つれづれ写真ノート

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6D試し撮り・横浜の西洋館 Part 5

2013年02月11日 | 風景・建物

横浜・山手西洋館めぐりの最後です。

「山手234番館」を出て、山手本通りを北へ行くと、きれいな洋館がありました。

山手十番館。

無料公開されている7つの西洋館のひとつではありませんが、ハイカラな雰囲気がとてもいい感じの建物。

ティールームとレストランになっています。レストランのメニューは本格フレンチ。横浜外国人墓地前の高台にあって、眺めが良さそうですね。

ここで昼食にしたいところでしたが、時間がなくてパス。

 

外国人墓地の前を通って、「港の見える丘公園」に来ました。

 

公園の噴水広場。

向こうに見える赤レンガ建物は作家の大仏(おさらぎ)次郎記念館。

大仏次郎といっても若い人は知らないでしょうね。「鞍馬天狗」の作者だよ! といえば少しは分かるかも。いや「鞍馬天狗」自体、古いか…

 

大仏次郎記念館。

 

玄関横のレンガ壁には、大の猫好きだった大仏氏にふさわしく、猫の彫像が。何となく古代エジプトの神像の雰囲気ですね。

時間がなくてこの中もパス。いったいなんという駆け足の旅…

 

港の見える丘公園には、山手西洋館めぐりの最後、「横浜市イギリス館」と「山手111番館」があります。

 

6. 横浜市イギリス館

 1937年(昭和12年)に、英国総領事公邸として建てられました。コンサートや集会にも利用されています。春と秋にはローズガーデンが美しいそうです。

しかし、エリスマン邸と同じく1月から修繕工事のため3月末まで休館中。中の見学はできませんでした。

いまのうちに修繕工事するのは、4月からの観光シーズンに間に合わせるためでしょう。1~3月の西洋館めぐりは、こうした工事にぶつかったりして、時期的によくないですね。

 

7. 山手111番館

1926年(大正15年)に、アメリカ人ラフィン氏の邸宅として建てられました。設計者はJ・H・モーガン。ベーリック・ホールと同じ設計者ということから、同じようにスパニッシュスタイルが特徴。

地階には、ティールーム「ローズガーデンえの木てい」があります。バラをモチーフにしたメニューが特徴。

 

ここで、試しにEOS 6Dの解像感をチェックしてみました。上の写真の中央部分を、縦長の短冊状に、ピクセル100%で切り出したのが下の画像です(全体の100%画像はファイルサイズが大きくなりすぎるので)。

キヤノンEOS 6D  EF24–105mm F4L IS USM (撮影時焦点距離 32.0mm) 絞り優先AE (F8.0 1/320秒)  露出補正 +2/3  ISO感度 100  画質 RAW

 (DPPにてデジタルレンズオプティマイザ適用、シャープネス3 で現像・JPEG出力しています。シャープネス以外の補正はしていません)

 

100%拡大画像にしては精細感があります(RAW画像だとさらにくっきりしています)。白壁の部分も白飛びせず、諧調・質感があります。

F8まで絞り、デジタルレンズオプティマイザを適用しているせいか、レンズの収差も目立ちません。

EOS 6DとEF24–105mm F4L IS USMの組み合わせ、結構いいじゃないですか。気に入りましたね ~♪  

 

さて、山手111番館の他の写真をご紹介します(一部モノクロ)。

 

山手111番館の正面入口。

 

入口のランプ。

 

館内のランプ。

 

この建物の魅力は吹き抜けのホールを取り巻く2階の回廊。しかしなにしろ築87年になる古い建物。普段は2階が見学できません。毎月第2火曜日に限って見学できるようです。

 

ホールの暖炉の上の装飾。

 

照明器具のクリスタルに当たる午後の日差し。

 

格調が感じられる豪華なテーブル。

ふと、ルキノ・ヴィスコンティ監督の映画「山猫」を思い出しました。

 

これは別室のテーブル。ティータイムのイメージ。

 

横浜の西洋館をめぐる、ちょっといい旅もこれでおしまい。

名残を惜しみつつ帰途につきました。

 

参考サイト : 山手西洋館

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撮影カメラ・レンズ

  キヤノンEOS 6D

  EF24–105mm F4L IS USM

  DPP、Photoshopで色調、レンズ補正

 


6D試し撮り・横浜の西洋館 Part 4

2013年02月11日 | 風景・建物

横浜・山手西洋館めぐり。4番目のエリスマン邸は休館でした。

今年1月から3月末まで、横浜市が改修工事中で、建物がシートで覆われ外観も撮れず。

4. エリスマン邸

生糸貿易商社シーベルヘグナー商会の横浜支配人、スイス生まれのフリッツ・エリスマン氏の邸宅として、1926年(大正15年)、山手町127番地に建てられた館。その後マンション建築のため解体されましたが、1990年(平成2年)に現在の場所に移築・復元されました。

設計はチェコ出身の建築家A・レーモンド。

 

庭が眺められるサンルームが美しいそうです。ここの喫茶室で休憩する予定でしたが… しかたありませんね。4月からは建物も美しい姿でお目見えするでしょう。

 

5. 山手234番館

1927年(昭和2年)ごろ建てられた外国人向けの共同住宅です。玄関を挟んで4つの住居が向かい合う配置。現存する数少ない建物だそうです。設計は朝香吉蔵。

2階では横浜市ゆかりの彫刻家・井上信道氏の展覧会が開かれていました。

 

共同住宅なので質素ですが、ノスタルジックなものが色々ありました。

「234番館」の門柱。

 

立派な食器棚(左)がある部屋。

 

食器棚に船の絵柄のカップが並んでいました。横浜らしい…

 

三面鏡とミシンがある部屋。

 

アメリカ製の「シンガーミシン」。

ある程度以上の世代のご婦人には、思い出があるのではないでしょうか。

 

共同住宅の採光を良くするための中庭。

 

古い置時計。

 

2階で開かれていた彫刻家・井上信道氏の展覧会。

 

山手234番館の近くには「えの木てい」というカフェがあります。

この建物がまた童話に出てきそうな可愛い洋館。

「えの木てい」。

 

ここで一服して、ハンバーガーを注文。

すっかりお天気も回復。明るい日差しを眺めながら、ほっこりしたひとときでした。

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撮影カメラ・レンズ

  キヤノンEOS 6D

  EF24–105mm F4L IS USM

  DPP、Photoshopで色調、レンズ補正