テポドンの発射に関して日本経済新聞社が緊急出版した本である。2ヶ月ばかり前から、すでに日本とは、比べようもないくらい精巧なアメリカの情報通信衛星がその動きをキャッチしていたこと。そしてアメリカと連携しながら日本政府がその対応に苦慮したこと。韓国より早く経済封鎖等の厳しい処置を打ち出したこと。国連への提起や、それをめぐっての英仏、ロシア、中国の駆け引きなど息もつけない展開や、各国の思い込みがからんでの展開が詳しく描かれていて、緊急事態の様子がよく理解できた。
また、日本の防衛やテポドンを3段階で打ち落とす計画の可能性など、現段階での日本の防備の問題点なども描かれて危機意識をもつことができた。今後の報告も待たれる本である。
また、日本の防衛やテポドンを3段階で打ち落とす計画の可能性など、現段階での日本の防備の問題点なども描かれて危機意識をもつことができた。今後の報告も待たれる本である。