西海岸遠征の@SFに負け、ホームに帰って今度は西地区のSTLをホームに迎えての5試合目は34対28で逃げ切り4勝1敗となりました。
開幕戦(と言うかキャンプから)歯抜け状態が続いているOLがとりあえず当面のメンバーが揃い(Jason Kelce,Evan Mathisの復帰は2ヶ月先)これでOLの再編成に失敗すると本当に苦しいシーズンになる。そう言う意味で試金石の一戦でした。
いきなりパントブロックからのリカバーTDを奪い7点リード。ブロックしたのはJames Caseyですが、同時に飛び込んでいるTrey Burtonは先週もブロックを決めていますし53人枠に残したのは慧眼でした。
1 パスラッシュの復活
先週のSF戦からパスラッシュが効き始めています。先週は一人スクリーン状態が作れるQB/RBが相手なので抜けるのかと思いましたが、今週のパスラッシュを見てシステムと言うか方針を変えたのがはっきりしました。
それはTrent ColeとConnor Barwinの使い方が根本的に違います。これまでランかパスかを見てからQBに向かう消極的なプレイを義務付けられていたのですが、先週から行く時はスクリーンなどの裏を取られるのを考えずに飛び込むようになりました。それがBarwin2サックCole1サックの数字に結びついています。
それと、スクリーンを貰った次のプレイで今までならばスクリーンを怖がるようなプレイをしていたのですが、この試合では思い切ったパスラッシュを見せています。去年終盤に近いOLBの使い方に戻ってきているのは良い兆候です(Billy Davisの本来の姿ではないのかもしれませんけれど・・・)
2 パスルートの修正
リードを奪った後半は今までみたいなスクリーンかディープで失敗の繰り返しになってしまいましたけれど、序盤はSF戦の最後に見せた10ヤード前後のパスを繋いで行くスタイルが上手くいきました。
本来Nick Folesはディープに一発を投げるタイプではないと思うのです。特にLeSean McCoyのランを警戒してくる所を突いた10-15ヤードのパスを繋ぐのは、貰っちまったら仕方が無いディープ一発よりも相手ディフェンスに対するダメージが有るのかもしれません。
3 評価が難しいOL
Jason Petersが小さい怪我が有るようで、オールプロの去年ほどの安定感が有りません。それとKelceのプルアウトやリードブロックの1枚プラスの機動力が無い事も一因でしょう。ランのルートを切り開いているとは言いにくいOLユニットでした。
McCoyはまだ行き場が無く不満を表すジェスチャーをする場面が見られました。今のOLだと、ゾーンでMcCoyの好きにさせるプレイとダブルチームでルートを作ってそこに飛び込ませる(もちろんMcCoyはそれに従わないのですが)速いタイミングの4-5ヤードを狙うランを併用するべきだと考えます。
4 DBのカバー
開幕前のプレシーズンで物凄い量のパスインターフェアを取られたDB陣。レギュラーシーズンが始まってからこの反則は減ったのですけれど、明らかにカバーがゆるいです。パスラッシュに問題があった3試合目までとは違い、それなりにQBに圧力を掛けているのにあっさりとフリーにさせている場面が目立ちました。
これが、単純にプレッシャー掛かってるのにDBがプアーなプレイをしているのか、LB陣がパスラッシュをしている分DBにラン/パス(スクリーン)両面で負担を掛けているのか。そこはもう一度試合を見直す必要が有るかもしれません。が、リードして逃げ切るべき終盤、良い様に投げられたのは大問題です。
5 Chipのコール
先週、今年初めてリードしたのは良いのですが、第4Q時間を潰せずに逆転負けをしました。今週も2ポゼッションリードからあわやと言う所まで詰め寄られました。
去年よく見た、ノーハドルから一回セットして。それからサイドラインの指示を見つつ1秒になってからプレイ開始の時間潰し。これはこれで異様に見えたのですけれど、潰すならこれくらいでも良いと思うのですよ。先週・今週といつもの18秒くらい残して次のプレイを始めるクイックテンポでもなく、1-2秒まで潰すでもなく、10秒くらいでプレイを始める半端なプレイを第4Qに見せました。サイドラインの指示でしょうし、今日のSTL相手ならもう大丈夫、翌週以降にランx3だけじゃないんだよ。と言うのを見せ付ける為なのか、まだ時間潰しには早いと考えたのか、全てにおいて中途半端なオフェンスを見せました。Darren Sprolesのランでサードダウンをクリア出来ていなかったらチーム崩壊の2週連続逆転負けを食らうかもしれない危機を迎える所でした。
