7月15日から8月4日まで、小倉昭和館では戦後72年特集として 戦争をテーマにした映画がいくつも上映されています。私もこの機会に…と先日、思い切って出かけました。
戦禍を生きた女性の物語 「この世界の片隅に」
かなり話題になった映画なので、映画館で…と思っていましたが、見逃した映画です。評判通りの映画でした。
19歳という若さで、(当時は一般的な年齢だったのかもしれませんが)
広島、呉に嫁いだ主人公、すず。
すずは広島市出身ですが、 呉が何処にあるのか良く分かってすらいません。映画はすずと兄弟の子供時代から始まり、ほんわかとした雰囲気で進んでいきました。 美しい広島の街並みも、絵を描くことが得意なすずの手によって、スケッチブックの中に閉じ込められていきます。ここから 何年後かに、 この美しい街に 何が起こるのか…知っている人にとっては、何とも言えない気持ちにさせられます。たわいない日常で 人々が 暮らす日々が丁寧に描かれていることによって、映画の後半部分が更に 緊迫し、哀しくも すずが力強く戦禍を生き抜いていく映画として より感じるものがありました。
8月4日のシネマカフェには、「この世界の片隅に」 片渕須直 監督がゲストとして登場!するそうですよ。
(事前予約が必要です)