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Atogweの使い方

2012-07-16 18:53:00 | イーグルス
 伸び悩む若手に耐えられなくなったのか、元プロボウラーO.J Atogweを呼びました。スターター候補なのかバックアップのデプス要員なのかは地元でも判断が分かれるようです。

S ロスター枠4
スターター Nate Allen
バックアップ Kurt Coleman  Jaiquawn Jarrett 
O.J Atogwe  Colt Anderson  Tom Nelson
ルーキーFA Wade Bonner  Phillip Thomas

 SS,FSどちらになるかは分かりませんが、スターターが確約されているのはAllenだけです。カレッジ時代FS/CBのAllenですし、SSに向いているかは疑問なのですけれど、SSとFSで役割が大きくは変わらないシステムなので問題ないでしょう。
 ACLの怪我で出遅れましたし、2巡指名の大きな期待と比べればまだ物足りないのですけれど、とりあえずスターターレベルの仕事は出来るようになりました。問題はTEや大型WR相手の競り合いで簡単にはじき出されてしまう事とFSとしてボールが飛んで来る場所を読む嗅覚に欠ける事です。経験と技術でカバーする事が3年目の飛躍には必要です。

 去年のスターターはColemanでした。身体能力的に大きな成長は見込めませんが、判断力でJarrettに勝ります。かと言って堅実な選手と言う訳でもなく、結構タックルミスをしています。パスカバーもいまいちでTEを消すような事も出来ません。出来る事ならば、Colemanを実力で超えてスターターから引き摺り下ろす事を期待します。

 去年の2巡指名Jarrettですが、プレイアクションにほぼ100%引っかかってマークすべき相手に置いていかれると言う統計が出ています。経験不足なのか、スピード不足をカバーしようとして無理な動きをしているのか、両方問題なのかもしれません・・・
 個人的にはサイズも有りますし期待しているのですけれど、パスカバーが良いタイプに見えません。TEをどう処理するかと言う点の解答にはならないでしょう。

 実績ではBrian Dawkins以来の大物と言う事になるAtogwe、WASに居た去年の17週のうちとの対戦とスターター下ろされる前の13週NYJ戦を見ました。元々すっごい速くてWRを1対1で潰してINTを量産よりも、投げミスにしっかり反応するタイプなのですが、すっごい平凡な動きに見えました。
 と言うのも、普通にランサポートをして、普通にリードブロックに捕まり、サポートでは良いカバーをするのですが、1対1でWRには付ききれない。プロボウルに選ばれるような動きには見えませんでした。

 STエースでガンナーとして信じられない所を通り抜けてリターナーを叩き潰すAnderson。ACLでIR入り後リハビリに時間が掛かり、ミニキャンプは不参加でした。
 膝が完治するのであればST枠として確保すべき異能の人です。

 Andersonが怪我で離脱した後にST枠として加入したのがNelson。ただAndersonのような凄い動きではないですしSとしては戦力にならないですから53人枠入りは難しいでしょう。

 ドラフト下位指名も有るかもしれないと言われていたThomasですが、ミニキャンプではまったく話題になりませんでした。
 Bonnerも記事に名前が無いです。Atogwe加入でSのロスター争いはルーキーFAに入る隙間は無いと見るのが普通でしょう。

 AndersonのST枠入りを除けば、Allen,Atogwe、Coleman,Jarrettでロスター入りは確定でしょう。ここも無風だと思います。
 問題はAtogweがFSの2番手なのか、SSでスターターなのか、FSのスターターになってAllenがSSなのか。コーチ陣がAtogweに何を求めているのか分かりません。キャンプからプレシーズンゲームでの起用法に注目です。

順当だと思います

2012-07-15 20:54:00 | イーグルス
 Asante Samuelを放出し、新体制になるCBはDRCがプロボウル選出時代に戻れるかが問題でしょう。

