イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

Runyanが頑張りました

2006-12-06 06:23:33 | イーグルス
 Donovan McNabbとDeShaun Foster、お互いのオフェンスのキーマンを欠いてのマンデーナイトゲームは27-24で勝利しました。これで6勝6敗、なぜかワイルドカード2位のようです。

 オフェンス 予想通りTodd HerrmansがKris Jenkinsを洩らし続けました、スーパーボウルでRichard Seymourに歯が立たずにトレードされたArtis Hicksを思い出させる状況でした。Shwan AndrewsはMaake Kemoeatu相手にパスプロテクトは完璧に押さえましたが押す事は出来ませんでした、体型が元に戻っている気がします・・・。中央が完全に塞がれた状態でそれなりにランが出たのはJon RunyanがJulius Peppersを削り続けた結果 試合から消す事に成功した事が大きかったです、後半右へのオフタックルが出るようになりました。
 前半はランが出ずにプレッシャーも掛かった為にパスも通らない状態が続きました、Peppersが試合から消えていた為に後半は大きめのロールアウトでDTから逃げるパスプレイを選択する事でJeff Garciaが生き返りました。普通Peppersのサイドに逃げるなんてありえませんから、この試合の隠れたMVPはRunyanです。
 苦しい状況を救ったDonte Stallworthの働きも良かったですし、Brian Westbrook,Correll Buckhalterもランパス両面でそれなりの働きをしています。最近精彩を欠いたReggie Brownもショートエリアで良い仕事をしました、ただ混戦のショートゾーンでは得意のRACを出せないのが今後の課題でしょう。
 Garciaの肩でも判断が良ければそれなりに長いのが有る事を見せてくれました、この試合最大の収穫と言えます。

 ディフェンス Fosterが居ない事で中央を切り裂かれるようなランが無かった事がチームを救いました、CARのOLがゾーンで横に流れながら穴を見つけるようなシステムでなかった事も幸いしました。ただ相変わらずタックルが甘い印象は残っています、ドラフト時にWestbrookのようだと言われていたDeAngelo Williamsにその通りの働きを許しました。
 それなりにパスラッシュは掛かっていたと言えなくは無いのですが、この試合も0サックです。Mike Pattersonがインサイドを割る動きをしていたのは印象に残りましたが、CAR OLの欠点である筈のJeremy BridgesとTrent ColeのマッチアップでColeがなーーーんにも出来なかったのは大きな誤算でした、ここはもう少し抜けると思っていたのですけど。ブリッツを入れた時にLB陣にスピードを感じなかったのも問題です、2人3人とブリッツを入れているのに届くようなイメージが全く浮かんできませんでした。 Roderick Hoodは良いプレイも有りましたが、あっさり抜かれる場面も多くまだ足首の状態が完調ではない印象です、シーズンが終わるまでこのままかもしれません。
 Steve SmithをダブルチームでカバーしたのはFosterが居なかったおかげでしょう、それでもランで108ヤード失っていますし、ランディフェンスが良くなったと言うわけではないです。もうちょっとランの良いチームと対戦すればランが止まらずに前ががりになった結果後ろががら空きになる状態に戻ってしまうでしょう。
 
 最後のLito SheppardのINTですが、INTの前にインターフェア取られてもおかしく無かったです、ただ第3QにGreg Lewisの所に投げたパスでもインターフェアを見逃していましたし、Steve Smithもインターフェアをアピールする場面が有りました。この試合全般としてインターフェアの判断が甘かったと言う事でしょう。

スクリーンパスがキープレイ

2006-12-05 07:19:14 | イーグルス
 マンデーナイトゲームのCAR戦の開始直前になりました、ディフェンスの課題はランを止める事になりますが、オフェンスの課題はパスを出す事になるでしょう。

 ハンデは3点不利
 ESPN 2-6
 USA Today 0-6
 TSN 1-8
 ハンデが3点と言うのは少ないと思いましたが、評論家の予想は素直すぎます・・・。

 McNabb抜きのオフェンス2試合目になります、この試合最大の問題は強力すぎるDLをOLがどう対処していくかに有るでしょう。350ポンドDTコンビは怪我無く健在ですし、Julius Peppersは既に11サックを記録しています。最近Brian Westbrookが100ヤードランを連続して好調なのですが、Shawn Andrewsが居ても中央突破は難しいと思います。特にTood HerremansとKris Jenkinsのマッチアップは惨敗が予想されますし、Jon RunyanもPeppers相手では相当苦戦するでしょう、コンスタントに4ヤード程度のランを積み上げる事は出来無いと予想します。その代りLB陣は平均レベルです、一旦スクリメージを突破すればロングゲインをしてくれると期待します、つまりは普段のWestbrookのランと言うことです・・・。
 Jeff Garciaにとってはパスラッシュが激しいので厳しい状況でパスを投げる事になります。CBは優秀ですショートエリアでしっかりマークされると投げられずにサックを奪われるような場面が出てくるでしょう、Sはランディフェンス寄りなのでL.J Smithへのパスを中心にするのが良いのではないかと思います。最近4試合合計でわずか70ヤードしかパスキャッチをしていないReggie brownも心配です、契約延長で気が緩んだわけではないのでしょうが、Donte Stallworthが居なければ100ヤード、居ると20ヤードの成績しか残せない変なシーズンになっています。

