ここ数年、アスピリンを用いたがん予防の臨床試験の報告が相次いでいるそうです(産経新聞)。日本でも先月、厚生労働省研究班がアスピリンの大腸ポリープ(腺腫)抑制効果を明らかにしているそうで、大腸がんの予防につながることが期待されているそうです。がんの予防には主に、ライフスタイルの改善などでがんになる人を減らす「第1次予防」と、早期発見・治療でがんから治る人を増やす「第2次予防」があるそうです。アスピリンなどの化合物を用いてがんになることを減らす「化学予防」は1次と2次の中間の「1・5次予防(先制医療)」と位置付けられるそうです。アスピリンは欧米で実施された複数の臨床試験で、がんによる死亡リスクを低下させる効果があると報告されているそうです。中でも、英オックスフォード大のチームの研究が有名で、2010年に医学誌『ランセット』に掲載された研究では、アスピリンを5年以上服用した人は、服用しない人に比べ大腸がんによる死亡率が約半分近く減ったことが報告されているそうです。日本でもアスピリンのがん予防効果を探る臨床研究が厚労省第3次対がん総合戦略事業の下、国立がん研究センターや京都府立医大など国内19施設が参加して、平成19年から実施されているようです。その結果、アスピリンを飲んだグループはプラセボに比べ、再発リスクが約40%減少したそうです。ですが、喫煙者ではアスピリンの服用により大腸ポリープが増加することが示されているそうです。また、この結果はアスピリンが大腸がんを完全に予防するというものではないそうですので、注意が必要だそうです。また、アスピリンには消化管出血などの副作用を起こす危険も。ですので、自己判断での服用は絶対にすべきではないそうです。
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