ワシントンで一流のアメリカ通の作者が情報を駆使し、「甦る大国日本」叩きが始まる危険性を最近の国際情勢から訴えている。
大陸間ミサイルの大増強やアメリカをねらう見えない兵器の開発を着々と進めて軍事強化に励む中国の現状に驚かされた。中国の市場に惹かれ、日本の外交の失敗によりアジアでの覇権に成功した中国への接近をはかるアメリカは、アジアを中国にまかせたがっているという。北朝鮮の核は怖くはなく、北朝鮮と韓国は中国の手先になるのではないか。ワシントンでは、日本専門家がほとんどいなくなって、中国通が大きな勢力をもっているという。やはり、軍事力なしの日本の外交は弱く見られがちであると作者は言う。
ブッシュの強行な姿勢により、確かにテロは少なくなったのかもしれない。ロシアの国家主義を強権的に進めるプ-チン大統領。ますます日本に難題をふっかけてくるかもしれない。やはり日本は自分で自分を賢く守っていかなくてはいけないのだろうか。リアルな国際政治の現状を知らせてくれる本である。
大陸間ミサイルの大増強やアメリカをねらう見えない兵器の開発を着々と進めて軍事強化に励む中国の現状に驚かされた。中国の市場に惹かれ、日本の外交の失敗によりアジアでの覇権に成功した中国への接近をはかるアメリカは、アジアを中国にまかせたがっているという。北朝鮮の核は怖くはなく、北朝鮮と韓国は中国の手先になるのではないか。ワシントンでは、日本専門家がほとんどいなくなって、中国通が大きな勢力をもっているという。やはり、軍事力なしの日本の外交は弱く見られがちであると作者は言う。
ブッシュの強行な姿勢により、確かにテロは少なくなったのかもしれない。ロシアの国家主義を強権的に進めるプ-チン大統領。ますます日本に難題をふっかけてくるかもしれない。やはり日本は自分で自分を賢く守っていかなくてはいけないのだろうか。リアルな国際政治の現状を知らせてくれる本である。