健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

高血圧関連する特徴的な遺伝子配列

2011-05-20 08:07:32 | 研究
日本人や中国人、韓国人など東アジアの人約5万人のゲノム(全遺伝情報)を解析し、高血圧に関連する場所が13カ所見つかったそうです(MSN産経ニュース)。まず、東アジアの約2万人のゲノムを調べ、高血圧と関連しそうな約240カ所を確認したそうです。さらに、別の約1万人を調査して関連性の強い場所だけに絞り込み、さらに別の約2万人で確認を行ったそうです。その結果、13カ所が高血圧と関係することが判明したそうです。そのうち6カ所は今回の調査で初めて関連が明らかになった配列だそうです。これまで、欧米人を対象とした同様の報告はあったそうですが、東アジア人を対象としたものはこれまでなく初めての報告だそうです。欧米人にはない場所も見つかり、人種に応じた新たな治療や予防、診断法の開発につながる可能性があるそうです。やはり、人種に特異的な原因などがあるようですね。欧米人で効果がある薬や治療法でも、日本人では有効でないものがある可能性を示唆するものですね。そうなると、治療薬の認可もさらに長期化するなどするのでしょう・・・・・。
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