つれづれ写真ノート

   カメラと写真 そして世の中の色々なこと---

大阪天満宮の盆梅展

2013年02月15日 | 

大阪天満宮で開かれている盆梅展(2月8日~3月10日)を見てきました。

大阪天満宮の大盆梅展。

 

入口を飾る梅の花。

 

書院造りの参集殿で展示されている盆梅の名品。樹齢70年、80年はおろか、200年を超す古木もあります。一人の一生では世話できませんね。

 

「千鳥紅梅」(樹齢約50年)

 

これも「千鳥紅梅」。

まだ咲き始めの木が多かったですが、この木はよく咲いていました。

 

「呉服枝垂」(樹齢約70年)

 

「野梅」(樹齢約80年)

 

「道知辺(みちしるべ)」(樹齢約80年)。

 

「寒紅梅一重」(樹齢約80年)。

 

樹齢を重ねると幹はごつごつとして、すごい形になり、一方で枝は細く、花も小ぶりになるようです。

中国から伝わった梅の鑑賞法に「四貴」というのがあるそうです。

梅に四貴(しき)あり
若きを貴しとせず     老いたるを貴しとす      
肥えたるを貴しとせず   痩せたるを貴しとす      
開きたるを貴しとせず   含みたる(蕾)を貴しとす  
繁きを貴しとせず     稀なることを貴しとす   

訪ねた時は、ちょうどそんな感じ。まだ蕾が多かったですが、いい香りが漂っていました。梅の花は咲きはじめがいいのかも…

 

会場内では「梅の木餅」なども販売され、ぜんざいを食べて一服するところもありました。

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撮影カメラ・レンズ

  キヤノンEOS 6D

  EF24–105mm F4L IS USM

  DPP、Photoshopで明暗、ホワイトバランス補正


ソニーのミラーレスフルサイズ機

2013年02月13日 | カメラ

ソニーのミラーレスフルサイズ機は来年の半ばごろに出そうだという噂が出ています。

 

出所はSony Alpha Rumors。デジカメinfoさんの引用・翻訳によると、

『ソニーのフルサイズミラーレス機の開発に関する最新情報がある。ソースの全員がフルサイズミラーレス機のスペックが最終決定されていないことを確認している。主要な課題は、このようなカメラにどの程度の市場規模があるのか、また、ブレークスルーのためにどのような機能が要求されるのかを理解することだ。

現在、いくつかのプロトタイプ機のテストが行われており、それらのプロトタイプ機にはこれまでのどのNEXや透過光ミラー機にも採用されていないとても新しい技術が採用されていると聞いている。

ソースの多くの人が、このカメラにはアップデートされた24MPフルサイズセンサーが搭載されると考えている。24MPセンサーのアップデートは、より高速な像面位相差AFの搭載とダイナミックレンジの拡大を意味している。

このカメラの発表は2014年のとても早い時期だが、ソニーは現在、2014年の中頃の発売を計画している。以前に話したようにツァイスは間違いなく共同作業をしており、2014年6月に向けて3本の単焦点レンズを開発している。』

ということです。

 

原文のニュアンスからすると、非常にあいまいで、何も決まっていないという印象。話半分に受け取るのがいいのではないでしょうか。Sony Alpha Rumorsは面白いけど、当たらないことも多い噂サイトですからね。

 

それにしても、ミラーレスでフルサイズというカメラ。もし最初に出すことができれば、需要をさらって独り勝ちになるのでは(ソニーがどの程度の需要があるのか躊躇しているなら、間違いなく需要があると進言してあげたいですね)。ただし、フルサイズ化の過程で、絶対重くしてはいけません。

私はフルサイズで一番軽いEOS 6Dを買いましたが、画質は素晴らしいけど、正直なところレンズが重たいです~ 。

 

2000万画素超ぐらいのミラーレスでフルサイズがあれば、小ぶりになるだろうし、Zeissレンズという選択肢もあるし… そのほうが良いかなと思ったりします。


オリンパスのカメラ再建策

2013年02月13日 | カメラ

オリンパスの2013年3月期第3四半期決算によると、デジタルカメラを中心とする映像事業が、通期で赤字の見通しになり、デジタルカメラのラインアップに変化がありそうです。

 

