９条世界会議の報告会

５月４日から６日にかけて、東京の幕張メッセで開かれた９条世界会議の報告会が開かれた。
まず、青島弁護士から大会の様子がビデオで紹介された。全国から、集まった延べ１２０００人の人々。人、人のすごい波だった。７０００人収容の会場にはいりきれなかった３０００人は会場外で集会を開いたそうである。
高齢者から、若者までさまざまな年齢層だ。特に若者が多く集っているのは、すばらしいことだ。
９条を活用して世界中の戦争をなくそう、世界の平和を守ろうという人々がこんなに多いことに感心させられた。
外国からは、３１カ国、１５０名の参加。「非核・非暴力で平和を」「世界は９条を選び始めた」の動きが世界に広がるきっかけになればよいですね。
２年後は、コスタリカで大会が開かれるという。今からきっと行くと燃えている人もいた。
９条を持つ日本は現在、貧困率世界２位、軍事力３位だそうである。しかし、コスタリカは「海軍は魚で十分、空軍は鳥で十分・・・」と軍隊をもたず平和を維持しているという。
イラクで拉致され、日本中からパッシングを受け元気をなくしていた高遠さんは、雨宮さんに励まされ元気をとりもどしつつある。「私の命が助かったのは、９条があったからだと思う。９条がなくてイラクに日本が軍事進出していたら、殺されていたと思う。」と述べたという。
雨宮さんは、格差社会が進む日本では、今こそ憲法２５条の確保に全力をかけたいと言っておられる。最近貧困から、生きる為に自衛隊に入隊する若者が増えているという。危険で悲しいことだ。
一人一人が思いやりを持ってpeacemaker になり、自分のできることで行動していくことの大切さがわかった。
みんなでイマジンを歌った加藤登紀子のコンサートもとても盛り上がったそうである。
最後に、ワシントンDCのピースセンターの米人からの報告があり、９条のことをアメリカでもみんなに伝え、憲法改正までもっていきたいという発言があった。
９条ラーメンも売っていたので、おみやげにかってきた。雑穀でできたラーメンなのでとてもおいしいそうである。みなさんもいかがですか。