健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

頭を使わないとだんだん学習能力が衰える!

2011-05-12 08:32:12 | 研究
頭は使わないと。使わないと使えなくなる。何となくそう言われ、そう言ってきたような気がしています。特に、認知症の予防には頭を使うことが推奨され、いろいろな頭の体操法が開発されています。ゲームもかなりはやりましたね。この刺激が少なくなると脳の学習機能が低下することに関しては、実はそのメカニズムは分かっていませんでした。そのメカニズムが実験的に証明されたそうです。外部からの刺激が乏しくなると、学習機能に関わる遺伝子に悪影響が及び、学習機能が落ちることが実験的に確かめられたというのです(毎日jp)。神経細胞間で記憶や学習機能に関わるたんぱく質「NMDA」を運ぶ分子「KIF17」を発見し、この分子に着目。この分子ができないマウスを人工的に作ったところ、NMDAを主に構成する「NR2B」というたんぱく質を作る遺伝子の働きが低下することが明らかになったそうです。また、音が鳴ると足に電気刺激を与え、その後に音だけを聞かせる実験を行うと、NR2B遺伝子の働きが落ちたマウスの場合、音に反応して足を縮める行動を取る割合が通常のマウスの半分にとどまることが判明したそうです。学習を司る脳内の「海馬」でのNR2Bの量も、通常のマウスの3割しかなかったそうです。具体的に分子の働きまで解明できたので、薬剤の開発も可能になるかもしれませんね。
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スカイプの買収

2011-05-11 07:56:03 | 日記
スカイプと言えば、皆さんご存じのネットを利用した通話サービス。音声だけでなく映像も利用した通信も可能ですね。2010年には世界で計1億7千万人が使い、ピーク時には2300万人が同時に使用しているそうです。このサービス、日本の携帯電話会社の1つであるAUがスマートフォンにサービスを内蔵したものを販売していますが、もともとどこの会社のサービスかあまり気にしたことはありませんでした。このスカイプは、ルクセンブルグに本社を置くスカイプ・テクノロジーズが提供しているそうです。そのスカイプをあのマイクロソフトが買収したというニュースが報道されています(YOMIURI ONLINE)。これにはびっくりです。でも、Windowsユーザーにとってはさらに使い勝手がよくなる可能性は・・・・・?例えば、スカイプがプリインストールされていたり・・・・・・。マイクロソフトは通信事業のテコ入れを図りたいようですが、さてその効果は・・・・・。以前は話せればそれで満足していましたが、これからのユーザーはより品質の高い通信を要求すると素人ながら思います。ですので、通信品質の改善が鍵でしょうか?
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時空の歪み

2011-05-10 07:47:46 | 研究
質量が存在すると、ボウリングのボールが載ったトランポリンのように時間と空間で構成される4次元の「時空」がゆがむ、というアインシュタインの一般相対性理論の予言が、米航空宇宙局(NASA)の人工衛星「GP―B」の観測で確認されたそうです(ASAHI.com)。NASAの発表によると、遠方の星が見える方角が、1年に9万分の1度ほどの割合で変化していたそうです。この変化は、地球の自転で発生する時空の渦の効果として理論が予言する量と一致したものだというのです。また、地球の質量による時空のゆがみによる方角の変化も、理論の予言通りに観測しできたそうです。一般相対性理論は1916年に完成したものだそうで、重力という加速度の影響を説明しています。例えば、理論によると重力の大小により時間の進み方が変化するというのです。これは精密な原子時計を積んだ探査機が、地上より重力の弱い高空では時計が速く進むことを確認しているそうです。いずれにしても、この理論を構築したアインシュタインは大したものですね。
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ゴールデンウィーク終了!

2011-05-09 07:10:39 | 日記
ゴールデンウィークも終了しました。今日から本格的に活動しはじめる方も多いのではないでしょうか。体調を整えて、仕事や勉強に集中して行きたいですね。国内はもちろん世界的にも予想外の事がまだまだ起きそうな雰囲気があります。米国によるビンラディン殺害に対する報復テロの可能性も高まっています。今、日本がテロを受けたらと考えると、ただでさえ震災で未曽有のダメージを受けているのに・・・・・。ネガティブな思考は止めて、自分を見失わず着実に前進して行きたいとあらためて思います。
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じわり円高

2011-05-08 08:28:41 | 日記
じわりじわりと円高が進んでいます。あっという間に1ドル80円台に。70円台はもうすぐ。さらに、比較的安定していた対ユーロでも円高になってきています。1ユーロ115円程になっています。ユーロ安は、ギリシャがユーロ圏から脱退するのではないかという報道によるものらしいのですが、いずれにしても日本の輸出産業にとってはマイナスなのではと心配になります。その一方で、研究の分野では円高はどちらかと言えばポジティブにとらえられているのではないでしょうか。これは、一般の消費者と同じで、海外の製品などを購入することがあるからです。試薬などは海外製品が比較的多い傾向にあります。ですが、研究で使用する輸入品に関しては、為替相場を反映してすぐに変動しないようになっていますので、円高の影響はあまり感じられません。一方、海外で実施される国際会議に参加する際の参加登録費等は基本的に現地通貨で支払うのですが、円高だと実質的に支払う金額が少なくなるので得した気分になります。海外の書籍や論文を個人的に購入する際も同様です。でも、日本で生活している以上、日本経済への影響の方がやはり問題としては大きいと思います。とにかく、適切な為替相場に落ちいてほしいと思います。
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学費のためのローン