2/12のスポニチアネックスは、『一眼レフ、大幅縮小へ オリンパス、カメラ再建策 』のタイトルで、

『オリンパスは12日、製品群の縮小を柱とするデジタルカメラ事業の再建策を、今春策定することを明らかにした。デジタル一眼レフカメラ事業を大幅に縮小するほか、高性能カメラ付きスマートフォン(多機能携帯電話)の普及で苦戦している小型デジカメも一段と絞り込む。巨額損失隠し事件を受けて事業の再構築を進める中、さらに追加のリストラに踏み込む。』

と報道。

2/12の朝日新聞デジタルにも、『オリンパス、低価格カメラから撤退 追加リストラも検討』のタイトルで、

『オリンパスは12日、赤字のカメラ事業を立て直すため低価格帯のコンパクトカメラから撤退することを明らかにした。コンパクトは数万円以上する高級機種だけに絞り、ミラーレス一眼カメラに注力する。追加の人員削減も検討する』

という記事が出ています。

 

他のメディアも含めて報じられている内容を見ると、オリンパスは、医療部門が好調なので、今年3月期の連結最終損益は60億円の黒字になりそう。ソニーの支援もあって、会社全体としては持ち直してきている印象です。ただしデジタルカメラを中心とする映像事業は、営業損益が160億円の赤字見通しとか。

この不採算部門をなんとかしなければいけないというわけで、今再建策を練っていて、5月の本決算発表時には明らかにされるようです。

 

再建策の具体的な内容ですが、スポニチアネックスの『一眼レフ、大幅縮小へ』については、オリンパスが一応否定しています。

2/13デジカメWatch『オリンパス、「デジタル一眼レフカメラからの撤退や縮小の事実無し」とコメント』)

もっとも、オリンパスのデジタル一眼レフといっても、「Eシリーズ」(フォーサーズ)は、ここのところ新しい機種は出ていないし、あまり現状と変わらないのでは…

朝日新聞デジタルの、『オリンパス、低価格カメラから撤退』についても、他メーカーも含めてスマホにどんどん浸食されている現状では、まず妥当な線でしょう。

 

具体的には、どの程度ミラーレス機に力を入れ、高級コンパクトをどの機種に絞っていくのか、ということ。

まあ、人気のOM-Dや「CP+2013」でベールをかぶっていたPEN E-P3後継機などには力を入れていくでしょうけど… でも、よほど魅力的なスペックでないと、PENシリーズも安泰ではないような気がします。

←今年中に出る予定のオリンパスPEN E-P3後継機。「CP+ 2013」では青いベールをかぶっていました。

 

 


6D試し撮り・横浜の西洋館 Part 5

2013年02月11日 | 風景・建物

横浜・山手西洋館めぐりの最後です。

「山手234番館」を出て、山手本通りを北へ行くと、きれいな洋館がありました。

山手十番館。

無料公開されている7つの西洋館のひとつではありませんが、ハイカラな雰囲気がとてもいい感じの建物。

ティールームとレストランになっています。レストランのメニューは本格フレンチ。横浜外国人墓地前の高台にあって、眺めが良さそうですね。

ここで昼食にしたいところでしたが、時間がなくてパス。

 

外国人墓地の前を通って、「港の見える丘公園」に来ました。

 

公園の噴水広場。

向こうに見える赤レンガ建物は作家の大仏(おさらぎ)次郎記念館。

大仏次郎といっても若い人は知らないでしょうね。「鞍馬天狗」の作者だよ! といえば少しは分かるかも。いや「鞍馬天狗」自体、古いか…

 

大仏次郎記念館。

 

玄関横のレンガ壁には、大の猫好きだった大仏氏にふさわしく、猫の彫像が。何となく古代エジプトの神像の雰囲気ですね。

時間がなくてこの中もパス。いったいなんという駆け足の旅…

 

港の見える丘公園には、山手西洋館めぐりの最後、「横浜市イギリス館」と「山手111番館」があります。

 

6. 横浜市イギリス館

 1937年(昭和12年)に、英国総領事公邸として建てられました。コンサートや集会にも利用されています。春と秋にはローズガーデンが美しいそうです。

しかし、エリスマン邸と同じく1月から修繕工事のため3月末まで休館中。中の見学はできませんでした。

いまのうちに修繕工事するのは、4月からの観光シーズンに間に合わせるためでしょう。1~3月の西洋館めぐりは、こうした工事にぶつかったりして、時期的によくないですね。

 