CB ロスター枠 5か6(去年は6)
スターター Nnamdi Asomugha  Dominique Rodgers-Cromartie
バックアップ Joselio Hanson  Curtis Marsh
Trevord Lindley  Brandon Hughes
PS渡り鳥 D.J. Johnson
ドラフトルーキー Brandon Boykin
ルーキーFA Cliff Harris

 リーグベストと言われたOAK時代からやや陰りが見えはしたものの、RCBのスターターとして、ニッケル時にはTEの面倒まで一度も大怪我をする事無くシーズンを終える所はさすがです。
 今年はバンプを多用すると見られています、Sでも使えるサイズを持ちますし、スピードにやや気になる点は有りますがパスラッシュが去年並みに掛かればAsomughaniとって良い変更になると思います。

 ニッケルでの横への動きに問題が見られたDRCの動きの悪さの理由が何だったのか?膝の手術から3年目ですし、もうこれが理由であるなら回復しないかもしれません。基本的に外で使った方が良いでしょうし、縦へのスピードが落ちていない事を祈ります(去年縦でWRと併走がほとんど無いのでスピードがどれくらいか良く分からないです)
 バンプは良いのか悪いのか、ARI時代にやってたかなあ・・・どうだったかなあと言う感じです。腕長いけれど、パワー無さそうですからねえ。完全にホールドするAsomughaとは違い、ちょっと押してすぐ反転になるのでしょう。

 ニッケルCBをルーキーと争う事になるHanson、30歳になりましたが、去年の動きを見れば今年もCB3番手を譲るとは思えません。
 高さが無いとか、純粋なカバー能力はそれほど高くないとか問題は有るのですけれど、ランディフェンスとブリッツまで含めたニッケルCBとしての総合力は高いです。

 Boykinは4巡指名でしたが、2-3巡での指名が予想されていました。小柄なリターナータイプで、NFLだとスロット要員と見られています。足の骨折でコンバインなどを欠席してスピードはまだ分かりませんが、ミニキャンプでは良い動きをしていると好評です。
 カレッジでも特別凄いCBには見えなかったので、プレシーズンゲームでランディフェンスを含めたCBとしての総合力を見てからの判断になります。

 Marshは去年の3巡指名でカレッジではRBと掛け持ちだった為にCBの経験に欠けます。長身でストレートスピードも十分な次期スターターを狙う素材ですが、STでのミス連発を見るとメンタル面での問題を感じます。この手のつまらないミスをする選手が大成するの見たこと無いんですよね・・・

 何が良いのかまったく分からないのに使われるHughes。ST枠なのでしょうけれど、ダイムCBで出てきた時に狙われない事を神に祈るのに疲れました。なんでダイムCBで使ったのでしょうねえ、DRCとHansonで良い筈なのに・・・
 
 Lindleyは一回カットされ、他チームのPSに入りましたが、また戻ってきました。元4巡指名ですが、スピード皆無でお話になりません。プレシーズンゲームのセカンド・サードチームで縦を抜かれまくったのは思い出したくも無いです。

 D.J. Johnsonは元々2007年のルーキーFAで翌年NYGで8試合に出場しています。その後はまたPS暮らしが続き、DEN-NYG-TB-MIN-WASと5チームを渡り歩いています。
 6-1のサイズは今年のシステムに合っていますし、STでも使えるようです。PS暮らしでも毎年どこからか声が掛かるのですから何かを持っている選手なのでしょう。

 ルーキーFAで契約したHarrisですけれど、ドラフト5-6巡程度の評価を受けていました。犯罪歴が有り性格に問題が有る点とコンバインでの40ヤード4.63が嫌われたのでしょう。
 リターンでもTDを増産した経歴を持ち、40ヤードの数字以上に速さを感じる選手のようです。CBとしてよりもリターンでの獲得ではないかと考えます。

 5人ならばAsomugha,DRC,Hanson,Boykin,Marshでしょう。6人だとJohnson,Harris,Hughesから1人残る事になりますが実質ST枠になります。

正反対のところから

2012-07-13 18:46:00 | イーグルス
 何も考えないでワイドナインとTBカバー2って似てるんじゃないか。なんて思ったのですけれど、経歴と言う点では正反対のシステムでした。

