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豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

24億年前の菌類様化石

2017-05-09 08:30:06 | 研究
南アフリカで偶然発見された化石は、これまで最古とされていたものよりさらに12億年古い菌類である可能性が高いとの研究論文がNature Ecology and Evolutionに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。植物でも動物でもない生物群、菌類の進化の物語を書き換える発見だそうです。菌類であることと多細胞であることの両方が立証されれば、細長い糸状のフィラメントがほうきのように束ねられているこの24億年前の微小な生物は、生命系統樹で人間が属する系統の生物としては、知られている限りで最古の化石標本となる可能性があるそうです。植物、動物、菌類などを含むが、細菌類を含まない生物分類の「上界」である真核生物の痕跡を示す生痕化石については、これまで最古とされていたものは19億年前の化石だったそうです。そして、地球自体の年齢は約46億年とされているそうです。菌類に似たこの古代生命体は、南アフリカのNorthern Cape州の地下800メートルから発掘された岩石に形成されていた、気体の泡でできたような球状の構造の内部で見つかったそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3126301
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