ロシア・ウラル地方のチェリャビンスク州付近に15日朝、隕石が落下・爆発。衝撃波で建物のガラスが割れるなどして約1200人がけがをしたというニュース。
YouTubeで落下の様子を撮影した動画を見ました。すごいですね。
何もない空に突然白いものが現れ、まぶしい閃光(爆発の瞬間でしょうか)を放ったあと、飛行機雲のような長大な煙(?)の弧が大空に残りました。
こんなすごい宇宙からの落下の映像を見るのは初めて。それもライブで。
爆発音と窓ガラスが割れる瞬間を記録した動画もありました。
隕石の航跡の“雲”の映像にかなり遅れて爆発音がするのは、衝撃波が地上に届くまで時間がかかるためでしょうね。こうやって窓から空を眺めていて、いきなりガラスが割れたら、たまりませんね。けがをする人が大勢出たのもわかります。
この隕石の大きさについて、米航空宇宙局(NASA)は直径17メートル、質量1万トンだったと推定しています(朝日新聞など)。
1908年にシベリアで起きた「ツングースカ大爆発」以降で最大だそうです。「ツングースカ大爆発」は樹木が放射状になぎ倒されている写真が有名ですね。今回のように動画があるわけではなく、最初は何が起こったのかわからなかったようです。
ところでYouTubeをにぎわしている車載カメラからの映像。こんなに数多く落下の瞬間がとらえられた背景について、解説した記事がありました。
TechCrunchの『隕石落下のビデオがYouTubeにあふれた理由はロシアの独特の“車事情”から』
『ロシアでは、車のダッシュボードにビデオカメラを据え付けている人が多い。それは、証拠画像を録画しておいて、事故のときに自分の立場を守るため、あるいは悪徳警官に交通違反の罰金(と称するワイロ)を取られるのを防ぐためだ。』
ということなんだそうです。
もっと詳しく書かれているのでぜひ読んでみてください。ロシア社会の裏面を見るようで面白いです。