健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

マイナンバーで患者データ共有

2016-04-10 08:30:46 | 研究
前橋市と群馬大学などは近く、県内の医療機関や薬局、老人保健施設と連携し、共通番号制度のマイナンバーカードを使って、医師や薬剤師が患者の検査画像データなどを専用端末を通じて共有するシステムをスタートさせるそうです(YOMIURI ONLINE)。全国初の取り組みで、総務省が1000万円助成し、他の地域での展開も目指すそうです。病院を移った患者が同じ検査を受ける無駄を省き、継続性のある診療につなげるのが狙いとのこと。マイナンバーカードには、所持者本人であることを証明する電子証明書も組み込まれているため、システムはこの本人証明機能を活用するとうもの。患者が医師らの専用端末のカードリーダーにカードを読み取らせると、コンピューター断層撮影法(CT)の検査結果の画像などが医師を通じ、同大で管理するサーバーに登録され、医師や薬剤師は、各自で管理する端末を通じて自分のカードでサーバーに接続して閲覧するそうです。
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水痘ワクチン

2016-04-09 08:30:46 | 研究
厚生労働省は、水痘(水ぼうそう)の予防ワクチンの効能・効果に、「帯状疱疹の予防」を追加することを承認したそうです(YOMIURI ONLINE)。帯状疱疹は、子供らが感染して発疹が出る水痘と同じ水痘帯状疱疹ウイルスが引き起こすもので、水痘が治ってもウイルスは体内に長期間潜み、加齢や疲労で免疫力が落ちた中高年で発症。胸や背中などに痛みを伴う発疹が出て、治療が遅れると激しい痛みが残ることがあります。1回接種すれば長期間の効果が見込めるそうです。帯状疱疹は年約60万人が発症すると推定されているとのこと。なお、対象は50歳以上だそうです。
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細胞シート治験

2016-04-08 08:30:07 | 研究
拡張型心筋症の子どもの治療に、脚の筋肉の細胞を使った細胞シートを使えるようにする臨床試験(治験)を始めたと大阪大学病院が発表したそうです(YOMIURI ONLINE)。心臓移植が必要な子どもの重症化防止が期待できるといい、2020年頃の承認を目指すそうです。拡張型心筋症は、心臓が拡張してポンプ機能が低下する病気で、心臓移植しか根本的な治療法がないとされています。国内では毎年50人前後の子どもがこの病気で移植が必要とされています。治験で使うのは、医療機器メーカー「テルモ」の「ハートシート」だそうです。患者の脚の筋肉細胞を培養し、極薄の円いシート(直径5センチ)に加工して心臓の表面に複数枚を貼り付け、心機能の改善を促すというもの。シートは昨年9月、大人の重い心臓病を対象に、再生医療製品を早期承認する制度の初の適用例になっていました。今回の治験は、子どもの拡張型心筋症にも使えるようにするのが目的で、18歳以下の患者3人に対し、今後3年で安全性や治療効果を確かめるそうで、1例目の治療は今年夏頃を予定しているとのことです。
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メタボ未満でも・・・・・

2016-04-07 08:30:06 | 研究
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目した特定健診で腹囲が基準(男性85センチ、女性90センチ)に満たなくても、高血圧などの危険因子が一つでもあると、脳卒中や心筋梗塞の発症リスクが約2倍になるとの調査結果を、厚生労働省研究班が厚労省の有識者検討会で発表したそうです(YOMIURI ONLINE)。これを受けて、2018年度のメタボ健診の指針見直しに向け、具体策を話し合うそうです。調査は、男女計約3万1000人を8~12年間追跡。このうち約1200人が、脳卒中や心臓病を発症。調査結果を解析すると、全く問題がない人に比べて、腹囲が基準未満でも高血圧や高血糖、脂質異常などの危険因子が一つあれば、発症リスクは、男性で1・91倍、女性で2・12倍に高まっていたということです。
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ガードナー賞