結果はヤードは与える代わりに点差はキープしてしっかり逃げ切ったように見えるのですけれど。今のパスディフェンスとランオフェンス、リードした時の終盤に逃げ切る2つの項目に問題を抱えているために安心して見れないです。
DB陣の中でCBが平均レベルのタレントx4の編成なのがマンマークで厳しいのは戦前からの予想通りなのですけれど、Malcolm Jenkinsのカバーを読まれ始めているのが気掛かりです。
FSとして最後方でカバーすると言うよりも、実際のボールが飛んでくる15ヤード程度のミドルで網を張ってボールに絡む。そのプレイスタイルの裏を突くようなWR-CBの1対1でのディープ一発を狙われている印象です。3-4でSSがBOXに入った時にSFが浅い、INT増産やミドルでのカバーは厚くなりますが、ディープはCBの負担になります。裏表なので結果論になるのかもしれませんけれど、Nate AllenとJenkinsの使い方の裏表は今後も難しいプレイコールになるのでしょう。
小さい怪我は続いていますが、次のNYGが終わればバイウイークです。6-1か5-2か、Eagles内部よりもDALなど同地区へのプレッシャーが違うでしょう。復活気配のDAL,NYGとの同地区対戦が始まりますし、次のNYG戦にどう立て直すのかは重要になります。
開幕戦(と言うかキャンプから)歯抜け状態が続いているOLがとりあえず当面のメンバーが揃い(Jason Kelce,Evan Mathisの復帰は2ヶ月先)これでOLの再編成に失敗すると本当に苦しいシーズンになる。そう言う意味で試金石の一戦でした。
いきなりパントブロックからのリカバーTDを奪い7点リード。ブロックしたのはJames Caseyですが、同時に飛び込んでいるTrey Burtonは先週もブロックを決めていますし53人枠に残したのは慧眼でした。
1 パスラッシュの復活
先週のSF戦からパスラッシュが効き始めています。先週は一人スクリーン状態が作れるQB/RBが相手なので抜けるのかと思いましたが、今週のパスラッシュを見てシステムと言うか方針を変えたのがはっきりしました。
それはTrent ColeとConnor Barwinの使い方が根本的に違います。これまでランかパスかを見てからQBに向かう消極的なプレイを義務付けられていたのですが、先週から行く時はスクリーンなどの裏を取られるのを考えずに飛び込むようになりました。それがBarwin2サックCole1サックの数字に結びついています。
それと、スクリーンを貰った次のプレイで今までならばスクリーンを怖がるようなプレイをしていたのですが、この試合では思い切ったパスラッシュを見せています。去年終盤に近いOLBの使い方に戻ってきているのは良い兆候です(Billy Davisの本来の姿ではないのかもしれませんけれど・・・)
2 パスルートの修正
リードを奪った後半は今までみたいなスクリーンかディープで失敗の繰り返しになってしまいましたけれど、序盤はSF戦の最後に見せた10ヤード前後のパスを繋いで行くスタイルが上手くいきました。
本来Nick Folesはディープに一発を投げるタイプではないと思うのです。特にLeSean McCoyのランを警戒してくる所を突いた10-15ヤードのパスを繋ぐのは、貰っちまったら仕方が無いディープ一発よりも相手ディフェンスに対するダメージが有るのかもしれません。
3 評価が難しいOL
Jason Petersが小さい怪我が有るようで、オールプロの去年ほどの安定感が有りません。それとKelceのプルアウトやリードブロックの1枚プラスの機動力が無い事も一因でしょう。ランのルートを切り開いているとは言いにくいOLユニットでした。
McCoyはまだ行き場が無く不満を表すジェスチャーをする場面が見られました。今のOLだと、ゾーンでMcCoyの好きにさせるプレイとダブルチームでルートを作ってそこに飛び込ませる(もちろんMcCoyはそれに従わないのですが)速いタイミングの4-5ヤードを狙うランを併用するべきだと考えます。