 TBカバー2と言うとDLはパスラッシュ重視でディープに投げる時間を与えない、LBとCBの5人でショートゾーンを固め、S2人が後方を広く守る。派生型として、LBを下げてS3人にする事で欠点のサイドライン際のディープを守るタンパ3を織り交ぜる。これがTBカバー2なのですが。
 ワイドナインはDLを通常よりも広く離れてセットする事でパスラッシュに特化する。LBはやや深い位置でセットする(ブリッツは少ない)DBのカバーはチーム次第。
 共に、パスラッシュ特化のDLでLBは深めのセットでブリッツは少ないと言う点で似てます。

 ですが、ゾーンカバーの権化TBカバー2とワイドナインは源流を調べると正反対でした。
 ワイドナインと言えばJeff Fisher,Jim Schwartz,Jim WashburnとTENが源流なのですけれど、その親分Fisherの経歴を調べてみました。
 元々はCHIの選手で1985年にスーパーボウルに勝利した時のメンバーで、引退後EaglesのHCに就任していたBuddy Ryanの部下としてコーチを始め、TENのHCまで出世しました。Ryanのシステムは46ディフェンス、これは5人のスキルポジション全員を1対1でマンカバー、5人でパスラッシュ、残る1人が穴をカバーする。そのフリーで動くキーマンの背番号が46だったのすけれど、パスラッシュを強化して本来長い時間持たないマンカバーを成立させると言うものでした。
 ゾーンカバーのTBカバー2とマンカバーの46、正反対の所から似たようなシステムが出来上がった。パスラッシュ重視の流れが引き寄せたのかもしれません。

ST兼LBばかり。LB兼STにならないかな

2012-07-11 07:27:00 | イーグルス
 スターター総入れ替えの可能性もあるLB陣、ワイドナインの被害者でもあり、タレントレベルの低さがチームの足を引っ張ったとも言えるポジションです。

LB ロスター枠6(今年は7の可能性あり)
スターター DeMeco Ryans Brian Rolle
バックアップ Jamar Chaney  Keenan Clayton  
Moise Fokou  Akeem Jordan  Casey Matthews
PS Greg Lloyd  Monte Simmons
ドラフトルーキー Mychal Kendricks
ルーキーFA Ryan Rau

 トレードでHOUからやってきた元プロボウラーRyans。アキレス腱の手術とシステム変更で最近やや精彩を欠いていますが、本来の4-3MLBに戻る事とアキレス腱回復の兆しが見える昨年後半のプレイから復活を期待します。
 声を出せるリーダーとして、まとまりを欠くチームの核としても期待されています。ワイドナイン2年目の成否の鍵を握るのはRyansになります。

 6巡指名からスターターに昇格したRolleですが、スターター安泰ではありません。5-10と小柄過ぎる事からのタックルミスが多く、ランプレイに問題が残ります。元気な選手で、足も良く動きますし、応援してあげたくなります。
 成長度に問題ありとドラフト時に言われてましたが、今後成長するのか成長が止まるのか気になります。

 Kendricksは2巡指名からSLBのスターターに即指名されました。SLBは去年3人スターターが入れ替わりましたが、その3人ともまだチームに居ます。ベテランを乗り越えてポジションを守れるのか、キャンプからプレシーズンゲームでの動き次第です。
 5-11とSLBとしては小柄です、足の回転は素晴らしく機敏性に問題は無いようですけれど、パワーと高さでTEと戦えるのかには疑問が残ります。
 
 首の怪我でミニキャンプを欠席しているChaneyはWLBにコンバートされました。本来MLBに据えるべきタックラーなのですけれど、なぜかSLBにコンバートされて開幕を迎えます。MLBに戻ってからはランストッパーとして良い仕事をしていたのに、Ryansの加入でWLBへ再々コンバート・・・システムとフロントに翻弄されるのは可愛そうですし、勿体無いです。
 TEへのパスカバーに問題が有りますし、WLBへのコンバートは悪くは無いと思います。ただ、3WRセットの時にWLB-WRのマッチアップを作る事が多いので、その時は大怪我するでしょう・・・

