備しないのも効いているのかもしれません。トイレやホームレスさんにとって必需の生活インフラの水道もあまりありません

対照的なのが二子玉川の兵庫島で、いたれりつくせりで整備していますが、整備し過ぎて多摩川の公園を通り越して都心の公園みたいになっている気もします

ご意見・お問い合わせは→ genyomikai@nifmail.jp

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「多摩川薄暮図」の謎

2009-09-09 | Weblog
この写真は多摩川の府中と稲城の境付近の多摩川で、上流の方にビルが小さくかすんで見えるのが聖蹟桜ヶ丘であります

ところでこれは単純に圧縮しただけですが、グラフィックソフトでいじれば日本画風に加工できる。聖蹟桜ヶ丘のビルを深山幽谷の寺の五重の塔に見立てて、「多摩川薄暮図」とか名付けて手前に文人墨客や落款を書き込むという具合です。うまい人がやればテレビの『何でも鑑定団』に出て来るインチキ掛け軸くらいに仕上がって、室町時代から伝わる秘宝などと称したら本気で信じる人もいるのでは

それにしてもこのあたりの悲哀と不運は、場所が府中や稲城なんぞにあることにつきます。もしこうした眺めが京都の真ん中の鴨川沿いにでもあったら、本物の名所旧跡になってそれこそ歴史上の名画に描かれ、京都ご自慢のスズメの涙みたいなケチでお上品なボリュームの飯や酒を何千円とかで出す料理屋もまわりにできることでしょう

ご意見・お問い合わせは→ genyomikai@nifmail.jp

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

武蔵野線貨物線多摩川鉄橋  多摩川百景

2009-09-08 | Weblog
この写真、府中本町駅の手前、武蔵野貨物線が多摩川を渡る鉄橋です。写真では目下注目の環境に優しいコンテナ列車が写っていますが、貨物船という割にはなぜかコンテナ車両をあまり見かけません

武蔵野貨物線というのは川崎からほぼ南武線に並行して府中本町まで走っていていると思いなせえ。ただ大体がトンネルや山の中を通っていて、首都圏では一番目立たない鉄道の部類ではないでしょうか。その点、この鉄橋は割合に人目につきやすい場所にあります

この鉄橋と並んで旅客の南武線の鉄橋も仲良く走っていて、その南武線は府中本町で旅客の武蔵野線に乗り換えでき、鉄橋のすぐ上流の多摩川の本流は二手に分かれていてそれに支流が合流して、と、とにかくこの辺はあれこれが複雑に入り組んでいるのであります

ご意見・お問い合わせは→ genyomikai@nifmail.jp

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

緑の草の季節も終わりです

2009-09-07 | Weblog
この写真みたいに多摩川の河原に草がウッソウと広がる季節もそろそろ終わりです。見おさめに出かけるかこの写真でもジックリ眺めておきましょう

写真のあたり、まったく除草をやった形跡がありません。ですから最大限に放置するとこのくらいはえてくるわけで、草はこれだけあるのになぜ木は茂らないのなどと関係ないことも気になったりします

農耕民族の本能か、雑草が茂るとセッセと除草したくなるようですが、草取りなんぞやってもこのくらいはえてられるとせんないもので、モンゴルの草原やアマゾンを誰が草取りするか、などとも考えたりもします

ご意見・お問い合わせは→ genyomikai@nifmail.jp

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

橋の下の日常的風景

2009-09-06 | Weblog
多摩川の橋の下、大抵はホームレスさんのお住まいがあって、なければ元気な若者たちの落書きがしてあります。休日とかは雨がふっても濡れないからかバーベキューをやる人たちもいます

ホームレスさんやバーベキューをやる人たちは、どちらもアウトドアの河原においてもなお安定的な生活にこだわる人たちです。しかし他に安定した居場所のないホームレスさんはさておき、アウトドアをやる人が雨に濡れないよう橋の下で、はチトおかしいんじゃないか。ついでに言うと橋のまわりは車をとめやすい、駅も近いというのもあるのではないか

アウトドアというのは安定した日常から抜け出してほとんど人間を見かけないようなところへ踏み込み、自然と人間にご迷惑をかけないというのがスジで、いくら自然が豊かでもまわりに人家の密集する多摩川の河原でそんなことやっておもしろいか、という気もしてきます。それにごみなんぞ悠久の自然の流れの中で消えていくくらいに思っているかもしれませんが、片付けるのは結局は地元の人です

