イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

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Rosemanも変えたら良いのに

2021-01-22 22:38:00 | イーグルス
 新HC Nick Sirianniが選ばれたのは、Howie Rosemanの権力を脅かす力が無いからである。と言う見方を現地ではされているようです。
 実際問題、GMがHCを選ぶ、HCが実績を残し選手人事権を要求する、権力闘争。の流れはよくあるパターンの繰り返しです。Rosemanにとっての幸せはEaglesを強くすることではなく、オーナーに嫌われない程度に勝ちつつ権力を維持する事なのかもしれません。これはRosemanに限らず権力構造内に居れば多かれ少なかれそうなるものですけれどね。

 さて、HCを入れ替えたところで、現状の苦しいキャップルームと主力の高年齢化。これを招いたのはRosemanな訳です。
 Flecher Cox,Brandon Graham,Lane Johnson,Brandon Brooks,Jason KelceにZach Ertzと言ったプロボウラー達は選手生活の晩年を迎えています。最近5年間のドラフトからCarson Wentzしかプロボウラーを指名出来ていない。とも言われています。Chip Kellyを追い出し、NYJにJoe Douglasを引き抜かれた後はRosemanに全権が有ったはずです。
 つまり、Rosemanはドラフトが下手です。
 
 HC交代となれば、OCDCも入れ替わります。そして、選手も旧知のコーチのチームに移動したり、再建の名のもとにベテランは放出されがちです。攻守ラインはピークを越えました、ここを再建するには時間がかかるでしょう。WRと(Ertzが抜けるとすれば)TE,LBとDBもコマ不足です。FA戦線でお金を使えない現状での再建はドラフトで当てていくしかないのですが、あまり期待は出来ないです。
 CoxとGrahamのDL、Kelce,Lane,BrooksのOLを維持出来る1-2年でもう一回を狙うのか、全部解体するのか?ここからして非常に難しい判断をすることになります。OCとDCが誰になるのか?システム変更はあるのか?この部分に答えが出てから考えることになりますけれど、コーチ陣入れ替えると再編成に時間使うことになるでしょう。

Frank Reich系列Nick SirianniがHC就任

2021-01-22 08:17:00 | イーグルス
 Eaglesの新HCにはINDのOC Nick Sirianniが就任する事になりました。
 高校はNY州の五大湖寄りの端っこ(BUFとCLEとPITの中間くらい)大学はOhio州の五大湖よりの端っこ、コーチキャリアの初期はPitt近くの大学と五大湖周辺で青年期を過ごしています。
 2009年にKCでコーチ見習いを始めのちにWRコーチに就任、Andy ReidがKCのHCになる時にKCを去りSDのWRコーチに就任しQBとWRのコーチを経験します。この時Mike McCoyがDENのOCからSDのHCに昇格していますから。McCoyに呼んでもらったという事なのでしょう。そして、McCoyがSDを離れたのちにFrank ReichがHCに就任したINDでOCとして3年間過ごしていました。ReichとはSDで共にコーチとして働いたことがあります。
 McCoyとReich、共にオフェンス畑でパス作るのが上手いコーチの印象があります。逆に、Sirianniが何をしたのか?と言う所に印象はないです。

 1981年生まれで現在39歳、KCでコーチ見習いとしてNFLのコーチになったのが2008年ですから年齢の割にはコーチキャリアは長いです。SD時代にQB/WRコーチを二人で1年おきに入れ替わるような経歴で良く知っているReichに呼ばれたのですから能力は高いのでしょう。
 HCとしてのリーダーシップや決断力、組閣力があるのかはよくわかりません。システムがどうなるのかもよくわかりません。そう言う所は記者会見なので見えてくるでしょう。


 Doug PedersonではなくReichが有能だった説、2018年からの3年間の成績を見ればそういう話が出るのも分からなくはないですし、オーナー側からCarson Wentzにとってやり易いコーチを選ぶようにHowie Rosemanに指示があったとするならば(そういう情報特にないですけどね)怪我して途中離脱でしたがWentzと上手くやっていたReichの系列を呼んだ理由かもしれません。
 
