台風10号
迷走台風10号。
1951年からの統計以来、太平洋側から東北地方に上陸した台風は初めてと云う事らしい。
最初は八丈島南方に発生し、西南方の沖縄のはるか南に移動し、それが再び北上し、八丈島南方に達し、北上を始め関東直撃と言われた。
しかし、コースはそれて千葉、茨木、宮城、福島県沿いの太平洋側を北上し、岩手県に上陸後、青森、北海道を抜けた。
東北地方に甚大な被害が出たようだ。
我が家も関東直撃の報に、台風対策を講じた。
幸いにも上陸せずに済み、ひと安心と云った所だった。
この数年東北地震から始まって広島の風水害、熊本地震、九州地方の豪雨被害等異常気象が続いた。
これらの現象は、日本に限らず、世界各地で起こっている。
地球温暖化の為せる業なのだろうか。
この何年か地球温暖化が確実に進んでいることは間違いない事実だろう。
太平洋に浮かぶある島国では、海水面の上昇で島が浸食され、島自体が水没の危機に見舞われていると云う。
2050年には地球の温度が1~2度上昇すると云われている。
たったこれだけの気温の上昇が、どれほど自然界の破壊につながり、ひいては人類の破滅に向かっていくことにもなりかねないのかも知れない。
孫子の代の自然環境がどうなっているのか危惧を覚えるのは私だけだろうか。
台風10号発生で色々なことが考えさせられた一日だった。