多摩川でバーベキュー禁止は下流から始まったみたいですが、この分だと上流へも広がるのでは

ご意見・お問い合わせは→ genyomikai@nifmail.jp

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ときには多摩川の木のように…

2009-09-05 | Weblog
インパクトがある多摩川の巨木をときどき取り上げていますが、この木もなかなかの存在感があります。昔なら根元に水神様とかを祀ったことでしょうが、そういうのがないことからして樹齢はそれほどでないのかもしれません。もちろん人が植えた形跡はなく、まわりにライバルの木がなく、思い切り一本立ちでデカくなった感じです。別れの一本杉というか人生の起点か分岐点みたいでもあります

ただこの木が夏の風にそよぐのを見てどうのこうのと文学的・情感的なことを下手に書くよりも、この写真でも眺めてそれで気に入ったら実物を見に行くのが一番ではないでしょうか

ご意見・お問い合わせは→ genyomikai@nifmail.jp

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

多摩川の洪水のこと 考えてますかい?

2009-09-04 | Weblog
このブログでも二子玉川の護岸工事をときどき取り上げますが、この工事では国土交通省の洪水の想定水位や説明の仕方がもめる原因になっています。多摩川に近い私の辺では多摩川洪水ハザードマップという地図が配られますが、それによりますと、うちは堂々の浸水想定区域入りをしています。そうなるのも仕方ない部分もありますが、そうは言ってもいますぐ起きてもらっては困る

ところで最近増えている多摩川沿いのマンション、洪水のこと、売る方も買う方もちゃんと分かってやっているのでしょうか。特に売り手はそういう危険性をバカ正直に明かすとは思えない。増水した多摩川の写真入りで「大自然が身近に…」とかのキャッチを入れた分譲マンションのチラシとか、意外とインパクトがあって受けるかもしれません

ご意見・お問い合わせは→ genyomikai@nifmail.jp

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

多摩川の水辺で暮らすのは経済的?

2009-09-03 | Weblog
というタイトルでも別にホームレスをやりましょうと言っているのではありません。多摩川のこの写真、豊かな水量ですが、水面をしみじみとながめてもののあはれを感じるとかの話でもありません。都会の川ですからこの周辺にも結構な数の人家があるわけですが、近くにこれだけの水があると冷暖房の効果はどれほどあるか、とチト考えてみたくなる

常識的にいけば、これと同じ面積にビルが密集しているよりもかなり有利ではないか。理由を厳密に考えれば水の蓄熱効果がどうで風がさえぎられないのがどうで、河川敷の緑がインヌンカンヌン…とキリがないでしょうが、同じボロ家に住むにしてもかなり涼しそうです

ご意見・お問い合わせは→ genyomikai@nifmail.jp

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

早くも秋の空

2009-09-02 | Weblog
暑いの涼しいの自民党が負けたのと言っているうちに、多摩川の空には早くも写真のように高い雲が浮かぶようになりました

実際はこういう雲は夏でも見られるし、晴れていたら相変わらず暑いですがどことなく夏の気配が抜けて秋、というよりも季節の間の空白が広がり始めた感じです

夏の次には秋が来るのが当たり前ですが、他の季節と違い、どちらでもないこういう空白みたいな時間があるのがこの時期の特徴でしょうか

ご意見・お問い合わせは→ genyomikai@nifmail.jp

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

多摩川でモバイルPCを使うには

2009-09-01 | Weblog
と言っても携帯電話をショボショボ使うのでなく、モバイルノートPCを使うという意味です(携帯電話は携帯電話であってモバイルとは言わない?)。携帯と違って川沿いで使っている人を見かけないので余計にやってみたくなり実験した次第です

ところでいざ決行するとなると無線や有線のLANは使えるわけがないから、通信はデータカードになりその結果のご報告です。結論から言えば受信レベル(アンテナのマーク)は変な障害物がないから町中よりもかえって良好でしょう。しかし問題は画面に見にくさとゴミです

まず見にくさですが、日なたでは画面なんぞ見えるわけがないと木陰を探しましたが、それでも見えるには見えるが画面が情けないほど薄い。木陰といってもかなり明るいし、モバイルPCは携帯やデジカメの画面と違い、モバイルといっても室内を想定しているからでしょうな。それにまずこの木陰とか物影がそもそもそんなにありません

お次のゴミというのは室内では気にならなくても、PCをあけると草や砂ぼこりのような細かいゴミが結構舞っていて、長時間使うのはPCなあまりよくないのでは。それにベンチがなければ地べたにPCを置いたりするから、泥とかも気になりますな

というわけで結論を申しますと、大した用もないのに多摩川の河川敷で無理にモバイルPCなぞ使わなくていいのでは、とごく常識的な線となりました

ご意見・お問い合わせは→ genyomikai@nifmail.jp

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする