墓参
昨日は、我が家家族全員、老骨夫婦・子供・孫・ひ孫の4世代揃って墓参りに行く。
墓地は秋川霊園、東京は西多摩郡日の出町にある。
日の出町と言えば中曽根康弘元総理とアメリカ大統領ロナルドレーガンが日米首領会談を行った中曽根氏の別荘がある所だ。
霊園内には中曽根家の墓もある。
前日までの雨が上がり、好天になり気温上昇、暑いくらいの日になった。
秋川霊園は丘陵地帯を切り開いた起伏の多い墓地になっている。
春まだ浅く辺りはまだ冬景色だ。
山の斜面にはこひかん桜?らしき花が咲いていた。
墓地内の小高い山の上に3年ほど前に鹿野大仏(ろくや大仏)が建立された。
一度拝観したいと思っていたが実現していなかった。
今回は何とか拝観したいものと思い、皆の意見を求め、OKと言う事になった。
大仏の大きさは、鎌倉の大仏よりやや大きいとの事だ。
大仏までの参道が完成しており、入り口の拝観料徴収所には土産物店が併設されている。
拝観料を払って参道に入る。
参道は2コースある。
大仏コースは距離230メートル、階段122段。
西参道コースは距離435メートル、階段22段。
我々は階段は多いが大仏コースを選んだ。
いざとなると老骨には大仏まで行けるか不安もあったが、挑戦することにした。
3歳のひ孫と先頭を歩く。
小さいながらひ孫の足は速く、一人先走って行く。
柔和な表情の大仏は慈眼を下に向けるように鎮座ましましていた。
その大きさに圧倒され、思はず手を合わせる。
台座下に体内に入る入り口があり、中に入って見る。
体内には、金色に輝く仏像が祭られていた。
前には賽銭箱の様な物が置かれていた。
手を合わせて先に進む。
出口にはおみくじの箱が二種類置かれていたが無人だった。
人の善意を信じたお御籤箱だった。
かねてより念願の鹿野大仏に参拝する事が出来、幸せな気分いっぱいで下山した。
家族全員での墓参、泉下の両親、妹も喜んでくれた事と思う。