大好き!本・花・旅

日ごろ読んだ本や花、旅について綴ります。

富山県の土壌に残留する放射性セシウム

2016-11-07 17:47:15 | 文化

富山大学教授の丸茂克美教授の講演「富山県の土壌に残留する放射性セシウム~富山県の放射性セシウムが我々に教えてくれること~」がありました。先生は、学生たちと長年自費で富山県の土壌調査をしてこられました。

3・11福島由来のセシウムは立山連峰のおかげで、ほとんど影響がないということで、とても安心しました。しかし、山菜やクマの肉、ストーブの灰などからセシウムが出ているのは、1964年オリンピックの年に実施した中国の核実験の影響だそうです。どれだけ私たちは汚染されたかわかりません。恐ろしいことです。今も黄砂で汚染されているかもしれないということで調査中だそうです。

黒部峡谷や夢の平、神通川などとても高いところがあるのは、花崗岩の地形のところで、自然放射能だそうです。

茨城の子供園の汚染された土を、深く埋めて除染に成功したそうです。イタイイタイ病の土の中に閉じ込める成功例をもっと福島の人達は学んでほしいそうです。

豊洲問題にも関わっておられる先生は、地下水を取り除くシステムが10年しか持たないというところに問題があるといっておられました。70年ぐらいもつしっかりしたシステムを作ることが大切だそうです。私たちの質問の嵐にも丁寧に答えてくださって、私たちは安心できました。とても良い講演会でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする