「CP+2013」ニコンブースの続きです。
今回、ニコンは体験撮影コーナーを多く設けていました。
先の「Nikon 1 高速AF体験」の次に見たのは、「NIKKOR体験コーナー」。
NIKKORレンズを3本ほど置いた撮影場所で、用意されたカメラ機材に好きなレンズを付けてモデルさんを撮影できます。自分のSDカードを差して、データを持ち帰ることもできました(他の体験撮影コーナーもデータ持ち帰りOK)。
F1.4の単焦点レンズなど、良さそうなレンズばかり。
予備のSDカードを持っていなかったのが悔やまれました。被写体はいいし、画質を比べるのに絶好の機会だったのに… (予備のカードを入れたバッグを、会場外のコインロッカーに入れてしまっていました)
しょうがないので、液晶画面だけで確認。F1.4のレンズは明るくて見やすい感じでしたね。
以下の写真はすべてキヤノンEOS 6Dでの撮影です。
明るいライティング。これでちゃんと撮れなかったら笑われますね。
すみません、ニコンでなくて。
次は「D800高画素体験」。
手持ちのSDカードがあれば、絶対EOS 6Dと比較するところでした。
D800で撮れば、素晴らしい解像感が実感できそうなシチュエーション。
「D600高感度体験」コーナーも見てみました。
かなり暗めの、撮影には厳しい照明でしたが、D600の液晶画面を拡大して見たかぎりではノイズがそう目立ちませんでした。
EOS 6Dと比べてどうなのか、やはりSDカードでデータを持ち帰るべきでしたね。
つくづく、もったいないことをしました。
ちなみに、上の写真のデータは以下の通りです。
EOS 6D EF24-105mm f/4L IS USM
シャッター速度優先AE (1/80秒 F4.5) 、露出補正 +2/3 、 ISOオート( ISO1000 )、画質RAW 、ホワイトバランス オート、 ピクチャースタイル スタンダード(RAW現像時にポートレートへ変更) 、高感度撮影時のノイズ低減 :「しない」
画像補正は、DPPでややハイライトを下げ、暗部を持ち上げています。
ニコンのセミナーステージでは、「アベっち」こと阿部秀之氏が「Nikon 1 V2の実力」について解説。相当な数の人が聞き入っていました。
Nikon 1に200mmのレンズを付けることで、540mmの超望遠の世界が楽しめるという話も。
建物の先端にある風見鶏のドアップ。
Nikon 1で、ここまで鮮明に撮れるのですね。
超望遠といえば、4月発売予定の「AF-S NIKKOR 800mm F5.6E FL ED VR」がのぞける「超望遠体験コーナー」も人気でした。
オートフォーカス(AF)NIKKORレンズ史上最長の焦点距離800mm。
量販店の予約では162万円ぐらいの値段がついています。もちろんプロの報道カメラマンやよほどのハイアマチュアでなければ、縁の遠いシロモノ。
AF-S NIKKOR 800mm f/5.6E FL ED VR。
ちょっとだけのぞいてみたかったのですが、順番待ちが長くてあきらめました。
この800mmを上回る伝説的なニコンの超望遠も展示されていました。
AI Zoom-Nikkor 1200-1700mm f/5.6-8P IF-ED。
デカいですね。1990年当時、甲子園球場のセンターバックスクリーン横から、130メートル以上離れた本塁の選手を撮影するために開発された、特殊な超望遠レンズ。
重さ16キロ、受注生産で600万円(当時)したそうです。
「報道のニコン」のプライドをかけて開発した技術者の苦闘ぶりは、ニコンHPの「知られざるニコンの歴史」に詳しく書かれています。
以上、ニコンブースでした。