米国航空宇宙局(NASA)などのチームが昨年12月に、生命活動に必須のリンの代わりに、猛毒のヒ素を利用して生きる細菌をカリフォルニア州のモノ湖で発見したと発表しました。しかし、このひ素を利用して生きる細菌の存在に疑問を投げかける論文が米国科学誌サイエンス電子版が掲載したそうです(YOMIURI ONLINE)。しかも、8本もの論文を。いずれの論文も、「ヒ素はデオキシリボ核酸(DNA)中では不安定」「生命活動に利用しているのではなく体内に取り込んだだけ」などと問題点を指摘し、実験の過程でヒ素が混入した可能性などについても指摘しているそうです。これに対し、NASAチームは反論する論文を同誌電子版に再度掲載したそうです。その反論の論文では、実験方法が適切だったことを詳しく説明し、「全体を考えても、やはり当初の結論が最も合理的な説明」としているそうです。さて、世紀の大発見の結末は・・・・・。
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