質量が存在すると、ボウリングのボールが載ったトランポリンのように時間と空間で構成される4次元の「時空」がゆがむ、というアインシュタインの一般相対性理論の予言が、米航空宇宙局(NASA)の人工衛星「GP―B」の観測で確認されたそうです(ASAHI.com)。NASAの発表によると、遠方の星が見える方角が、1年に9万分の1度ほどの割合で変化していたそうです。この変化は、地球の自転で発生する時空の渦の効果として理論が予言する量と一致したものだというのです。また、地球の質量による時空のゆがみによる方角の変化も、理論の予言通りに観測しできたそうです。一般相対性理論は1916年に完成したものだそうで、重力という加速度の影響を説明しています。例えば、理論によると重力の大小により時間の進み方が変化するというのです。これは精密な原子時計を積んだ探査機が、地上より重力の弱い高空では時計が速く進むことを確認しているそうです。いずれにしても、この理論を構築したアインシュタインは大したものですね。
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