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基金の解散が最終目標ではありません。その後どうするかが重要です。

2012-09-04 08:10:09 | 厚生年金基金

基金の解散が成立するまでは、いろいろな手続きが必要で、時間がかかります。

無事、基金の解散が行われて、基金の負担に悩まされることがなくなった、やっと
終わった

でも、基金の解散が、その企業にとっての退職給付制度の最終到達地点では
ありません。

基金の加算部分が内枠の場合は特にそうです。
外枠であっても、従業員にとっては、あてにしていたお金が少なからず減って
しまうのですから、何らかの手当てを行ったほうがいいでしょう。

脱退や代行返上でも同じことが言えますが、企業の退職給付制度の変更になる
わけですから、思い切って退職給付制度全体を再検討することをお勧めします。

基金に加入していると、その負担に気を取られ、企業の退職給付制度に問題が
あると分かっていても、その改定に着手できないでいる場合が多いと思います。

企業の現状(人事制度と財務状況)にあった制度に作り替えるチャンスです。
特に、財務から考える観点が重要です。

私は、退職給付制度改定の要は、財務状況の改善だと思います。
企業の業績の圧迫要因や不安定要素にならない制度を目指すべきです。

これまでの制度内容に疑問がおありの場合は、ご連絡ください。
適切な内容をご提案できると思います。

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