 今後OC/DCら組閣に入る事になりますけれど、組閣にSirianniの意思がどれくらい入るのか?Rosemanとの力関係がどうなるのか? うちの歴史を考えるとオーナーの威を借るGMがHCを抑え込んで始まるような気がします。

オーナーとHCとGMと

2021-01-14 07:44:00 | イーグルス
 Doug Pederson解任の理由が何か?が少しずつ漏れてくるわけですが、Redersonの部下であるポジションコーチ人事と来季のQB問題が影響したと言う話が予想通り出てきました。

 WRコーチからDCに昇格させたが、全くの無能に見えたMike Grohを2019シーズン終了後に解任したのですが、この人事はPedersonに相談なくオーナーJeffrey LurieとGM Howie Rosemanによって決定した。と言う話が出ています。
 Pedersonは20シーズンもGoahにOCを任せるつもりだった所を勝手に解雇されてしまった。この事がOC探しに迷走、最終的にMarty Mornhinwegらをアドバイザーとして雇い、Duce Staleyらと5人でオフェンスを作っていく。と言うよく分からない形になったようです。
 本来であればHC人事はGMに権限があるとしても、アシスタントコーチ人事をHCに無断で決めるのは(チームと言うよりオーナー次第でしょうけれど)良い結果にならないとは思います。ただ、Goahに関してはどー見ても無能でしかたからねえ・・・お友達無能内閣を外から改善する為の介入、と考えれば仕方がない人事かもしれません。

 また、1年で解雇された2019年4巡指名Shareef Millerの指名に反対したDLコーチPhillip Danielsを解雇したのもフロント側だったようです。
 そういう点から見ると、Rosemanが権力者として力を持ちすぎているのかもしれません。


 また、Carson WentzとJalen HurtsのQB問題では、PedersonはHurtsを使いたいと考え、LurieはWentzを使うべきと考えていたようです。この事が面接→即解雇の理由の一つかもしれません。
 GoahやQBコーチPress TaylorはWentzと良い関係が作れなかった。との話もあります(ただし、番記者の情報は仕事を失わないために、切り捨てた側に冷淡で生き残った側寄りになります)対戦相手の欠点を突くように毎週システムを変更していくコーチ陣と自分のスタイルを中心にプレイを組み立てたいWentzが対立していた。と言う話なのですが、これはAndy Reid時代の自分たちのスタイルを1年かけて熟成させていくやり方を、レギュラーシーズンとは比較にならない分析をして欠点を突きに来るプレイオフで破られる。時代を知っている私からすれば、相手に合わせるのは仕方がないと思うのですけれどね。同時に、ぎりぎり5割くらいでプレイオフに滑り込む割にプレイオフでそこそこ勝てたのはそう言う所なのかもしれません。
 Wentzは不器用なのか性格なのか、芸の幅が無いのかもしれません。逆に走れるHurtzの方が相手のシステムに合わせて便利にスタイルを変えていけるコーチからすると使いやすい選手の可能性もあります。
 と、言うことはオーナーは大金を支払ったWentzを使いたい。次のコーチはWentzを使う前提で呼ぶ可能性があるでしょうね。

 
 Wentzに関してですが、膝の故障で昔ほど走れない(または無駄に走るな!と命令されている)事からポケットに留まったらOL崩壊した。
 19年プレイオフでレイトヒットを食らい、メンタル的に壊された。
 WR/TEが怪我や契約的な問題を抱え常にツギハギ状態であった。
 これらが次々と降りかかりましたから、今年のEaglesでQBやるのは楽じゃなかったでしょうね。

 特に困ったらS2人とLBの隙間、15ヤードくらいのフィールド中央にポストパターンで走りこむZach Ertzに投げ込むパスが無くなったのはWentzにとっては致命的だったのでしょう。
 そして、LT不在で開幕して、オーストラリアンフットボールから転向してきた身体能力は化け物でも経験値ゼロのJordan Mailataがあり得ない抜かれ方(対面のDLに触る事すら出来ずに0秒で抜かれる事複数)されてはダウンフィールドよりも背後を気にするダメなQBになってしまうのも仕方がないかもしれません。そこも走って逃げれるHurtzの方がやり易かった可能性はあります。

