ここにきて、シリコンゴムのコーティングなど、実験に向けて確実に前進がみられるようになっています。ウォームプレートやチャンバーの改良、チューブなども手配し、試薬もようやく見えてきました。トランスデューサーのセットも行い、張力の評価ができるようになりました。あとは、実際にテストを繰り返して、実験するだけとなりそうです。何もないところから始めると結構準備に時間がかかることを痛感しました。でも、こうした新たな取組みとは非常に楽しいものです。これもこれまでの経験があったからこそで、感謝しています。本当にいろいろなことをやってきました。分光光度計を用いた物質の定量からはじめ、組織染色、酵素活性の測定、張力測定、電気泳動(SDS-PAGE)、電子顕微鏡、細胞培養、免疫組織化学染色、ウェスタンブロッティング、PCRなどなど。でも、まだまだやりたいことがたくさんあります。でも、気ばかりあせってしまい、なかなか進みません。もちろん、設備的にできないこともたくさんあります。そのためにも、成果を挙げ、研究費を獲得して、やりたいことができるような環境を整備していきたいと考えています(考えるのは勝手ですので...)。あせらずにゆっくりと、確実に前進していきたいと思います。
政治経済、高校時代に勉強しました。はっきりとしたことは憶えていませんが、比較的すんなりと学習できた科目だったような気がしています。政治と経済は密接な関係にあります。今日、財務大臣が交代しましたが、株式市場は大きな反応を見せずに終値は若干の下がった程度でした。為替相場は円安ドル高傾向がみられたそうです。これは、財務大臣がこれくらいがいいと発言したことが原因らしいです。市場は新大臣の力量を伺いつつ、的確に反応しているようです。まだ、財務大臣としての重大な発言などは報道されていないと思いましたが、円相場については前述のような発言があったようで...。わざと発言してリードしていたならよいのですが、そうでなく不用意な発言だとすると問題です。いずれにしても、年初以来3日連続して高騰?いや上昇した株価が若干下がったのは事実です。2009年の世界の株式において、日本の株価上昇率は世界45カ国で下から2番目だったとの分析結果が報道されました。世界全体の上昇率は34%、日本は3.8%ということです。かなり差があります。ちなみに最下位はモロッコでマイナスの値。日本はその上。その他の先進国はというと、英国39.5%(32位)、フランス27.2%(36位)、米国26%(37位)、ドイツ24.2%(39位)ということです。参考までにお隣の中国は、66.2%で18位ということです。数値や順位もあまり参考にならないと思いますが、株式市場比較的成熟している?先進国の中で、伸び悩んでいるは日本だけということになると思います。リーマンショック以来、各国はそれなりの対策を講じて株式が回復しているのですが、日本は上手くいっていないということです。逆に考えれば、適切な政策を打てれば、企業業績は大きく回復し、景気は一気に回復するポテンシャルを秘めているともいえるのではないでしょうか。政府には是非とも有効な対策をお願いしたいと思います。
せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ。そう七草です。正月のお酒やおせち料理などで不足がちな栄養素を補おうとする昔の人の知恵でしょうか。そして、明日から学校が始まるという方も多いと思います。体調をしっかり整えて、準備をしてもらいたいと思います。また、受験シーズンがいよいよ来週末のセンター試験を皮切りにスタートします。受験生の方には是非とも頑張ってもらいたいと思います。
