インフルエンザワクチンは男性よりも、女性に高い効果を発揮するとの論文が発表されたそうです(AFPBB NEWS)。テストステロンの分泌量が多い男性は免疫反応が抑制されていたというものです。細菌やウイルス、寄生生物による感染症は男性の方がかかりやすく、また、男性には女性ほど黄熱病やはしか、肝炎などのワクチンの効果が上がらないことは以前から知られていたそうです。しかし、これまでその理由は明確に説明されていなかったそうです。調査は男性34人、女性53人を対象に行われたもので、インフルエンザワクチンに対する抗体反応が弱い男性は皆、テストステロン値が高かったそうです。一方、テストステロン値が低い男性の免疫反応は、女性と同程度だったとも。今回の研究で、免疫反応が弱いこととテストステロンとの直接的な関係が示されたわけではないそうです。テストステロン値が高いことと関連性がある遺伝子群の活性化によって、免疫系の反応が低下することが確認されたのだということです。研究チームは、先史時代の男性の役割は狩りや戦闘であり、けがを負い、結果として感染症にかかりやすい立場にあったと推測。これらの感染症に反応できる免疫系は進化論的に優位性がある一方で、その反応が過度であれば、病原菌そのものよりも免疫自体が危険になることも。免疫反応のより弱い男性の方が生存に適していたのかもしれないと、研究チームは仮説を述べているそうです。
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