2011-05-07 07:50:55 | 日記
日本では4年制私立大学の一般的な学費は年間100万円~150万円前後でしょうか。もちろん、医学部や歯学部は除いての話ですが。米国の4年制私立大の平均学費は、年約2万7000ドル(約220万円)で、2000年から7000ドル以上増加したそうです。この平均学費は日本を大きく上回っていますね。こうした中、大学や大学院の学費のための学資ローンの貸付残高が急増し、今年初めて1兆ドル(82兆円)を超える見通しとなったそうです(YOMIURI ONLINE)。学資ローンは、アメリカの大卒者の6割以上が利用し、平均負債額は約2万4000ドル(約196万円)だそうです。これを卒業してから返済することになるということですが、米国でも就職難だそうで、大学生の負債が大きな問題となっているようです。将来の経済的な不安を抱えての勉学や研究は厳しいです。日本で学費が経済成長以上に高騰しないことを願うばかりです。
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平均寿命95歳

2011-05-06 07:57:48 | 研究
平均寿命95歳。びっくりするような値ですね。これは日本人女性の平均寿命。といっても、現在ではなく90年後の予測値だそうです。男性は89歳で、全体で92.3歳という予想だそうです。これは国連が、2100年までの世界人口予測の中で発表したものだそうです(YOMIURI ONLINE)。そして、日本の人口は10年の約1億2600万人から2100年には約9130万人に減少すると予想されています。この人口減少率は思ったより低いという印象があります。また、世界の人口はアジア、アフリカ諸国の高出生率などの影響で、同年には約101億人に達するとの見通しだそうです。ちなみに今年10月末に70億人、2083年に100億人を突破すると予想されているそうです。世界一の人口を誇る中国でも、2025年の約13億9500万人をピークに減少し、2100年には約9億4100万人となると予想されています。一方、インドは2025年に中国を追い抜き、2060年には17億1796万人に達し、その後は減少するとされています。そして、2100年には約15億5000万人となると予想されています。さて、どうなりますか?もちろん、その場には立ち会えないと思います。
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メタボ検診の見直し開始

2011-05-05 07:57:47 | 研究
厚生労働省は、40~74歳を対象とした特定健康診査、いわゆる「メタボ健診」の見直し作業をスタートさせたそうです(MSN産経ニュース)。このメタボ検診は平成20年度に始まった医療制度改革での医療費抑制の目玉施策でした。しかし、平成20年度の受診率は38・9%、平成21年度(速報値)は40・5%と伸び悩んでいます。これだけ実施率が低いと、制度そのものを見直す必要があるという判断でしょうか。開始から3年余りでの見直し。生活習慣病を予防するという理念は正しいと思います。この理念と検診の在り方の議論になると思います。有識者検討会で議論して来年夏までに結論を示し、平成25年度から適用する方針だそうです。個人的には、検診という受動的なものではなく、能動的な参加型にした方がよいと思いますが、さてどの様な制度になるのでしょうか。
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長崎大学で中学校教員養成課程の廃止を検討

2011-05-04 08:14:41 | 日記
地方の大学では生き残りをかけて、学部・学科の再編が盛んに行われています。生き残りとは学生の確保のことです。特に、小規模の私立大学では、如何に学生を確保するかが大きな課題です。こうした中、地方とはいえその地域の国立大学法人で、教育学部中学校教員養成課程の廃止が検討されているという報道がなされました(YOMIURI ONLINE)。長崎大学では、大学の特色を出しながら地方の要望を組み入れた新学部設置を検討しているそうです。そのために、既存学部を再編して学生定員と教員を確保するために教育学部に目をつけたようです。というのも、学生の教員就職率が6割程度と低く、十分に機能しているような状況にないと判断したようです。新学部は教養教育系の文系学部で、学生数は1学年約100人、教員数は40人程度を想定しているようです。全国の国立大学法人の教育学部(教員養成系学部)で全廃は異例だそうです。定員の一部をゼロ免といって教員免許取得を目指さない課程に振り替えるということは以前行われていましたが、教育学部の1つの過程を完全になくすのは反対も多いと思います。つまり、長崎県の中学校教員は他の都道府県あるいは私立大学で養成された教員を採用していくということです。私立大学では経営方針などにより教員養成が恒常的に行われる保証は必ずしもないと思います。さて、この問題はどう決着するのでしょうか。ちなみに、小学校教員養成課程などは残るようです。
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黄砂飛来!

2011-05-03 07:49:26 | 日記
強い西風に乗って黄砂が飛来してきました。愛知県豊橋の地でいつも眺めている景色。昨日は、そんなに遠くない山々などのどかな風景がかすんでいました。スモッグか?花粉か?まさか黄砂が。これまでに経験したことのない風景でした。近くのものがこれだけかすんでいたのだから、自分の体内にも相当吸い込んだと思っています。そこで、黄砂について少し調べてみました。黄砂は、アジア大陸の砂漠などの乾燥地帯の砂が飛来するもので、日本のように発生地からある程度離れた地域に飛来する黄砂の粒子の大きさは、0.5µm–5µmほどの非常に小さな粒子だそうです。この黄砂の粒子は、タバコの煙の粒子の直径 (0.2–0.5µm) よりやや大きく、人間の赤血球の直径 (6–8µm) よりやや小さいということです。黄砂の組成は、主に石英、長石、雲母、緑泥石、カオリナイト、方解石(炭酸カルシウム)、石膏(硫酸カルシウム)、硫酸アンモニウムなどだそうです。ですが、黄砂は上空を浮遊しながら次第に大気中のさまざまな粒子を吸着するのだそうです。そのため、工業地帯を通過すると人体に悪影響を及ぼす物資を吸着して運んでくることも予想されるというのです。こうした黄砂を吸い込むのは・・・・・。インフルエンザウィルスや花粉だけでなく、黄砂にも注意が必要ですね。
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