報酬の金額と生産性は結び付くか?ということですが、前回のブログでは、
結び付かないという実験結果をお伝えいたしました。
前回のブログでお伝えしたような成果主義を否定する実験が、アメリカで行わ
れたという事実は、驚くべきことです。
ブラックスバークの実験には、まだ続きがあります。
次は二つのグループに問題の解き方を分かりやすく図で説明した上で、初め
と同じように一方には無報酬、一方には回答の早い者順に報酬を与えるという
ルールで問題を出します。
すると、今度は上位者のみに報酬を与えると告げられたグループの方が早く
問題を解くことができました。
つまり、単純なルールと明確な答えがある作業では、インセンティブがある方
が生産性を高めることができるということを実験結果は示しています。
世の中の仕事には、アナゴリズム的な仕事とヒューリスティック的な仕事に
分けることができます。
アナゴリズム的な仕事とは定型的な労働集約的作業、ヒューリスティック的な
仕事とは知的な頭脳集約的作業です。
グラックスバーグの実験では、インセンティブは、ヒューリスティック的な仕事
では効果がなく、アナゴリズム的な仕事では成果を高めることができるという
ことになります。
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