7. 山手111番館

1926年(大正15年)に、アメリカ人ラフィン氏の邸宅として建てられました。設計者はJ・H・モーガン。ベーリック・ホールと同じ設計者ということから、同じようにスパニッシュスタイルが特徴。

地階には、ティールーム「ローズガーデンえの木てい」があります。バラをモチーフにしたメニューが特徴。

 

ここで、試しにEOS 6Dの解像感をチェックしてみました。上の写真の中央部分を、縦長の短冊状に、ピクセル100%で切り出したのが下の画像です(全体の100%画像はファイルサイズが大きくなりすぎるので)。

キヤノンEOS 6D  EF24–105mm F4L IS USM (撮影時焦点距離 32.0mm) 絞り優先AE (F8.0 1/320秒)  露出補正 +2/3  ISO感度 100  画質 RAW

 (DPPにてデジタルレンズオプティマイザ適用、シャープネス3 で現像・JPEG出力しています。シャープネス以外の補正はしていません)

 

100%拡大画像にしては精細感があります(RAW画像だとさらにくっきりしています)。白壁の部分も白飛びせず、諧調・質感があります。

F8まで絞り、デジタルレンズオプティマイザを適用しているせいか、レンズの収差も目立ちません。

EOS 6DとEF24–105mm F4L IS USMの組み合わせ、結構いいじゃないですか。気に入りましたね ~♪  

 

さて、山手111番館の他の写真をご紹介します(一部モノクロ)。

 

山手111番館の正面入口。

 

入口のランプ。

 

館内のランプ。

 

この建物の魅力は吹き抜けのホールを取り巻く2階の回廊。しかしなにしろ築87年になる古い建物。普段は2階が見学できません。毎月第2火曜日に限って見学できるようです。

 

ホールの暖炉の上の装飾。

 

照明器具のクリスタルに当たる午後の日差し。

 

格調が感じられる豪華なテーブル。

ふと、ルキノ・ヴィスコンティ監督の映画「山猫」を思い出しました。

 

これは別室のテーブル。ティータイムのイメージ。

 

横浜の西洋館をめぐる、ちょっといい旅もこれでおしまい。

名残を惜しみつつ帰途につきました。

 

参考サイト : 山手西洋館

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撮影カメラ・レンズ

  キヤノンEOS 6D

  EF24–105mm F4L IS USM

  DPP、Photoshopで色調、レンズ補正

 


6D試し撮り・横浜の西洋館 Part 4

2013年02月11日 | 風景・建物

横浜・山手西洋館めぐり。4番目のエリスマン邸は休館でした。

今年1月から3月末まで、横浜市が改修工事中で、建物がシートで覆われ外観も撮れず。

4. エリスマン邸

生糸貿易商社シーベルヘグナー商会の横浜支配人、スイス生まれのフリッツ・エリスマン氏の邸宅として、1926年(大正15年)、山手町127番地に建てられた館。その後マンション建築のため解体されましたが、1990年(平成2年)に現在の場所に移築・復元されました。

設計はチェコ出身の建築家A・レーモンド。

 

庭が眺められるサンルームが美しいそうです。ここの喫茶室で休憩する予定でしたが… しかたありませんね。4月からは建物も美しい姿でお目見えするでしょう。

 

5. 山手234番館

1927年(昭和2年)ごろ建てられた外国人向けの共同住宅です。玄関を挟んで4つの住居が向かい合う配置。現存する数少ない建物だそうです。設計は朝香吉蔵。

2階では横浜市ゆかりの彫刻家・井上信道氏の展覧会が開かれていました。

 

共同住宅なので質素ですが、ノスタルジックなものが色々ありました。

「234番館」の門柱。

 

立派な食器棚(左)がある部屋。

 

食器棚に船の絵柄のカップが並んでいました。横浜らしい…

 

三面鏡とミシンがある部屋。

 

アメリカ製の「シンガーミシン」。

ある程度以上の世代のご婦人には、思い出があるのではないでしょうか。

 

共同住宅の採光を良くするための中庭。

 

古い置時計。

 

2階で開かれていた彫刻家・井上信道氏の展覧会。

 

山手234番館の近くには「えの木てい」というカフェがあります。

この建物がまた童話に出てきそうな可愛い洋館。

「えの木てい」。

 

