健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

中年期までの体重増

2017-07-23 08:30:01 | 研究
成人の多くは、年齢を重ねるごとに体重の増加を経験するが、中年期までの5キロ程度の体重増で重病リスクが大きく跳ね上がるとの研究論文がJAMAに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。成人期の少しの体重増加でも、2型糖尿病、循環器疾患、がん、非外傷性死といった重大慢性疾患の複合指標における罹患率の大幅上昇との関連が示されたそうです。研究は、1976年から2012年まで9万2000人以上を対象に追跡調査。対象は、女性では18歳、男性では21歳から、それぞれ55歳までの体重増加について自己申告。期間中、大半の人で体重の増加がみられ、女性では平均10キロ、男性では平均8.6キロ増えていたそうです。若年成人期からの体重増が2.26キロ以内の人との比較では、5キロ以上体重が増えた人に心臓疾患といった健康問題の著しい増大に直面してることを確認。体重が5キロ増えるごとに、2型糖尿病リスクは30%増大したそうです。他にも、高血圧が14%、心血管疾患が8%と、それぞれで健康リスクは上昇。さらに、肥満に関連したがんの罹患率リスクも6%の増加た。たばこを一切吸ったことがない人でも、早死にのリスクは5%高くなったとも。

http://www.afpbb.com/articles/-/3136212
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