2016-04-06 08:30:24 | 研究
少し前になりますが、カナダのガードナー財団が医学分野で大きな成果を出した研究者に贈る「ガードナー国際賞」の今年の受賞者に、遺伝子を高精度に改変する技術「ゲノム編集」の開発に関係した米、仏、スウェーデンの5氏を選んだと発表したそうです(YOMIURI ONLINE)。賞金は各10万カナダ・ドル(約850万円)だそうです。受賞するのは、米カリフォルニア大バークレー校のジェニファー・ダウドナ教授らだそうです。このガードナー賞は「ノーベル賞の前哨戦」とも言われ、歴代受賞者の約4分の1がノーベル賞も受賞しているそうです。
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T・レックスに「ウマ」サイズの近縁種

2016-04-05 08:30:01 | 研究
大型肉食恐竜ティラノサウルス・レックス(T・レックス、Tyrannosaurus rex)の近縁種にあたる新種恐竜の化石を発見したとの論文がPNASに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。T・レックスがどのようにして大型化し、食物連鎖の圧倒的頂点に君臨するに至ったかを解明する手掛かりになる可能性がある発見だそうです。象徴的な捕食恐竜のT・レックスがどのようにして巨大化したのかはほとんど解明が進んでいないそうです。その主な理由は白亜紀中期の化石記録に2000万年以上に及ぶ空白期間があるからだそうです。白亜紀中期は、ティラノサウルス類が体の小さな肉食動物から、巨大な頂点捕食者に変化した過渡期に当たるそうですが、この時代の化石標本で、その特徴を示すものの存在は知られていないからだそうです。今回の新発見は、この空白期間から見つかった初の特徴的なティラノサウルス種恐竜だそうです。
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恐竜の脚持つニワトリ胚

2016-04-04 08:30:35 | 研究
遺伝子操作によって、恐竜のような脚を形成するニワトリの胚を作成したとする研究がEvolutionに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。獣脚類の恐竜から鳥類への進化の接点に焦点を当てる研究だそうです。獣脚類の恐竜は当初肉食だったものの、やがて進化して植物や昆虫を食べるようになったそうです。そして鳥類は、1億4500万年以上前のジュラ紀に、小型の獣脚類から進化したそうです。鳥類が恐竜のような腓骨を持っていた時期を突き止めようと考え、ヒトを含むあらゆる動物に共通する遺伝子「Indian Hedgehog Homolog」を操作し、初期段階の発達を遅らせたところ、ニワトリの腓骨がかつて恐竜が持っていた管状の形に変化したというものです。
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月の自転軸

2016-04-03 08:30:33 | 研究
月の両極付近にそれぞれ位置する水氷の痕跡は、かつて月の自転軸が移動したことを示すものであるとする研究論文がNatureに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。実際の観測では、両極付近の水氷の痕跡はちょうど180度の角度にそれぞれ位置しているそうですが、これを平面的に表示した場合、お互いに両極点からわずかにずれているのだそうです。これまでの研究で検知されている水素分子から、最大量の氷があると考えられるこれら2地点について3次元モデルを使いその関係性を調べた結果、2地点が対極に位置していること、それぞれを結ぶ線が月の中心を通ることなどが分かったそうです。数十億年前に生じたとされる6度の傾斜は、月の手前側で火山が形成されたことと関係している可能性が高いということです。
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最小限のゲノムを持つ自然界に存在しない細菌

2016-04-02 08:30:55 | 研究
生命の設計図とされるゲノム(全遺伝情報)を人工的にデザインし、自然界に存在しない最小限のゲノムを持つ細菌を作ることに成功したという論文がサイエンスに発表されたそうです(YOMIURI ONLINE)。この新たに誕生した最近は、自然界のどの生物よりも遺伝子の数が少ないそうです。研究チームは2010年、細菌「マイコプラズマ・ミコイデス」のゲノムを人工合成し、別の細菌に移植して自己増殖させることに成功。今回は、この細菌の遺伝子901個から生存や増殖に必要な遺伝子を選び、473個まで減らした人工ゲノムを別の細菌に移植し、自己増殖させたそうです。これまで自然界の生物が持つ遺伝子数は、525個の細菌が最少だったそうです。
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大学院で生理学を研究しませんか?