ここで一服して、ハンバーガーを注文。

すっかりお天気も回復。明るい日差しを眺めながら、ほっこりしたひとときでした。

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撮影カメラ・レンズ

  キヤノンEOS 6D

  EF24–105mm F4L IS USM

  DPP、Photoshopで色調、レンズ補正


6D試し撮り・横浜の西洋館 Part 3

2013年02月09日 | 風景・建物

横浜・山手西洋館めぐりの3館目は「ベーリック・ホール」。

館内を見学するうち、雨風も止み日が差してきました。

3. ベーリック・ホール

イギリス人貿易商B・R・べリック氏の邸宅として、1930年(昭和5年)に建てられたスパニッシュ風の建物。設計はアメリカ人建築家J・H・モーガン。

山手西洋館のなかでは最大規模。個人の邸宅としては大きすぎると思えるほどです。

山手西洋館のHPによると、『第二次世界大戦前まで住宅として使用された後、昭和31(1956)年に遺族より宗教法人カトリック・マリア会に寄付され、平成12(2000)年まで、セント・ジョセフ・インターナショナル・スクールの寄宿舎として使用されていました。』とあります。

 

白と黒のタイルが特徴的な玄関。

 

2階への階段。

 

階段の手すりの装飾。

まずは2階へ上がってみます。

 

2階にある、建築当初は客用寝室だった部屋。現在は応接室のインテリアが置かれています。

壁の色が独特ですね。何度となく塗り替えられていたのを建築当時の色に復元したそうです。

それに、変わった窓の形が目を引きます。クワットレフォイル(四葉)というそうで、館内の案内板もこの形になっています。

 

隣の子息の寝室。

壁はフレスコ技法で仕上げられているとのこと。

 

窓ガラスに雨粒がかかっていました。

 

べリック氏の寝室。貿易商としての活躍ぶりが偲ばれるよう、書斎の雰囲気にしつらえられています。

 

レトロなタイプライター。

 

壁にはべリック氏(右端)や家族の写真、館が寄宿舎として使われていたころの写真や資料が掛けられています。

 

夫人の寝室。

 

 1階に下りました。

広いリビング。左に明るい日差しが降り注ぐパームルーム(サンルーム)があります。

リビングというにはあまりに広い、王宮の1室のような空間。コンサートなどいろいろなイベントに使われています。

 

大きなガラス戸から前庭が見えます。開放的な雰囲気が心地良いですね。

ときおり、雨上がりのまばゆい光がフロアに差し込んでいました。

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 撮影カメラ・レンズ

  キヤノンEOS 6D

  EF24–105mm F4L IS USM

  DPP、Photoshopで色調、レンズ補正


6D試し撮り・横浜の西洋館 Part 2

2013年02月09日 | 風景・建物

横浜の西洋館めぐりの続きです。

見晴らしのいいイタリア山庭園には、「ブラフ18番館」の隣に「外交官の家」があります。

「今日は雨で惜しかったですね。晴れた日には東京スカイツリーや富士山も見えるんですよ。」と館の世話をしている女性が迎えてくれました。

 

2. 外交官の家

ニューヨーク総領事やトルコ大使を務めた外交官・内田定槌氏の邸宅として、1910年(明治43年)、東京・渋谷区南平台に建てられた館。1997年(平成9年)、イタリア山庭園に移築、復元されました。国の重要文化財に指定されています。

設計はアメリカ人建築家のJ・M・ガーディナー。

アメリカン・ヴィクトリアン様式の建物はいかにも洋館らしい外観。カメラの新製品が出ると、よく実写レビューの被写体になっていますね。

 カラー、モノクロをまじえて撮ってみました。

 

玄関ホールの扉のアールヌーボー風ステンドグラス。

 

食堂。外交官にとってたくさんのお客をもてなす重要な場所。

 

食卓のバラ。

 

小客間。晩さん会の食事の用意を待ったり、食後のお茶の場になったところ。

奥は賓客と応接するのに使われた大客間。

 

大客間。

 

大客間の窓辺に飾られていたブーケ。

 

籐椅子が置かれた、ガラス張りのサンルーム。

庭に面した腰壁は引き違い戸になっていて、足元に風を通すこともできるそうです。

 

2階の窓。

 

2階の書斎入口。

書斎の作り付けの書棚には、内田氏の和洋の蔵書がおさめられていました。

 

2階、夫妻の寝室。

隣の浴室・トイレも含めて、完全に洋風。明治の外交官の生活ぶりがうかがえます。

 

