ペンタスの花を撮る
わが家に今も咲く花ペンタスを撮って見た。
ただ単に花を写すだけならば花そのものをぱっと撮ればよいのだが、自分なりのペンタスの花を写したいと色々と撮り方を考えながら写した。
ペンタスの花はこのような花ですよと言う事であれば、この写真で十分だと思う。
自分なりにペンタスの花をどのようにして作品的な写真に仕上げるか考えながら撮影した。
群生して咲く花を二輪の花に絞って見た。
前ボケと後ボケを使う事により、花そのものを浮き上がらせ、強調する手法は良く使われるが、レンズの性質、バックの選定によって写真の雰囲気が変わって来る。
今回はその二点に絞って撮影して見た。
主役の花の前後を紫と緑でボカシ、花を強調して見た。
レンズはマクロレンズ使用。
絞りはF2,8解放。
少々アンダー目の露光。
明るい雰囲気の写真に仕上げた。
種明かしをすれば、バックの玉ボケと花を二重露光をしたもの。
初めに玉ボケを撮影し、次に花を撮影したもの。
露光はやや明る目に設定。
柔らかく暖かい雰囲気の写真になったと思う。
同じ手法だが、バックを違うものにしている。
全体に薄い紫のボケを使う。
この場合は玉ボケを使っていない。
ハイキーな雰囲気で薄い紫の同色の中に赤い花を生かしている。
この写真は花を含めて全体にハイキーなな雰囲気の写真にしている。
花の赤も周りの色に同化させている。
今回はこんな写真を撮って楽しんだ。
この5枚の写真、それぞれ見る人によって好みが分かれるところだと思う。
写真は被写体の見方、撮り方によって全く違うイメージのものが出来ると言う面白さがある。