枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

ふたご座流星群

2010年12月14日 | Weblog
 今夜は流星群が観える。と言っても、上弦を過ぎているので、月の光が邪魔をする。午前0時を過ぎなければ、本格的には流れない。明け方まで観えるが、1時間に多ければ80個近くとぶこともある。その夜明け前には、金星と水星が輝いています。金星は、10日程前には、最大光度でした。今晩の8時前には、月と木星がきれいに並んで輝いていました。

 12月は、クリスマスというので、人工のイルミネーションを点けていますが、折角の夜空を観るには妨げになります。自然環境だのエコだのを言う割には、自然のもたらす恩恵を感謝しません。人間の愚かさですね。夏には冷房、冬には暖房の中では、自然破壊を進めているとしか思えません。趣味の問題かもしれませんが、一昔前までは、月を眺め、星を観て、明日の用意を考えたのです。

 そうして、季節の移ろいを身近なものと捉えて、暮らしをどうしていくか、其々に心算をしたのです。山に、畑に、田に出でて、知恵や経験を生かしてきたのです。熊や鹿に困りながら、猿に悩まされながら、助け合ってきたのです。それが今は、暗黙のルールが壊されてきて、害虫だの害獣と呼ばれて、人間の勝手で処分されている。住む場所を奪い、食べ物を失くしたのは、人間であるのに。

 今月の宇宙のイベントは、21日にある、皆既月食もそうです。双眼鏡があれば、とても観やすいでしょう。夜間の外は冷えます。防寒具に身を包んで観て下さい。懐炉もあればいいですよ。ちょっとだから、とか。車の中は温かい、などと思わぬように。況してや、慣れない山に行くのでしたら、下手すれば凍死します。くれぐれもご注意ください。楽しい夜を。爽やかな朝帰りをしましょう。

 リエさんとサンタさんに、冷酒と枇杷葉を送る。先日採って来た花芽が、とてもいい匂いをさせるので、枝ごと箱に入れた。着いたら花瓶に挿してね。その時に、茎の切り込みをして、そこに豆を差し込むと、水揚げをして長持ちする。藤の花もそうだよ。水を吸い上げる箇所に、豆を入れるのは祖母がしていた。山や野の花は、直ぐに萎れたから、この方法にはとてもびっりした。

 そういった方法でもいいし、十字の切込みを入れたり、一字でもいい。それだけでも可なりの日持ちがする。蕾を咲かせたり、長いこと咲かせる秘訣を、祖母は一体何処で知ったのであろうか。私は当時、小学校の低学年であったが、祖母の手が、魔法使いに見えて、ひどく興味を引かれたのだ。今も覚えているということは、それ以外にはない思いがする。祖母のしていたことには、決して無駄がなかった。

 宮部みゆき氏の小説も、小暮写眞館も読んだので、ちょっと休み。『誘拐』は、小説ではないが、あの時の衝撃は、鮮明に覚えている。記憶の中で、あの事件ほど強烈な思いはなかった。今日には『鬼ヶ島通信』、先日の『泳げ』等、正月に向けての愉しみである。読みたい気持ちを抑えながら、枇杷葉を片付けねば、腐ってしまう。新鮮な葉をナイロン袋に入れたままだと、酸素を吸って死ぬ。

 焼酎も買って来なければ。今度の休みでやり遂げよう。リエさん、友人のMさんの家には、青い葉のまま送りましょうか?それだと私の手間も省けるんだ。枇杷茶に、焼酎漬けに、ご自由になさればいいんですが。いかがいたしましょうか。それともまだあるのでしょうか?リエさんがあげた苗が、大きくなって、葉を採っているとか・・・。メールを入れてみようかな。本人にお聴きするのがいいかなぁ。

 先月の木星。天空に輝く惑星。魅せられる、というのは、こういった自然現象かな。月の満ち欠けにも魅力がある。宇宙の謎は神秘です。
コメント
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