この「外交官の家」には、庭園の見える喫茶室も併設されていて、コーヒーやケーキを味わいながら一休みできます。

 

参考サイト : 山手西洋館

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撮影カメラ・レンズ

  キヤノンEOS 6D  

    EF24–105mm F4L  IS USM


6D試し撮り・横浜の西洋館 Part 1

2013年02月08日 | 風景・建物

パシフィコ横浜で開かれた「CP+ 2013」を見た翌日2月2日に、横浜・山手の西洋館めぐりをしてきました。

 EOS 6D とEF24-105L IS USM(写真)の試し撮りをかねて…

 

ところが最悪! 朝から雨と風の日でした。ああ雨男… 

傘が松茸になるような、ひどい吹き降り。

大事な買ったばかりのカメラを抱えて、雨から守るのに精いっぱい。いかに防塵防滴仕様だといっても、買ったばかりのカメラを雨に濡らしたくはないですよね。

 

番号の振られた西洋館の外観写真は、サムネイルをクリックすると拡大します。天候のせいで(言い訳?)画質が悪いカットもありますが、ご容赦ください。また、 ところどころ、モノクロームもやセピアも入れてみました。いかがでしょうか。

 

1. ブラフ18番館

関東大震災後に、山手エリアの別の場所に建てられた外国人住宅。その後、現在のイタリア山庭園に移築されました。カトリック山手教会の司祭館として1991年まで使われていたそうです。

窓枠の薄緑色が特徴的で、室内装飾が美しく施された西洋館でした。

 

豪華なテーブルセッティング。

 

この館自慢のサンルーム。

幸せな空間ですね。こんなところで日向ぼっこしたい。

 

「お茶にしましょうか」。

 

 

サンルームに続く部屋。

 

モノクロにしてみました。

 

窓枠の色は、とても花と似合います。

 

「100年前のピアノ(洋琴)」との説明。

 

暖炉の上の装飾。

 

クリスマスの名残のようですね。

山手地区ではクリスマスに、各西洋館で華やかなイベントがあるそうです。

 

食卓のまばゆい彩り。

 

6D+EF24-105L IS USMレンズ、なかなかいいのではないかと思いました。

ただし広角で撮ると、広角特有のひずみ(どのレンズでもそうですが)と、このレンズの軽い樽型の歪曲収差が目立ちます。

掲載写真の大半はPhotoshopのレンズ補正で、ひずみや歪曲収差を補正したものです。


CP+2013 Part 5

2013年02月06日 | カメラ

CP+2013でまだ紹介していなかった機種やモデル・コンパニオンさんの画像です。

シグマ DP3 Merrill。

超高画質イメージセンサー「Foveon X3」を搭載した、DP1 Merrill、DP2 Merrillに続く、高級コンパクトカメラ第3弾。レンズは50mm (35mmカメラ換算で約75mm)F2.8の中望遠です。

2月22日に発売されます。シグマのHPによると、「高性能コンパクト・シリーズ、ここに完成。」とありますから、このシリーズは、これで打ち止めなんでしょう。

手に取って少し写してみただけですが、ボケがきれいな感じ。動作もそう遅い印象はありませんでした。

しかし、レンズ一体型ですから、広角から中望遠までカバーしようとすると、DP1 Merrill、DP2 Merrill、DP3 Merrillと、3台も買わなければなりません。

いくら画質がいいといっても、それはよほどのシグマファンか、お金に余裕のある人しかできないでしょう。

ちょっとやりすぎじゃないの… と思わないでもありません。

このシリーズに加えてSD1 Merrillまで、分厚いパンフレットをドサッともらいました。渋い、リッチな感じの作品例がたっぷり掲載されていました。

 

パナソニック LUMIX GH3。


パナソニックのミラーレス最上位モデルで、いかにもステータスを感じさせるディスプレー。

キヤノンEOS 7Dのレスポンスを目標に開発されたという話を聞きました。AFの速さ、連写性能は良さそうで、画質もアップしているとのこと。そもそも動画についてはLUMIX GHシリーズの評価は高いし、良いレンズがどんどん出てきているのも魅力。

液晶はとてもきれいです。

いいことばかり並べましたが、ただ、個人的にどうしても電子ビューファインダーには慣れませんね。

それと、誰かが妙な設定にしたのか、シャッターが思うように下りないので「あれッ」と思いました。会場が暗いのでAFが効かなかった? まさかそんなことはないでしょうが…

 

オリンパスの製品をずらりと並べたコーナー。 今年発売予定のPEN E-P3 後継機には青いカバーがかけられていました。

係の女性に聞いたら「まだ名前が決まってないんですよ」とのこと。

CP+2013開幕時のプレゼンテーションでは、オリンパスイメージングの幹部が「『NEXT-E』『NEXT-OM-D』『NEXT-PEN』の技術を取り入れた『NEXT STYLUS』のフラッグシップ」になると説明したそうです。

OM-Dを超える? 

