2022年元旦
旧年中は多くの方々のご訪問を頂き誠に有難うございました。
今年も宜しくお願い致します。
夕陽と雲
夕方の散歩途中で見た雲。
西空に湧き上がる雲は見る見るうちに形を変えて行く。
広大な畑に夕陽が沈みかかっている。
納屋の壁に映る木陰が今にも動き出しそうな錯覚にとらわれる。
雲間に陽が沈み、七色の光芒を放つ太陽。遠くに富士山のシルエットが見える。
温室も赤く染まり、木陰も美しい。
陽が沈んだ後間もない頃の空。
重たげな雲に今にも押しつぶされそうな不気味な風景。
時には空を眺めるのも面白い。
何度か紹介した事が有るX山
暖かな日、何時もの散歩道を歩く。
暫くしてX山に入る。
以前に何度か紹介した事が有る雑木林だ。
雑木林の中の小径は落ち葉で覆われていた。
以前は個人の持ち物だったこの雑木林の中にX状に小径があった事からX山の名が付いたそうだ。
2004年頃この雑木林の中を自由に歩き回る事が出来た。
保育園児が保母さんに連れられて遊びに来ていたりして市民の憩いの場として利用されていた。
その地主が林を手ばなすと云う話が持ち上がり、市民のボランティア団体が一部を買い取り保存、後に市が管理するようになった。
2004年にボランティア団体の一員としてこの林の中の樹木本数、幹回り、大きさ、高さの調査と林の中に自生する植物の調査をし、樹林地の樹木の分布図の作成と、「エックス山の植物たち」と云う写真集を出した事が有る。
写真集の写真撮影はまだ若かった老骨が担当した。
掲載された写真は、X山の四季の植物を会員一同が観察報告をし、報告に従って老骨が撮影をしたものだ。
一年間観察した結果、撮影出来た植物の数は220種類に及んだ。
昆虫も、カブトムシ、クワガタ、カミキリ、キリギリス、コオロギ、ウマオイ等が多数生息していた。
現在はこれらの昆虫たちは皆無と云う淋しさだ。
現在はX山の再生事業を始めているが、2000年当時の林に戻す事が出来るのだろうか、心待ちにしている今日この頃だ。
日没後の外出
日暮れて間もない頃、所用で寒さに首をちじめながらの外出。
陽が落ちて間もない頃と云うのに人出はちらほら。
見慣れた昼間の景色とは違い寒々とした風景。
道行く人は首をちじめ背を丸くして歩いている。
パソコン教室には生徒さんらしい人影が映る。
隣のカフェに人影は無い。
美容室もがら空き。
我が家近くの焼き鳥屋さん、時間的に早いのか或いはコロナの影響で人が入らないのか客の姿は無い。
或るお宅の窓辺の猫が不信顔でこちらを見ている。
我が家のお向かいさんの玄関前にクリスマスツリーが輝いていた。
毎年この時期に飾られる。
我が家近所で唯一のクリスマスツリーだ。
明日はクリスマスイブ。
子供たちが小さい頃や、孫たちの小さい頃は我が家もクリスマスを楽しんだものだ。
現在は老骨夫婦のみ、淋しいクリスマス。
初氷と霜
12日朝、今冬一番の冷え込みと天気予報で言っていた。
雨戸を開け、昨日からベランダに置きっぱなしの洗面器を何気なく見ると氷が張っていた。
洗面器から取り出して見ると結構厚い氷になっていた。
暖冬傾向にあった今年初めての事だった。
庭を見ると霜柱が立っていた。
これもこの朝最高に大きい物だった。
今迄、二~三回霜が降りた事が有ったが、このように背の高い霜柱はこの朝が初めてだ。
初氷と共にいよいよこれから冬本番になるのだろう。
老骨にとっては厳しい季節になる。
落ち葉
昨日の朝、我が家の前の道路に落ち葉が列をなして散り落ちていた。
昨夜は北風が吹き荒れたらしい。
我が家の玄関とその周囲も落ち葉でいっぱい。
毎年の事なのでさほど驚く事も無いが、我が家の庭と云わず二階のベランダまで木の葉で埋まってしまうほどだ。
落ち葉の元凶はお向かいさんの800坪からなる広大な庭の樹木たちだ。
お向かいさんは或る会社の社長さんの邸宅なのだ。
落ち葉の季節になると毎朝お向かいさんの会社社員の方が掃除をしてくれている。
屋根の雨樋の中にも落ち葉がつまり、何とも迷惑な話ではあるが、新緑から紅葉まで楽しませてもらっていることで帳消しにしている。
まだ暫くはこの状態が続く事だろう。
夕暮れの散歩道
比較的暖かい日の夕暮れ時、散歩に出る。
5月頃に畑が宅地化され、住宅建設が始まって以来約6か月、殆どの住宅が完成又は完成近くなっている。
完成した住宅には早くも住み始めた家庭がある。
モダンな建物の窓に夕焼けの景色が映る。
この住宅に変わった畑の道を隔てた前にある畑が何と整地されているではないか、ここも畑が無くなり住宅になってしまうのだろうか。
わずかに残った畑までもが無くなってしまう。
いよいよ此処もかと心淋しい思いだ。
一方廃屋と云うか住む人もなく荒れ放題になっている住宅も多々ある。庭には雑草が生い茂り、手が付けられないような状態の所もある。
何処かおかしい。
久しぶりに内藤神社に立ち寄る。
戸倉の町名の中に内藤神社とは何故?
