はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

若さゆえの暴走!?

2017-03-27 | 日記
昨日は、珍しく高校野球の試合を見た。

すでに出身地である広島の高校は敗退しているので、普通なら見ないのだけど、たまたまある高校の監督さんが、私の以前いた会社の先輩(上司)でもあったことから、ちょっと気になって見てみた。

2試合連続の延長再試合となってしまった試合の、その一つである。

その試合の中で、「やっぱり高校生だよなあ」というプレーがいくつか出てきた。

点の取り合いとなった試合で、6-6で迎えた9回表に1点取り、その裏を抑えれば勝ち、という場面。

先頭バッターは、俊足の選手で、この試合でも3度出塁して、いずれもホームを踏んでいるらしいが、守っている方も意識しすぎたのか、ボテボテのゴロを捕りそこねてエラーとなり、またまた出塁させてしまった。

そして、そのランナーを警戒するあまり、次のバッターに死球を与えてしまって無死1・2塁。
さらに、お決まりの送りバントで1死2・3塁となり、一打同点またはサヨナラのピンチとなったが、何とか次のバッターはファールフライに打ち取った。

問題(?)のシーンは、2死となった後のプレー。

投球動作に入った時点で、2塁ランナーが2・3塁間でぼ~っとしている間に、ピッチャーが2塁に牽制を投げる。
その瞬間3塁ランナーの俊足クンがホームに返って同点。(記録は重盗)

解説者も「ああいうプレーの練習をしていたんでしょうね」と言っていたが、ものの見事にハマったわけだ。

「あんなのが決まるかね」と思って、今朝野球部OBに聞いてみたら「あれは、普通2塁に擬投してホームだよ」と言っていた。

あんなプレーには騙されない、ということらしい。

とすると、監督の指示不徹底か?

この監督さんが私の元上司なので、悪いことは言えないけど、やっぱり引っ掛かっちゃいかんでしょう。


そんなことより、気になったのは、延長に入ってからのプレー。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170326-00000348-sph-base

延長15回の最後の攻撃の時に、2死となった後、バッターが右中間に3塁打を放った。

それで、3塁まで行ったのはいいけど、相手守備陣の送球がそれてしまったため、バッターランナーは3塁を回って一気にホームへ・・・

というところで、実は相手守備陣のバックアップがしっかりしていたので、ボールを捕球した野手がバッターランナーを3本間にはさんでタッチアウト。

という場面なんだけど、バッターランナーからすると、ボールが逸れた時点で、その行方は確認しなければならないはず。
つまり、フェンスまで達したのか、それとも誰かバックアップする選手がいて、その彼が捕球したのかどうか。

それも確認しないでホームに走るなんてアホか!と思っていた。

それでVTRを見たら、何と3塁コーチャーが、バッターランナーが3塁ベースに達する直前に、すでに右手をグルグルと回している。
つまり、ホームまで突っ込め!と指示しているわけだ。

どうやら、返球がそれるのがわかった時点で、バックアップがいるかどうかも確かめないで手を回したらしい。

だから、バッターランナーはコーチの指示通り、ホームまで突っ込むつもりで走っているのだけど、(確か)一旦3塁ベースに滑り込んでいるわけだし、少なくともボールのそれた方向くらいは見るだろう。

つまり、ホームに向けて走り出そうと、ベースから足を離すところまではいいとしても、その後脇目も振らずに走り出すなんて・・・

「若さゆえの暴走」と言っとしまえば、何だかカッコいいけど、ものすごく違和感の残るプレーでした。


・・・みたいなことを思いながら見ていると、とても疲れました。

野球にしても、サッカーにしても、どちらかのチームに肩入れしていると、ホント疲れますよね。

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