血圧。一度はどこかで測定したことがあるかと思います。高い数値と低い数値の2つの数値が斜線で区切られて表記されます。たとえば、120/80のように。単位はmmHgといって、Hg=水銀柱、mm=ミリメートル、ということです。つまり、血液の圧力(血管を押し広げようとする力)が水銀柱の高さにして120mm分の力がある時と80mm分の力がある時が観察できるとなります。もちろん、最低値が80mmですので、常に80mm以上の力が血管にかかっていることになります。この血圧、測定する場所によって異なってきます。なぜなら、血液にも重さがあるので、重さの分圧力に付加されるためです。そうなので、血液には重さがあるのです。体の中に張り巡らされている血管内に隙間なく入っている血液ですが、駆動力を生み出す心臓より上に持ち上げるのは難しいことなのです。逆に、心臓より下、例えば立っているときに足の方へ血液を送るのは容易なのです。ですので、座ったり寝た状態から急に立ち上がると、心臓から足へ向かう血液が瞬間的に増えてしまう傾向にあります。しかし、普通の人(自律神経機能の血管の調節が正常な人)では、こうした足への血液の再分布を防ぐ仕組みが働き、結果的に心臓より上へ行く血液量の低下がほとんど起こりません。心臓より上、つまり頭(脳)ということです。しかし、この血液再分配の調節が上手くいかないと、一時的に脳が貧血状態になってしまいます。これがいわゆる「脳貧血」です。「貧血」というと、一般には血液に含まれる酸素を運搬するたんぱく質(ヘモグロビン)が少ないことを指します。しかし、脳貧血は、ヘモグロビン濃度が正常な人でも起こります。自律神経機能は、自分では制御できません(制御できないから、「自律」という言葉がついているのです)。この自律神経は我々の身体の機能を制御しています。意識的に行うもの以外はすべてといっても過言ではありません。ですので、生活の乱れは自律神経機能の乱れ(混乱)を招く恐れがあります。冷え症なども、自律神経機能と密接な関係にあります。ここ最近、とても寒い日が続いています。冷え症の方は大変つらい日々を過ごしていると思います。冷え症対策としてさまざまなことが提案されていますが、生活リズムや生活習慣を見直してみて、改善する余地がある場合は是非とも改善してみてはいかがでしょうか。
昨日、自宅に戻って身の回りの物品を整理していた時、携帯電話がないことに気がつきました。コートやズボンのポケットなどを何度も探してみましたがありません。少し家の周囲を探して歩いてみましたがやはりありません。いやぁ、困りました。全く記憶がないのです。昨日は車で家の前まで送ってもらったので、もしやと思い自分の携帯電話に電話をしてみたところ、送ってくれた人が出てほっと一安心。昨夜はすごく寒かったのですが、寒さは完全に吹っ飛んでしまいました。今、携帯電話は手元にありますが、いつも携帯しているものがないというのは何となく落ち着かないものです。今回、あらためて痛感しました。もう少し携帯電話に依存しない生活があってもよいのかもしません。それにしても、本当にひやっとした一時でした。婚と気思ったのですが、最近は街から公衆電話が消えていっています。本当に見当たりませんね。いざという時、公衆電話は必要だと思うのですが...。携帯電話だけでは心もとない?のではないでしょうか。ある程度決まった場所に公衆電話は残してほしいと感じました。
財務大臣が交代するようです。今度は、どうやら財務関係についてはあまり精通していない方のようです。果たして、どうなるのでしょうか。といっても、2009年度補正予算と2010年度予算案はすでにできているので、国会審議(予算委員会)での答弁ということになるのでしょうか。この方、TVでの討論を聞いていると、すぐに「前政権のつけ」を問題視してしまう傾向にあります。もう、前政権のことを問題にしているようではいけないと思いますので、前向きな答弁が期待されますがどうなりますか。そして、市場の反応も興味があります。昨日の辞任騒動に対して市場は反応しませんでした。しかし、実際に交代が決まったことに対して市場はどのように反応するのか気になるところです。ご祝儀相場あるいは様子見と言ったところでしょうか。あるいは、期待と失望のどちらかに大きく振れてしまうのでしょうか。財務大臣の交代とは直接関係ないのですが、国家戦略担当が今回の交代劇で担当大臣が交代します。国家戦略大臣というのはそう簡単に交代できるものなのでしょうか?イメージ的には、日本国にとって最も大切な部門で、その担当大臣が交代することは非常に大きいことだと思いますが、マスコミは大きく取り上げていないようです。財務も大切ですが、国家戦略も大切だと思います。この国家戦略を行政刷新担当と兼務させるというよくわからない人事になっているような気がしてなりません。