はっきりとは知らないが、江戸時代にはこの辺りは新田開発が行われ、この辺りは内藤新田と云われていた。
その後、この辺りは戸倉新田に併合されて現在の地名は戸倉となっている。
神社だけは内藤新田に移設されること無く昔のままに据え置かれたために、戸倉の中に内藤神社が有ることになった。
祭礼の際には遥か離れた内藤の住民たちによって祭祀が執り行われると言う変わった神社なのだ。
鳥居脇には庚申塔の石碑。
社殿は如何にも歴史を感じる佇まいだ。
社殿から鳥居方向を見る。
内藤神社前の農家の庭先に野菜の無人販売所がある。
マーケットで販売されるものより新鮮、朝取り野菜の新鮮さと価格の安さが売り物だ。
市内の農家の多くはこのような販売所を設けている所が多く、市民にとっては有難い存在だ。
新道の建設現場近くの通行止めの柵の造りが面白い。
キティちゃんだろうか。
日が西空に沈んだ。
今日も一日、無事息災を感謝しながら帰途に付いた。
ブランコ通りクリスマスフェアー
先日、国立ブランコ通りクリスマスフェアーと云うチラシが入って来た。
どんな催しかと夕方出かけて見た。
入って来たチラシ。
現地について見るとチラシのような飾り付けがしてあり、中央にもろ手を広げた雪だるまのお迎え。
商店街に入って見ると見ると一寸何か違和感を感じた。
と云うのは夕方6時過ぎにもかかわらず人出が全くない事だ。
笛吹けど踊らずと云った感じなのだ。
商店街を歩いて見ると、シャッターが下りた店が4/1くらいあった。
コロナの影響だろうか。
何とも淋しいイベントだ。
どの店も人影が無い。
この時間帯の限った事なのだろうか。
何んと無く寂しい感じで、商店街を後にした。
途中で見たカフェの野外テラスには夜の雰囲気を楽しむ人達が憩っていた。
コロナは沈静化してはいるが、まだまだ人々の心の中にはコロナに対する警戒心が残っているのだろう。
いい事ではあるが・・・・さて?
国立大学通りイルミネーション
例年年末に国立大学通りにイルミネーションが点灯される。
今年も12月4日に点灯されると聞き出かける。
駅を出た所に人だかりが見え、何事かと近寄って見ると、これからイルミネーションの点灯式があると云う事だった。
ミュージカルバンドの演奏と共にイルミネーションが点灯されると云う事だ。
バンドの演奏が始まると大学通りのイルミネーションが一斉に点灯された。
大学通りのイルミネーションは、街路樹として植えられているイチョウの木にセットされている。
復元された旧国立駅舎もライトアップされ、美しく輝いていた。
駅寄りにある道の左右にある一本の木のイルミネーションが30秒置き位に色が変化するが、あとの物は色に変化は無く固定色となっている。
折角のイルミネーションツリーだが、イチョウ並木と共に桜並木でもあるこの通りの関係で、桜の木に邪魔をされ、イルミネーションツリーが殆ど隠されてしまう事が残念。
ツリーを下から見るとこんな具合に見える。
サンタクロースの橇をイメージしたイルミネーションがあった。
ツリー以外の唯一のサンタの橇だった。
大学通りのサイドには広い空間が設けられているので、そこには色々なキャラクターのイルミネーションが出来ると思うのだが、そのような物が全く無く一寸寂しい。
大学通りを一通り見て駅前に戻る。
点灯式の時には人出が多くあたりの様子が分からなかったが、写真のようになっていた。
このようなイベントは今年が初めてのような気がする。
コロナで明け暮れた今年もなんとか無事に過ぎて行ってほしいと云う思いがこのイルミネーションに込められているような気がする。
みんなの広場からお鷹の道
公園内の紅葉を堪能しながら、みんなの広場からお鷹の道に向かう。
みんなの広場のイチョウやモミジも美しく紅葉していた。
ふれあい橋を渡り、みんなの広場入り口。
枯れすすきとかえでのコラボが綺麗だった。
紅葉した木陰に憩う若い二人。
何を語るのか。
逆方向から見る。
広場の紅葉が美しい。
紅葉した落ち葉が散り敷く黄色いジュータンに落ちる木陰が面白い。
みんなの広場の象徴的大イチョウの紅葉も見事。
みんなの広場からお鷹の道に出る。
三代将軍家光が鷹狩の途中に通った事からお鷹の道の名が付いたと云われる。
国分寺資料館の中に移設された七重の塔のレプリカ。
紅葉に囲まれて一層の風情を感じる。
足元には、ほたるのすむ川の案内。
地元の有志がお鷹の道沿いに流れる用水路にほたるを飛ばそうと養殖を進めているが、なかなか上手く行かい。
十数年前に一度数匹のほたるが飛んだ事が有った。
その時撮影した写真が何処かに保存して或るはずなのだが・・・・・
それ以来、ほたるが飛んだ話は聞く事が無い。
川の名称だけが残った感じだ。
お鷹の道を抜け、楼門前に出る。
楼門前のモミジも美しく紅葉していた。
仁王門をくぐる。
薬師堂に出る。
この堂内に祀られた薬師如来像は、記憶に違いが無ければ重要文化財に指定されていたと思う。
薬師堂に手を合わせ、お堂裏手に回る。
薬師堂裏手のこの仏像群は、あまり知られていない。
昔、国分寺裏手の国分寺崖線の中に置かれていた仏像を薬師堂裏手に集め、四国八十八か所の寺院に見立てたものと聞いている。
再びの国分寺公園紅葉巡りは、ここを最後に帰宅の途に就いた。