2016-04-01 08:30:33 | 研究
筆者の研究室では、骨格筋を対象に研究を展開しています。骨格筋の萎縮や肥大のメカニズム、損傷骨格筋の再生など骨格筋の可塑性制御機構の解明に取り組んでいます。
骨格筋は関節を固定したり動かしたりするのはもちろん、人体最大の器官でありその代謝も重要です。骨格筋量は基礎代謝を左右します。また、骨格筋が萎縮してしまうと、姿勢の維持や動作が困難になります。健康長寿のためには適度な運動が欠かせないとよく言われますが、これは骨格筋の機能が維持されているからこそ具現化できるものです。
骨格筋はトレーニングなどで鍛えれば肥大し、大きな力を出せるようになりますが、トレーニングをやめれば元の状態に戻ってしまうのはよく知られています。さらに、日常の活動レベルが少なくなっていくと、徐々に骨格筋は萎縮し、虚弱化していきます。萎縮し虚弱化すると、階段の上り下りが辛くなってエスカレーターやエレベーターを使用しがちになりますが、こうした行為はさらなる骨格筋の萎縮・虚弱化を招くという負のスパイラルになってしまいます。
でも、辛いものはできれば避けたいというのが人の常ですね。そこで、骨格筋の萎縮や虚弱化を防ぐ方策はないものか、日常生活活動レベルで骨格筋を鍛えることはできないかと、研究を展開しています。
こうした研究は、リハビリテーション領域ではもちろん、日常生活を送る人々から宇宙飛行士に至るまで、広範な人々の健康管理の上でも有用なものです。ですので、健康科学や宇宙医学も本研究室の研究領域の1つになっています。
「骨格筋の萎縮や虚弱化を防ぐ方策はないものか、日常生活活動レベルで骨格筋を鍛えることを明らかにする」と口で言うのはたやすいことですが、これらを解明することはそう簡単ではありません。骨格筋萎縮や虚弱化を防ぐためには、その前になぜ骨格筋は萎縮するのか、なぜ虚弱化するのか、骨格筋ななぜトレーニングに対して適応するのか、ということを1つ1つ明らかにしていかなければなりません。つまり、単にこんな運動トレーニングをしたら筋力が改善したというのは、研究とは言えません。なぜなら、こうしたアプローチでは、何千~何万、あるいはそれ以上の無限の数のトレーニング方法を試していかなければならず、結局は何が明らかになったのかよくわかりません。もちろん、こうしたアプローチが全く無意味かと言うとそういう訳ではありません。
研究とは、様々な事象の根底にある真理を追究するものですから、この場合はなぜ骨格筋は肥大するのかということがテーマになります。骨格筋肥大のメカニズムが明らかになれば、そのメカニズムを作動させるような運動やリハビリなどを行えばよいということになります。
研究のアプローチとしてはタンパク質やmRNA発現を解析していますが、初心者の方でも丁寧に教えますので、やる気・意欲のある方ならどなたでもできるようになります。大学院修士課程は2年間ですから、長い人生の中での2年間、研究に没頭してみませんか。

骨格筋研究に興味関心のある方ならバックグラウンドは問いません。生命科学、体育学、スポーツ科学、理学療法、看護、その他、出身学科などは不問です。まずはお問い合わせください。出身学部学科を問わず大学(4年生専門学校で大学院入学資格を得た得られる学校)を卒業されている方ならどなたでも受験できます。
短期大学や3年生の専門学校を卒業されている方でも、卒後の職務経歴により受験資格が与えられるかどうか審査を受けられます。

平成28年度より、厚生労働省の教育訓練給付金(専門実践教育訓練給付金)の指定講座に認定されましたので、社会人の方あるいは勤務を継続しながら就学を目指す方で、一定の要件を満たす方は、2年間で64万円あるいは96万円が給付されます。もちろん、返還義務はないようです。
さらに、シニア入試やテレビ会議システムを活用した遠隔授業など、働きながら修学を考えている方や遠方の方でも学修できる可能性は高いと思います。

また、本学には修士課程しかありませんが、博士課程への進学を希望する方には、サポートもできます。

もちろん、研究室の見学も大歓迎です。
まずは、お気軽にお問い合わせください。

E-mail goto「アット」sozo.ac.jp
  (上記アドレスの「アット」の部分を@に変えてください。)

なお、教育訓練給付金制度の詳細についは、豊橋創造大学大学院健康科学研究科のHP(http://www.sozo.ac.jp/department/health-science/)に随時アップしていきます。または厚生労働省のHP「教育訓練給付金制度について」
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/shokugyounouryoku/career_formation/kyouiku/index.htmlをご参照ください。
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