 強力なDLを相手にするこの試合ではスクリーンパスが有効でしょう、特にDTは壁ですから横に振るのが良いと思います。ただ、Sの2人はランサポートが良いですし早い上がりが有るでしょう、StallworthとBrownへのミドルでSを押さえる事もスクリーンやオープンランを出すのに必要と考えます。

 厳しい戦いですが、ホームでのマンデーナイトですからみっともない戦いをするわけにはいかないです。負けても良いから良い試合をして欲しいです。

ランディフェンスの再建、出来無いでしょうね・・・

2006-12-04 06:37:42 | イーグルス
 McNabbが居なくなってのナイトゲーム連戦になるCAR戦です。オフェンス陣に怪我人が出ていたのが影響しているのか6勝5敗と思ったよりも勝ち星が延びていない印象です。オフェンス24位ディフェンス8位と相変わらずディフェンスは良いですし、オフェンスの怪我人も大分復帰しているようです。

 ランディフェンスが崩壊中のEaglesにとってDeShaun Fosterが怪我から復帰して来そうなのは脅威です、ルーキーDeAngelo Williamsもアウトサイドへのスピードは十分です。ランで崩されたNOのコンビのような縦と横のRBの組み合わせですし、この試合でもランに苦しめられるでしょう。2人とも怪我で欠場する試合が多かったようで万全の状態ではないようです、その上強力だったはずのOLにも問題が有りそうでなぜか元EaglesのJeremy BridgesがRTのスターターに入っています。ARIをカットされた後に拾われてスターターになってしまうのですからCARのOLの弱体化は深刻なのでしょう。しかし、左サイドの2人はプロボウル級です、毎度おなじみDarwin WalkerとTrent Coleが厳しいマッチアップになります、Darren HowardとColeがこの試合左右を入れ替えてセットするのではないかと予想(と言うより期待)します。
 怪我で出遅れましたが、出場した試合は平均100ヤード以上を稼いでいるSteve Smithのスピードとサイズの有るKeyshawn JohnsonをDB陣が押さえるのは難しいでしょう、CAR OLの右側は強くないでしょうからパスラッシュを掛けて長いのを投げさせない事が重要になります。また、Brian Dawkinsをパスカバーでダブルチームに回せるのかランサポートに狩り出されるのかも大きな分かれ道になりそうです。SmithをCB一人に任せるのは危険が多すぎます、Dawkinsをパスカバー、SSのSean Considineをランサポートに回すようにする事が重要です、逆の使い方をするとまたながーーいのを貰う事になるでしょう。

 Smithへのロングパスをちらつかせては来るでしょうが、あれだけランディフェンスが弱いのが全米放送されたばかりですし当然ランを中心にオフェンスを作ってくるでしょう。ロングパスかランどちらかでも止めれれば良いのですが、両方とも止められないような泥沼の展開になってしまうかもしれません。

2年目に期待しましょうか・・・

2006-12-02 06:52:26 | イーグルス
ドラフト1巡ルーキーのBrodrick Bunkleyが評価を落とし続けています。

 TEN戦ではアクティブロスターに登録されたものの結果として出番なし、次の@IND戦は遠征のチャーター機に乗り遅れてしまい、Andy Reidは1試合の出場処分を言い渡しています。
 スカウティングコンバインで注目されて1巡候補に急上昇した選手ですが、それだけで1巡指名されたわけではなく、カレッジの最終年度は9サックを記録する実績も持ち合わせていてコンバインの前から2巡程度で指名されると言う評価は得ていました、それだけの逸材なのですががこれまで0,5サック7タックルの成績に終わっています。
 問題なのはカレッジでシーズンエンドの経験が有る足の怪我で下半身の強化が進まない事、元々6-2 290ポンドとサイズの無い体にNFLでプレイする為のバルクアップをした結果(現在305ポンド位のようです)スピードが落ちた事、おまけにバルクアップしても結局NFLのパワーに順応するだけのパワーが手に入らなかった事。ここら辺が活躍出来無い原因なのでしょう。名門Florida State出身ですし、DLコーチは有名な人らしいので基礎が出来ていないと言うことは無い筈なのですが・・・。
 実際に動いている映像を見ても、パワーでOGを押す事が出来ると言うわけでも、スピードでOGの隙間に入り込むわけでも有りません。1巡指名の期待に答えるランでもパスラッシュでもプレイ出来る万能タイプに育てる事が出来るのかは不安になります(これはMike Pattersonにも言える事です)パワーアップさせてランストップ専門で起用するのか元々ランディフェンス軽視のDL構成ならば常にペネトレイトさせるべくスピードを磨くべきなのかどちらかを選んだ方が良いでしょう。IND戦のようにパワーでも負け、スピードでもOLの間に入り込めないようなどちらつかずにはなって欲しくないです。
 5-11のPattersonと6-2のBunkley共に300ポンドがベストでそれ以上重くすればスピードが落ちると思います。2人とも290ポンド程度まで落としてDarwin Walkerと3人でひたすらペネトレイトするような使い方が良いと思います。と言うよりもここまで小型軽量のDTを集めた以上中途半端にランディフェンスの事なんか考えるのは矛盾していますから。

 元々ルーキーシーズンから活躍する事を重視していないEaglesのドラフトです、去年の今頃もMatt McCoyがそれなりに使えるような選手になるとは思えませんでした。Bunkleyが今シーズン活躍する事は無いでしょう、それでも来シーズンどういう方向に成長しているのかに期待しつつたまーに来るであろう出番を待ちたいと思います。