昔懐かしい展示品
昔の大国魂神社付近のパノラマ。
昔の府中の様子が分かり興味深い。
昔懐かしい生活用品も展示されていた。
昔の生活を写した写真、戦時中に着用した婦人の「もんぺ」、洗濯用の金盥、洗濯板等懐かしいものばかりだ。
アイロン,「こて」等私の母が使っていたものだ。
「卓袱台(ちゃぶだい)」は私の子供の頃、8人家族が囲んだ食卓テーブルだ。
丸いテーブルを囲んでする食事は楽しかった。
卓袱台の上の大きな丸いものは「おひつ」と呼ばれるもので、炊き上げたご飯をこの入れ物に移して保管する。
そしてお釜を空にして洗って置き、次の炊飯の準備をして置く。
黒電話(今も我が家に有る)。
角火鉢。昔、我が家ではこの火鉢の五徳の上に常に鉄瓶がかけてあり、湯が沸いていた。
右端の「湯たんぽ」は冬になると常用したものだ。
右奥の四角いものは「あんか」。
中の丸い鉢の中には灰が入っており、そこに炭火を入れる。
それを外側の囲みの中にいれ、上に布団をかける。
やぐら炬燵より小ぶりの簡易炬燵と云えるものだ。
オレンジ色の四角い物は「湯たんぽ」と同様の使い方をするもので、「豆炭炬燵」とか「豆炭あんか」などと呼ばれていたもので、中に「豆炭」を入れる。
「豆炭」は炭の粉を楕円形に固めたもので、丸く固めた「炭団(たどん)」と同じようなものだが、「炭団」より小型で固く出来ていた。
真ん中の物は「湯たんぽ」だが我が家には無かった。
子供の頃毎日待ちかねた紙芝居。
カチカチと拍子木の音と共にやってくる紙芝居。
自転車の荷台に付けられた舞台の中に繰り広げられる物語の世界にのめり込んだものだ。
それにもまして芝居が始まる前に売りだされる駄菓子が楽しみで、特に二本の棒の先に付けた水飴が人気だった。
二本の棒で水飴を練り、飴の中に空気が混ざり、飴が白くなるのが楽しみだった。
その飴を練りながら見る紙芝居が何より楽しみだった。