そういう意味じゃないと思いますけどね。

では、どんな性能を盛り込んでいくのか、興味シンシン。

どうせ、(と言っては語弊がありますが)センサーはソニー製を使うでしょうから、2000万画素センサー! なんてのも難しいことではないかもしれません。

 青いベールを脱ぐ日を楽しみにしましょう。

 

さて、ソニーのブースは、主だった新製品が去年に出てしまったので、行列するようなこともありません。代わりに、カメラやハンディカムをずらりと並べた撮影体験コーナーがありました。

RX 1を手に取ってパシャパシャ。

(EOS 6Dを買ったあとで、いまや金欠。高価なRX 1は、完全に手の届かない“高嶺の花”になってしまった思いです)

下の画像はそのあと、キヤノンEOS 6Dで撮ったもの。

花と女性がモチーフ。

 

EOS 6D とキットレンズのEF24-105L IS USMの組み合わせ。撮ってみると、ポートレートに使うカメラ・レンズとしても悪くないなと思いました。

 

SAMYANG(サムヤン)のコーナー。

APS-Cやマイクロフォーサーズ用の韓流レンズが並んでいます。わりに品質が良く、コストパフォーマンスは抜群。世界的に人気が上がっているそうで、日本のメーカーもうかうかしていられません。

レンズのほかに、色々なカメラアクセサリーも手掛けているようですね。

メード・イン・ジャパン派の私としては、警戒の目で、遠巻きに眺めるのみ。

 

天体望遠鏡のVixen。

星景写真にも興味がないことはないので、ぶらりと立ち寄って見てきました。ただ、ハードルは高そう。

 

ところで、CP+はモデル撮影会みたいなところがあって、モデル、コンパニオンさんは、大勢のカメラマンに囲まれていました。それが狙いで来ている人は、ちゃんとディフューザーをかぶせたスピードライトや手製のレフなんか用意していて、大体すぐ分かります。

私も、あの、その… 狙いは同じたぐいのオジサンかもしれませんけど…

 

「イェーイ!」はつらつとしたケンコートキナーのモデルさん。

 

パナソニックのブースで。

 

同じくパナソニック。

 

こちらはエプソン。

 

ペンタックスのお二人。

 

黒と黄色は、もちろんニコン。

 

ちょっと恥ずかしそうなのが、何となくいい感じ。

 

そして、“トリ”は、キヤノン。

 

会場では、すべてノーフラで撮りました。

結果はというと、いかに暗所に強いEOS 6Dでも、露出がアンダーだったり、色が変になったりのオンパレードに(いろいろな種類の人工光が氾濫しているので、ホワイトバランスが偏ってしまいます)。思ったより難しかったですね。最後は現像ソフトDPPとPhotoshopの補正機能に頼りました。

 

この日(2月1日)は閉館ぎりぎりの時間まで居て、会場を後にするころには夕闇が迫っていました。

 CP+2013会場のパシフィコ横浜付近(これのみソニーRX100で撮影)。

 

みなとみらい地区の夕暮れ、夜景はいつ見ても美しい。

また来年も来ようかな…


CP+2013 Part 4

2013年02月05日 | カメラ

キヤノンのブースで一番込み合っていたのは「PowerShot N」のコーナー。

通路に面しているのでよけい混雑していました。

アメリカ・ラスベガスのCESでお目見えして、日本では初公開。

手に取るまでだいぶ待ちました。お客さんがなかなか交代してくれなくて…

縦も横もない四角のカメラ。シャッターはレンズの回りのリングを押すだけ。それ以外に、液晶画面でタッチしてもシャッターが切れます。液晶画面はちょっとスローですが、タッチだけですむのは便利です。

手のひらに収まる可愛いカメラ。

 

