枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

花芽茶が届いた。

2010年12月19日 | Weblog
 リエさんを始めとして、サンタさんにもりささんにも、花芽茶が無事に届いたようです。一安心しました。特上に歓んでくださって感激です♪テヘへ・・・。まあ、お茶パックに詰めるのは、確かに手間ですが、当然と言えば当たり前。それよりも分量を同じようにするのや、花芽を小分けにするのに、指がかじかんで、終わった後の冷たさと、ストーブの暖かさは格別でした。

 枇杷葉の作業が、冬場なのと、こういった薬草は、自然乾燥がいいので、その殆どが寒い時期です。味噌も同じで、寒の水が腐りにくいことからするのですから。旧暦の二十四節気と七十二候には、生活する上での大事な取り決めがあったようですね。月の満ち欠けや、満干潮の時間も、地球の自転と公転も、自然が導き出す現象も、宇宙の最もたる摂理なのかもしれません。

 そういった恩恵を与えてもらえる幸せは、人間にだけでなく、基より、地球に対するものでしょう。何か途轍もない、稜々とした深さ、澄み切った不思議さを感じます。私が自分でないような、そういった錯覚にも陥ります。同時に、人間の心の弱さも想うのです。傷害事件や、殺人事件の起きる度に、心が凍っていくようです。その痛みに切り裂かれるように感じます。

 先日、もらって帰った枇杷葉の枝、花芽の咲きそうなのを除けておき、後で花瓶に挿した。室内で、とてもいい香りがしている。リエさんは、外した葉をお茶で飲まれたそうだが、苦味があったとか。自然乾燥させてからのがいいよ。その苦味は、アミグダリンで、青酸カリに匹敵する猛毒です。これが、癌細胞をやっつけ、細胞を活性化させてくれるのです。

 鉈豆が、出物・腫れ物に効果があると書きましたが、何と、疣にも効くようです。枇杷葉茶を飲み続けると、体の内部にできる癌細胞を、皮膚の外に押し出して疣になる場合もあります。その出た疣には、鉈豆が効いたのです。疣のあった痕は残っていて、出ていた疣は消えたらしい。これには本人は無論のことですが、聴いた私は仰天したよ。自然のもたらす力って素晴らしい!

 災い転じて福となす。枇杷葉は、忌み嫌われる樹と言いますが、それは単なる偏見です。カラスが好んで食べたり、害獣と呼ばれる、ハクビジョンなどが、その餌にするからで、枇杷葉そのものには罪はありません。同時に、人間が森林を乗っ取るから、住処を失って餌を探しているだけです。どちらかと言えば、人間の自分勝手が間違っているのだ。自然は、地球は、人間だけの惑星ではありませんよ。

 山茶花と、長崎赤枇杷。東側に植えて、すっかり忘れていた。この左手の奥に、白枇杷がある。今年、初めて花芽をつけた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする