健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

最小限のゲノムを持つ自然界に存在しない細菌

2016-04-02 08:30:55 | 研究
生命の設計図とされるゲノム(全遺伝情報)を人工的にデザインし、自然界に存在しない最小限のゲノムを持つ細菌を作ることに成功したという論文がサイエンスに発表されたそうです(YOMIURI ONLINE)。この新たに誕生した最近は、自然界のどの生物よりも遺伝子の数が少ないそうです。研究チームは2010年、細菌「マイコプラズマ・ミコイデス」のゲノムを人工合成し、別の細菌に移植して自己増殖させることに成功。今回は、この細菌の遺伝子901個から生存や増殖に必要な遺伝子を選び、473個まで減らした人工ゲノムを別の細菌に移植し、自己増殖させたそうです。これまで自然界の生物が持つ遺伝子数は、525個の細菌が最少だったそうです。
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