 昨シーズン序盤の迷走の一因になったのがCasey Matthewsです。これはMatthewsよりもカステロの見込み違いが原因なのですけれど、結果としてシーズン終盤の布陣で開幕すればプレイオフを逃すことは無かったでしょう。
 ワイドナインの弊害であるランディフェンスの弱さを補うべく235から250ポンドに増量したようです。これは良し悪しだと思うのです、と言うのもRyans加入でMLBのバックアップになるのですから、ニッケルLBとしてパスカバー重視の軽量LBのままで居た方が良いと思うのですよね。

 FokouをWLBにコンバートしたのは失敗に終わりました。TEのカバーから開放するのは正解と思ったのですけれど、横からゾーンに入ってくるレシーバーへの対応が悪く立っているだけのパスカバーになりました。
 以前のどのギャップを担当するか決めているシステムでは良い所を見せていましたが、ワイドナインのどこから漏れてくるか分からないリアクションシステムには対応出来ないのかもしれません。
 足首の怪我で出遅れていますし、ルーキー時の契約最終年度。STでは良い動きを見せますが、ロスター残留が怪しくなっています。

 STエースでなんだかんだ言ってLBでもスターターでシーズンを終えるのがAkeem Jordan。変に器用なせいか、LBコーチMike Caldwellが現役時代の自分と同じイメージなのか、LB全てのポジションを担当出来る使い勝手の良いLB4番手兼STエースに育てようとしている印象が有ります。
 ただし、LBとしては1シーズンスターターで使うような選手ではないです。STでの貢献を考えればカットするべきではないと思うのですが、伸びる要素を考えると若手揃いのLB陣からSTで代わりが務まる選手が居ると判断されるとカットの危険が有るでしょう。

 2年前の4巡指名でその時のLB最速選手でしたが、速いだけでLBとしての技術と判断はまだまだです。パスラッシュだけならスピードが活きるのですけれど、状況に応じたプレイ選択をする能力は低いですしパワーも無い分使いどころが無いです。STとしては次期エースになる可能性を持っています。

 偉大な父と同名のLloydですが、1年目は出場なしに終わりました。Ryansの加入でMLBは層が厚くなりましたし53人に残るのはかなり難しいと思います。

 Simmonsは去年のルーキーFAからSFのPSとして1年過ごし、シーズン終了後に契約しています。SFがPSから引き上げなかった選手ですし大きな期待は出来ないと思います。身長6-3 226ポンド

 Ryan Rauが6月に入ってから契約したルーキーFAです。これだけ若手層の厚いポジションで生き残るのは相当難しいでしょう。


 Ryans,Rolle.Kendricksのスターター候補3人は確定としても、Chaney,Matthews,Clayton,Jordan,Fokouと5人で3つ(か4つ)の枠を争う激戦です。今年はST枠をここに使って7人編成になるとLBのメンバーだけ見ると推測出来ます。もちろん、他ポジションとの兼ね合いになるのですが。

Dion Lewis逮捕

2012-07-10 08:34:00 | イーグルス
 Dion Lewisが非常につまらない事で逮捕されました。

 家族でNYのAlbanyに出掛け(Albany短大からPITTに転入しています)兄弟で酒飲んで帰ってきたらホテルの入り口に鍵が掛かっていたからドア蹴っ飛ばして、それでも開かないから非常ベルを使った(紐を引いたと書いてあるので、NYのバスみたいに紐を引っ張ると作動するのでしょう)そして、救急隊が駆けつけ、非常ベルにいたずらした罪で逮捕。となったようです。
 軽犯罪であっさり釈放となりましたし、すぐに反省しているとコメントを発表しています。この手の馬鹿な行動を好むチームはありませんし、Andy Reidは特にこう言うのは嫌います。
 そうでなくても手薄なバックアップRBですし、つまらないトラブルなんか起こしている場合じゃないのですけれど・・・