使うまではさほど重視していなかったのですが、一回シャッターを切るだけで元画像を含めた6枚のアート風写真が撮れる「クリエイティブショット」は以外に面白いです。

写真は出来上がってから初めて分かるもので、「あ、これこれ、この雰囲気がぴったり」と思ったアート効果の写真を選んでスマホに送るというような使い方もできそうです。

 

ここでまた脱線ですが、PowerShot Nの画像をDPPで画像処理していて、デジタルレンズオプティマイザ(DLO)の効果がよくわかったので掲載してみます。

DLO適用前  ピクセル100%画像

 

DLO 50%適用後  ピクセル100%画像

 (使用カメラ・レンズ  EOS 6D   EF24-105mm f/4L IS USM )

 

DLO適用後は、明らかにエッジが立っています。

レンズ固有の収差やローパスフィルターなどによる解像感の低下を補正するそうです(純正レンズのみ対応)。

 

さて、ニコンと同様に撮影体験コーナーもありました。EOS 6Dは25分待ち。

「もう買ったもんね~ 」と行列をしり目にパスする妙な優越感…

ニコンのように、自分のSDカードを使ってのデータ持ち帰りはできませんでした。

この点に関してはニコンのほうがファンの気持ちに沿って、大らかですね。

 

超望遠体験コーナー。ニコンと同様で、こちらは白レンズの砲列。

ロンドンオリンピックではニコンと使用率を競いましたが… あの決着はどうなったのでしょう。

 

キヤノンが力を入れているシネマEOSの展示も。

 

シネマEOSのシステム。

4K映像の試写室もありました。ただ、自分がスチール主体の趣味なので、いまひとつ興味がわかないのですよね。

 


CP+2013 Part 3

2013年02月04日 | カメラ

「CP+2013」ニコンブースの続きです。

今回、ニコンは体験撮影コーナーを多く設けていました。

先の「Nikon 1 高速AF体験」の次に見たのは、「NIKKOR体験コーナー」。

NIKKORレンズを3本ほど置いた撮影場所で、用意されたカメラ機材に好きなレンズを付けてモデルさんを撮影できます。自分のSDカードを差して、データを持ち帰ることもできました(他の体験撮影コーナーもデータ持ち帰りOK)。

F1.4の単焦点レンズなど、良さそうなレンズばかり。

予備のSDカードを持っていなかったのが悔やまれました。被写体はいいし、画質を比べるのに絶好の機会だったのに… (予備のカードを入れたバッグを、会場外のコインロッカーに入れてしまっていました)

しょうがないので、液晶画面だけで確認。F1.4のレンズは明るくて見やすい感じでしたね。

 

以下の写真はすべてキヤノンEOS 6Dでの撮影です。

明るいライティング。これでちゃんと撮れなかったら笑われますね。

 

すみません、ニコンでなくて。

 

次は「D800高画素体験」。

手持ちのSDカードがあれば、絶対EOS 6Dと比較するところでした。

D800で撮れば、素晴らしい解像感が実感できそうなシチュエーション。

 

「D600高感度体験」コーナーも見てみました。

かなり暗めの、撮影には厳しい照明でしたが、D600の液晶画面を拡大して見たかぎりではノイズがそう目立ちませんでした。

EOS 6Dと比べてどうなのか、やはりSDカードでデータを持ち帰るべきでしたね。

つくづく、もったいないことをしました。

 

ちなみに、上の写真のデータは以下の通りです。

EOS 6D  EF24-105mm f/4L IS USM
シャッター速度優先AE (1/80秒 F4.5) 、露出補正 +2/3 、 ISOオート( ISO1000 )、画質RAW 、ホワイトバランス オート、 ピクチャースタイル スタンダード(RAW現像時にポートレートへ変更) 、高感度撮影時のノイズ低減 :「しない」
画像補正は、DPPでややハイライトを下げ、暗部を持ち上げています。

 

ニコンのセミナーステージでは、「アベっち」こと阿部秀之氏が「Nikon 1 V2の実力」について解説。相当な数の人が聞き入っていました。

Nikon 1に200mmのレンズを付けることで、540mmの超望遠の世界が楽しめるという話も。

建物の先端にある風見鶏のドアップ。

Nikon 1で、ここまで鮮明に撮れるのですね。


超望遠といえば、4月発売予定の「AF-S NIKKOR 800mm F5.6E FL ED VR」がのぞける「超望遠体験コーナー」も人気でした。

オートフォーカス(AF)NIKKORレンズ史上最長の焦点距離800mm。

量販店の予約では162万円ぐらいの値段がついています。もちろんプロの報道カメラマンやよほどのハイアマチュアでなければ、縁の遠いシロモノ。

AF-S NIKKOR 800mm f/5.6E FL ED VR。

 

