はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

30年以上も前から「バカ」「まぬけ」だと見抜かれていた女

2024-12-08 | 日記
本の断捨離をしようとして、「これは捨てようかどうしようか」と迷っているものがいくつか出てきた。

その一つが、あのナンシー関のコラム集だ。

単行本になっているものは、ほぼ買っている記憶があるのだけど、数えたら27冊もあった。

パラパラとめくっているうちに、結果的に「もう一回読んでから捨てよう」という気持ちになり、いつの間にか年代順に並べて置き換える、という作業に変わっていた。

どれも、あのナンシー節がさく裂していて、ホントに稀有なコラムニスト(本業は消しゴム版画家?)だなあ、と思う。

亡くなってからすでに20年以上経つのだけど、登場する人物の多くはすでにいないとはいえ、その内容は今でも十分に通用する。

彼女の功績(?)のうち、ヤワラちゃんこと谷亮子(当時は田村亮子)について、「10年後、ヤワラちゃんは国会議員になっていると思う」と書いたところ、10年後(だったか?)にホントに国会議員になったことで、「ナンシー関の予言」みたいなことを言っているヤツがいたが、そういう「人間の本質」を突いているところもスゴいが、それを淡々とした文章で鋭く切り込んでいるところが、私は大好きだった。

彼女が誰からも文句を言われることがなく(たぶん、言われた本人も、言いたくても言えなかったのだと思うが)いろんな芸能人・タレント・スポーツ選手に対して毒舌を吐くことを許された(?)のは、その容姿にあると思っている。

初めて彼女の写真を見た時には驚いた。

名前からくる印象や、その淡々とした鋭い文章からは想像もできない容貌をしていたのである。

あえて言わないが、そんな彼女に対して暴言を吐くことなんてできないと思ってしまうほど、圧倒的な存在感だったわけだ。

さて、その中の一つ、1992年発行の「何様のつもり」を見ていたら、斉藤蓮舫に関すコラムがあった。

そこにはこう書いてあった。

「『3時にあいましょう』の蓮舫は本当に嫌だ。言っていることは相変わらずなのだが、これまた設定によって嫌悪感が倍増されている。
土地を売った金を、兄貴が自分より多く取ったという理由で、弟が兄を散弾銃で撃った事件をレポートした後、蓮舫はいつもの調子で『んー、これも土地問題ですね。政府に本当にどうにかしてほしいものです』とコメントするのだ。バカか。(中略)己のまぬけに気づくどころか、『私がワイドショーを変えてみせる』の寝言とともに、蓮舫は日一日と自信と実績を積み重ねているつもりだ」

もう30以上前に、このバカ女はナンシー関から「バカ」とか「まぬけ」とかいうことを見抜かれていたわけだ。

本質は変わらないので、その後30年経って、ますます自信と実績を積み重ねているつもりだろうけど、今だったらこの蓮舫について、どんなコラムを書いたのだろうかと思うと、ホントに惜しい人を亡くしたと思う。

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