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個人型での掛金・積立金の運用・・・みかんの話の続きです。

2016-03-29 15:25:54 | 確定拠出年金・個人型

個人型DCでの掛金・積立金の運用で、まず、みかん=預貯金を
選んだ場合、日銀のマイナス金利の影響を受け、当然利息は極端に
少なくなります。

でも、自分は運用などということは、あまりしたくない。
みかんでも仕方がないという人もいると思います。

ほとんど増えないのですが、みかん=預貯金には、メリットが
全くないというわけではありません。

日銀のマイナス金利政策のあと、自宅用に金庫を買う人が増えたとか。
タンス預金では心配だから、金庫です。

みかん=預貯金は金庫だと思ってください。
普通の金庫だと、鍵があれば、自分以外でも開けられますが、
個人型DCは、自分だけが開けることのできる金庫です。

また、普通の金庫では、可処分所得(税金を払った後のお金)を
入れておくことになりますが、個人型DCでは、税金を払う前の
お金を入れることができます。

DC掛金には、所得控除があります。

金庫から出すときにも、DCでの積立金は、退職所得控除などの
所得控除が使えます。

と考えると、みかんは、必ずしも否定すべき選択肢でもなさそうです。