はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

立花孝志の存在意義

2024-06-17 | 日記
今夏の都知事選には、何と50人以上もの立候補者がいるそうだ。

まあ、ほとんどが泡沫候補だし、メディア的にも「全力で斉藤蓮舫を応援したいので、まじめな候補者であったとしても、ゼッタイに取り上げない」という姿勢に変わりはないようなので、ニュースとして面白いと思っているだけで取り上げているとしか思えない元安芸高田市長の石丸伸二以外はほぼ報道していない。

候補者一覧を見てみると、すでにほとんど忘れられているとは言え、まだまだ知名度のあるタレントの清水国明はともかく、目立ちがり屋のドクター中松やクズYoutuberのへずまりゅうまで立候補するらしい。

そんな中、政治団体「NHK党(NHKから国民を守る党)」からは複数人が立候補するのだとか。

党首の立花孝志は、最大24人の候補者を擁立するつもりだそうだ。

その目的は「掲示板ジャック」で、候補者のポスターを張る掲示板の1枠を、NHK党への寄付という形で実質的に販売し、資金を集めることらしい。

調べたところ、都知事選立候補のための供託金は300万円。

資金を集めることが目的なのであれば、当然これよりも多い金額でないと成り立たないと思われるのだが、すでに何人かは立候補を表明しているようなので、そこまでして名前を出したいか、という気もする。

立花自身は「都知事になってやろうと思っているわけではない」と言っているようで、以前書いたように、どう考えたって選挙を弄んでいるとしか思えない。

こういうことをすることで、候補者ではなく自分自身が取り上げられるわけだから、それが楽しくてしょうがないのだろう。

それにしても、この政党というか政治団体って、ホントによく名前を変える。

元々は「NHKから国民を守る党」だと思っていたのだが、最初は「NHK受信料不払い党」だったらしい。

ここまで10回も政党名を変えているのは、立憲民主党みたいに「悪夢の民主党政権」というワードから逃れるために「民進党」「立憲民主党」などとコロコロ名前を変えているのとは違い、その都度ニュースとして取り上げてくれるから、という単なる話題作りのためだろう。

現在の正式な政党名は「みんなでつくる党」であり、一時女性議員を擁立することで話題作りをしようとして「政治家女子48党」とかいうわけのわからない政党名にしたところ、内紛が起きて面倒臭いことになっているので、今の政党名になっているようだ。

ところが、今回の都知事選は、この「みんなでつくる党」ではなく、あくまでも政治団体「NHKから国民を守る党」として活動するらしい。

何がしたいのかよくわからないけど。

そんなことより、今回の騒動(?)である「掲示板ジャック」であるが、ネットなどでも批判があるように、そもそもこんな掲示板なんかいらないだろう。

掲示板に貼っているボスターを見て、投票する候補者を決める人なんかいないと思うのだが。

つまり、掲示板を設置したり、ボスターを掲示したりする手間が省けるし、選挙後にポスターを処分しないヤツがいるとかいう問題も発生しないから、こんなムダなことはやめればいい。

余談だけど、この手のムダについて「コスト」として計算する人がいるけど、あまり意味のあることとは思えない。

時給〇〇円の人たちが延べ△△時間作業したから、トータルで□□万円コストがかかった、ということなんだろうが、じゃあこの作業のために特別に仕事をしたのかというと、別にそういうことではなく、あくまでも業務の一環として作業をしているわけだから、これをなくしたからと言って、コストが削減されるわけでもない。

会社で仕事をしている人ならわかるだろうけど、通常業務の他に臨時で作業が入った場合、その分は常に残業として計上されるかと言うと、たいていの場合そんなことはない。

うま~いこと勤務時間内で収まる。

いずれにしても、今回の一連の騒動が選挙のし方の見直しにつながればいいのだけどね。

立花の存在って、そういう意味で意義があるような気がする。

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