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確定拠出年金を使って老後生活資金を作る場合、リスクを取ることが必要です。

2016-08-09 11:04:38 | 確定拠出年金・個人型

先週のブログで、運用商品の違いによる積立額の計算結果を載せました。

預貯金だけを使った場合は、ほとんど増えません。
タンス預金をしているのと同じです。

もちろん、金融機関の預貯金ですので、タンス預金ではありません。
その金融機関に預けているわけですが。

元本480万円に対して、20年間で4,783円しか増えません。(1)

預貯金とリスク性の商品を組み合わせると、834,785円増えます。(2)

リスク性商品だけの場合は、1,860,128円増えます。(3)

※(1)、(2)、(3)は、先週に記事に記載しています。

となると、リスク性の商品を選んだほうがいいのかということに
なりますが、それは、どれくらいのリスク、ブレ幅を許容できるか
によります。

(1)の場合は、リスクはありませんので、ブレ幅はありません。

(2)の場合は、既に記事を書いています。
7月12日のブログです。

1年後に資産が、100万円から976,600円に目減りする可能性が
あります。

(3)の場合、つまりリスク性商品だけで運用した場合の1年後に
予想される最大損失率は、3.13%-2×3.91%=-4.69% です

100万円が953,100円になる可能性があります。

1年間に、どれくらいの損失なら容認できるかというのが、
運用商品を選ぶ場合のポイントになります。