 そして、Jalen ReagorとJustin Jefferson。これもHCとGMで意見が割れた。なんて話も出てきました。
 TE陣が優秀、RB陣も基本的に捕れるタイプなので、ストレッチ出来る快速WRが欲しかった。そう考えればReagorで良いわけです(その後さらに2人快速系指名したのは微妙でしたが)しかし、WentzはErtzやAlshon Jefferyのような高さと競り合いの強いレシーバーが好きなのでしょうね。20シーズンも一番頼ったのはTravis Fulghamでした。40ヤード4.58でDET-GBで使ってもらえずに流れてきた選手がメインターゲット、Wentzの好みなのでしょう。逆にHurtzに変わってからFulghamにパス飛ばなくなりました、投げて走ってのカレッジスタイルHurtzはReagorのような縦に飛んでいくタイプが合いそうです(ちゃんと捕っていたら40ヤード!みたいなパスが何度もありました)


 オーナーとGMとHCの権限とビジョンがずれてしまった事がPederson解任の理由なのでしょう。しかし、Wentzの処遇がそれなりにウエイトを占めるであろうこの決定に関しては(開幕前にOLが2人シーズンアウト、10ミリオン支払ったベテランプロボウルWRが怪我で使い物にならないと言う不運が重なったのもありますが)GMのチーム編成下手も影響していると思うのですよねえ。
 OLを整備して(元1巡指名のAndre Dillardが無事復活して期待通りのプレイをすればそれでOKなのですが)背後の心配を減らせばWentzは復活するのか?すでに膝はぼろぼろでヒットで心折られてしまったのか?
 レシーバーの好みも違いそうで、パスプロかランブロックか走れる走れないでOLのタイプも変わってくるでしょう。Wentzの放出も今すぐは無くなったと考えます。このオフはキャップ対策で何もできずに終わると思いますから、コーチ選びからリビルドですかねえ。Rosemanってリビルドに向かないタイプだと思いますけどね・・・・・・

Doug Pederson解任

2021-01-12 22:48:00 | イーグルス
 HC Doug Pedersonが解任されました。


 シーズンをまとめる気にもならない2020年だったのですが、人事的にはプロボウルTE Zach ErtzとDC Jim Schwartzがチームを離れそう、あとはサラリーキャップでベテランWR辺りが解雇されるかなあ・・・くらいで見ていたのですけれどね。Pederson解雇は考えていませんでした。

 開幕前にコロナに感染した事の影響なのか、試合を見ても覇気が無いと言うか、情熱を感じない印象だったのですよね。
 OC人事に失敗したり、OLとWRに怪我が集中してオフェンスをまったく作れずにシーズンに入ってしまったり、不運もありましたが後手後手に回りすぎましたかね。

 今回の解任の理由なのですが、Pedersonのガス欠なのかCarson Wentzの処遇で意見が対立したのか、どちらですかねえ。正直今シーズンの低迷はコーチ陣と人事(Howie Roseman)の責任は50-50だと思います。若手が伸びずに穴だらけのロスター構成になり、怪我などのアクシデントに対応できなかったのはフロントの責任大だと考えます。

 Frank Reichを失ったのちにOCの人材を欠いたからなのか、特別な才能を感じるプレイが見られなくなってきたことはマイナス評価だったのですかね、オーナーJeffrey Lurieも才能を求めていると解雇に対するコメントしています。

 後任がDuce Staleyになると言う話があります(もちろん、解任当日の噂程度の話かもしれません)Staleyにオフェンスシステム的に特別な才能有るとは思えないのですけどねえ(リーダーシップはあるかもしれません)

 Wentzの処遇で考えると、2019シーズン最後のレイトヒットで壊されたのか、シーズン序盤ぼろぼろのOLに対応できずにリズムを狂わされたのが原因なのか、治せるか治せないか?を考えるならば(Jalen Hurts育成もありますし)QB育成重視で選ぶべきだと思います。
 もちろん、トレードで放出の可能性も大きいのですが、キャップヒット考えるとトレードに応じるチームなんてあるのですかねえ・・・

 PedersonとRosemanのどちらかを切らなければならないならばRosemanを切ってしまいたいのですけれど、もう決まってしまいました。どのような人事になるのか今後も見ていくことになりますけれど、明るくない未来がまっています。