4月30日(水) 着付け教室の先生と、午前、午後の教室の生徒さん計4名(1名欠席)、計5名で 博多帯の工場見学へ行ってきました。
この日はあいにくの雨でしたが、高速バスで片道約1時間。 目的地までは 貸切バスで直行
なので、雨に濡れることもなく、助かりました。 折角のお出かけ日だったので、本当は晴れて欲しかったですけど
到着後、荷物を置いて、まずは機械織を見学。スタッフの方がマイクを持って、詳しく説明して下さったのですが、機械が何台もあるので、音が凄いんですよね。 博多織はタテ糸で模様を描いていく、糸一本は かいこ28個分、ということだけ覚えました。 教室終了前に試験があるらしいのですが、その時になったら また、頂いた資料を読み直そうと思います。
1階の工場見学の後、2階の手織を見学。
詳しく説明して頂きました。職人さんは81歳の大ベテラン!! お話上手でお優しい、おじいちゃまです。 自分の亡くなった祖父を思い出しました。 今の職人さんは 殆ど70代で、後継者不足に悩んでいるそうです。 商品として市場に出せる帯が織れるようになるまで、最低3年かかるのだとか。 織物を専攻する専門学校を出て、修行に来る方もいるそうですが、中々3年という期間が続かず、、、だそうでして。 フィリピンへ行った際、(もちろん、博多織ではないですが) 手織を体験した時のことを思い出しました。 足と手を使うので、認知症予防やリハビリに持ってこいだな、と思っていると、この日、説明をして下さった81歳の師匠も、「リハビリ、リハビリ!」と笑っていらっしゃいました 私も二十歳なら、弟子入りしたかったです。 手に職。。。 黙々と一つのことに集中することが好きな人に向いていそう…甥っ子のゆうちゃん、どうかなー。 修行の先は人間国宝ですぞ。
師匠から 帯締ではないけれど、帯締のようなアクセサリーを頂きました。
「そうだ、プレゼントをあげよう!」
「ツーショットで写真を撮って頂けますか?」
パチリ
ブログに掲載していいですかって尋ねなかったので、ここへの掲載は無しですが
お昼は2階で頂きました。 海鮮ちらし寿司。 お腹いっぱいになりました
博多帯が出来上がる工程について、更に詳しく説明があったあと、実際に帯に触れてみました。
模様(柄)のひっかかりがなく、なめらかです。 母の名古屋帯は模様の部分はでこぼこしているので。
元々、博多帯は江戸時代まで男性が締める帯だったそうで、女性が使用する帯としての歴史は 150年ほどしかないそうです。
しっかり締まる博多帯。 でも、私が自分で着物を着れるようになるには、まだまだ月日(?)がかかりそうです。
自分で着れたら良いなって思うのですが
不器用だからな…
綺麗な着物も、温泉の浴衣になっちゃう
手先を使う仕事をされる方は惚け無いんですよね
指を動かすと脳に血流が良く流れるからだとか以前TVで見た事が有ります
後継者不足、深刻ですね
着物を着る人も少なくなって需要も無くなってきているからでしょうか・・・
3年間の修行も最近の若い人たちには中々難しいかも知れないですね
私自身は買った事がないけれど
母の形見ならぬ伯母の形見の博多帯があります。
着物は滅多に着る機会がなく
必要もないと考えていますが
伝統は絶やしたくないですね。
糸一本は蚕28個分
貴重ですね。
箪笥のこやしになっていた母の着物をひっぱり出して、
お教室へ通い始めたのが今年の3月中旬。
1カ月半が経過し、まだまだ着れないんですけど
博多織の勉強会は楽しかったですよ~
師匠が素敵な方でした
若者も中年も負けずにがんばらなきゃ~って思いました。
利用者さんの年齢も ほぼ同じなんですから。
元気の秘訣は手足を動かすこと、だと思います
後継者不足、深刻なようですよ。
若かったら自分が手を上げたいです
手織の博多織、残したいですよね…
博多織は、きゅっと締まって緩まない、
そこが特徴の一つなんだそうです。
生徒さんのお一人も師匠と同じく81歳で、
源氏物語のような絵巻物のごとく模様が入った帯を持っていると話されていました。
それこそ絵巻物のように床の間に飾っておいたらいいですよ、と工場見学の場で案内して下さった方が仰っていました。
着物は着なくても、成程、飾っておくのもいいのかって思った次第です。