ちょっとだけのぞいてみたかったのですが、順番待ちが長くてあきらめました。

 

この800mmを上回る伝説的なニコンの超望遠も展示されていました。

AI Zoom-Nikkor 1200-1700mm f/5.6-8P IF-ED。

デカいですね。1990年当時、甲子園球場のセンターバックスクリーン横から、130メートル以上離れた本塁の選手を撮影するために開発された、特殊な超望遠レンズ。

重さ16キロ、受注生産で600万円(当時)したそうです。

「報道のニコン」のプライドをかけて開発した技術者の苦闘ぶりは、ニコンHPの「知られざるニコンの歴史」に詳しく書かれています。

 

以上、ニコンブースでした。


CP+2013 Part 2

2013年02月03日 | カメラ

「CP+2013」では、メーカーごとに色々なパフォーマンスがありました。

カシオのブースでやっていた「スラックライン」という綱渡り+トランポリンのようなスポーツが珍しかったですね。

幅5センチぐらいのベルトを張り、その上を綱渡りの要領で歩いたり、ベルトの伸縮力を利用して飛んだり跳ねたり…

バランス感覚と反射神経が良くないとできませんね。

「サクサク撮れるデジカメ」EXILIM ZRシリーズなら、こうした動きの速い被写体でも、快速シャッターと、高速連写で撮影できる、というのがパフォーマンスの狙い。最新機種で撮影体験ができるようになっていました。

 

 綱渡りをスポーツとして楽しむ「スラックライン」。

 

歩くだけでなく、「トリック」という動き、技で魅せます。

まだ新しいスポーツですが、世界的に競技者が増えていて、ワールドカップもあるそうですよ。

「スラックラインの歩き方」というブログで詳しく解説されています。

動画もあって面白いです。

なかでも、スリックラインが注目されるきっかけになったという次の動画はひやひやします。

 高所恐怖症の人にとっては、思わず「ヤメテ!!」と言いたくなる映像。

でもどうやって撮ったんでしょう???

 

脱線してしまいましたが、ニコンのブースにも、動きの速い被写体を撮る体験コーナーがありました。

「Nikon 1 高速AF体験」。『AF追従した状態で世界最速の約15fpsの高速連写を可能にした』Nikon 1 J3などを使って、かなり激しいダンスシーンを撮影体験できるようになっていました。

下は、キャノンEOS 6Dで試しに連写してみたもの。

EOS 6Dの連写は最高約4.5コマ/秒ですから、当然かないませんね。

でもまあ、ブレながらも一応写っていました。

 


CP+2013 Part 1

2013年02月02日 | カメラ

2月1日に「CP+2013」を見てきました。

 

 パシフィコ横浜で開かれた「CP+ 2013」。

富士フイルムのブースでは「X100S」「X20」のタッチ&トライがにぎわい、30分待ち。ここが一番待ち時間が長かったように思います。

「X100S」と「X20」。わりと人気があるんですね。富士フイルムによると、注文が多すぎて、当初2月16日(土)発売 を2月23日(土)に遅らせたとか(富士のニュースリリース)。

 

しんどいので、タッチ&トライには並びませんでした。10分ぐらいなら待ってもいいけど…

「X100S」のディスプレー。

高級な趣味性をアピール。本当の良さを知る人に… という感じでしょうか。

 

こういうクラシックテイストなカメラ、ほんとに好きな人が多いんですね。熱いものが感じられるタッチ&トライのコーナーでした。

 

こちらはケンコートキナーのイベント「スマホでより良い写真撮影!」イベントのモデル撮影ステージ。

スマホに小さなコンバージョンレンズをつけることで、一味違った写真が撮れるということ。

よく知らなかったのですが、接写から望遠までたくさんのコンバージョンレンズが用意されています。

 

 

スマートフォン用のAGORコンバージョンレンズの数々。

とても面白いと思いました。

 

ところでキヤノンやニコンはどうしたんだ、と言われるかもしれません。

見てないわけはないので、順次アップしていきたいと思います。

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撮影カメラ・レンズ

 キヤノンEOS 6D

  EF24-105mm F4L IS USM