4 DBのカバー
開幕前のプレシーズンで物凄い量のパスインターフェアを取られたDB陣。レギュラーシーズンが始まってからこの反則は減ったのですけれど、明らかにカバーがゆるいです。パスラッシュに問題があった3試合目までとは違い、それなりにQBに圧力を掛けているのにあっさりとフリーにさせている場面が目立ちました。
これが、単純にプレッシャー掛かってるのにDBがプアーなプレイをしているのか、LB陣がパスラッシュをしている分DBにラン/パス(スクリーン)両面で負担を掛けているのか。そこはもう一度試合を見直す必要が有るかもしれません。が、リードして逃げ切るべき終盤、良い様に投げられたのは大問題です。
5 Chipのコール
先週、今年初めてリードしたのは良いのですが、第4Q時間を潰せずに逆転負けをしました。今週も2ポゼッションリードからあわやと言う所まで詰め寄られました。
去年よく見た、ノーハドルから一回セットして。それからサイドラインの指示を見つつ1秒になってからプレイ開始の時間潰し。これはこれで異様に見えたのですけれど、潰すならこれくらいでも良いと思うのですよ。先週・今週といつもの18秒くらい残して次のプレイを始めるクイックテンポでもなく、1-2秒まで潰すでもなく、10秒くらいでプレイを始める半端なプレイを第4Qに見せました。サイドラインの指示でしょうし、今日のSTL相手ならもう大丈夫、翌週以降にランx3だけじゃないんだよ。と言うのを見せ付ける為なのか、まだ時間潰しには早いと考えたのか、全てにおいて中途半端なオフェンスを見せました。Darren Sprolesのランでサードダウンをクリア出来ていなかったらチーム崩壊の2週連続逆転負けを食らうかもしれない危機を迎える所でした。
結果はヤードは与える代わりに点差はキープしてしっかり逃げ切ったように見えるのですけれど。今のパスディフェンスとランオフェンス、リードした時の終盤に逃げ切る2つの項目に問題を抱えているために安心して見れないです。
DB陣の中でCBが平均レベルのタレントx4の編成なのがマンマークで厳しいのは戦前からの予想通りなのですけれど、Malcolm Jenkinsのカバーを読まれ始めているのが気掛かりです。
FSとして最後方でカバーすると言うよりも、実際のボールが飛んでくる15ヤード程度のミドルで網を張ってボールに絡む。そのプレイスタイルの裏を突くようなWR-CBの1対1でのディープ一発を狙われている印象です。3-4でSSがBOXに入った時にSFが浅い、INT増産やミドルでのカバーは厚くなりますが、ディープはCBの負担になります。裏表なので結果論になるのかもしれませんけれど、Nate AllenとJenkinsの使い方の裏表は今後も難しいプレイコールになるのでしょう。
小さい怪我は続いていますが、次のNYGが終わればバイウイークです。6-1か5-2か、Eagles内部よりもDALなど同地区へのプレッシャーが違うでしょう。復活気配のDAL,NYGとの同地区対戦が始まりますし、次のNYG戦にどう立て直すのかは重要になります。
OLはKelceの影響が大きそうですね。
ここまではHGも多かったので、想定の範囲内。来週勝てばきっちり予定通りでしょう。シーズン前半こんなに順調なのは何年振りでしょうか?嬉しい限りです。
それに比べて後半はハードスケジュール。awayが続きますし、強敵が続きます。安心して勝てそうなのはTEN位なので、是非今週は勝って欲しいです。
というかD#ばっかり見てる感じ、O#どこ行った・・・?
思いつき・根拠無い妄想ですが、ここ最近フロント5のラッシュが活き活きしてるのって、STコーチ(Dave Fippになりますかね?)のアイディアや指導がプラスオンされてませんかね?
Beauが叩き一撃で対面消して刺し込んだり、この位置ならTのテリトリー外の位置からCurryが外からフリーで飛び込んだり、情熱的かつ緻密な計算のラッシュは、大きな変化を感じました。
妄想ですすみません。
Folesは産みの苦しみでしょうかー。がんばってるし、POまでに二皮・三皮剥けた完成形の姿を見たいです。がんばれー!!
STと言えば、デトロイトに拾われたヘンリーが1試合で3本外して即解雇だとか、、この大切なシーズンに彼と心中せずパーキーが見つかってホント良かったです。。