9月11日に開催された、厚生労働省の社会保障審議会企業年金部会では、
DB制度の改革について論議されています。
DB制度は、給付が決まっており、掛金と運用に関しては企業・事業主が
責任を持っている制度です。
一方、DC制度は、掛金が決まっており、企業・事業主は将来の給付現価
である掛金を負担しますが、運用は加入者である従業員が行う仕組みです。
DBでは、運用環境の悪化による積立不足が発生し、企業・事業主に
過剰な負担を強いることもあります。
この問題を回避しようと、「DBの弾力的な掛金拠出」や「リスク分担型DB」と
いった提言が行われました。
また、「集団運用型DCの導入」についても議論されています。
これらが、中小企業にとって使いやすいかということは、疑問です。
今まで以上に制度運営に負担がかかるような気がします。
具体的な内容については、また日を改めて書きたいと思います。