米国航空宇宙局(NASA)の無人探査機「ニュー・ホライズンズ(New Horizons)」が到達した、人類の宇宙探査史上で最も遠い天体「ウルティマトゥーレ(Ultima Thule)」は、巨大な雪だるまのような形をしていたそうです(AFPBB NEWS)。NASAは先日、ニュー・ホライズンズから届いた初の鮮明な画像とともに発表。ウルティマトゥーレは地球から約64億キロ先の宇宙空間に浮かぶ氷に覆われた天体。ニュー・ホライズンズは1日、フライバイ(接近通過)に成功していたそうです。今回の詳細な画像を基に、ウルティマトゥーレは2つの球体が重力によって互いに少しずつ引き寄せられ、衝突して形成されたと確信しているそうです。ウルティマトゥーレは2014年に発見された天体で、宇宙探査機によって発見されたものとしては最も遠くにあるほか、最も古い可能性もあるそうです。1日のフライバイ以前には、ウルティマトゥーレの画像は不鮮明なものが1枚あるだけで、ボウリングのピンや落花生のような細長い形に見えていたそうです。最新の画像はウルティマトゥーレまで約2万7000キロの位置から撮影されたもので、1画素当たり140メートルの精度だそうです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3204886
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