どうせなら 「I am not Japanese」のプラカードにしたら？

イスラム国による日本人拉致事件は、何だかわけのわからない方向へと向かっている。

昨年からすでに人質になっていると思われていた湯川遥菜は、どうやら殺害されたようだ。

ただ、彼の場合、民間軍事会社を経営しているということだから、イスラム国側が「敵」だと判断したとしても、ある意味しかたがないと思う。


一方で、まだ生きていると思われている後藤健二氏だが、先日彼の母親がマスコミの前に出てきて、キチ○イ度満開の演説をぶちかましたらしい。

息子の心配をしているような発言をした後、いきなり原子力がどうのこうのと言い出して、記者たちは唖然としていたそうだ。
（生放送を流していた一部の放送局は、そのあたりで急遽放送を打ち切った・・・とか）

最後は「地球のために力を合わせて頑張ります」という意味不明な言葉を残して、「笑顔」で会見場を去ったとのこと。

前文はこちら。
http://logmi.jp/35651
http://logmi.jp/35678

うん、確かに頭がおかしいとしか思えない。

元の動画を見ても、少なくとも息子のことを心配している顔には見えない。

と言うか、何かに取りつかれたようで、何だか気持ち悪い。

話によると、後藤氏はこの母親との関係を絶ったらしくて、結婚したことも子供が生まれたことも知らせていなかったのに、マスコミが全部しゃべっちゃったらしい。

相変わらず余計なことをするなあ。

おかげで、このキ○ガイばあさん、生き生きとしちゃってるじゃん。


で、頭がおかしいと言えば、その他にも結構いる。

その一人が、元官僚の古賀茂明。

その後イスラム国からの要求が、お金から人質交換に変わり、新たなメッセージが届けられた時に、出演しているテレビ番組でわけのわからないことを言ったらしい。

http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid1674.html#sequel
http://www.at-douga.com/?p=12962

「安倍さんは、本当は空爆もしたいし、武器供与もしたいと思っている」というのは、この手の連中の常套句だから、改めて批判する気にもならないが、もう一つの発言は意味不明だ。

「日本人は I am not Abeというプラカードを掲げるべき」

もちろん、背景には、フランスで起きた風刺週刊誌「シャルリー・エブド」がイスラム過激派に襲撃された事件の時に、これに抗議をした人たちが「私はシャルリー」という意味のフランス語を掲げた、という話があるわけだ。

これに似せて、拉致されている後藤氏の救出を願って「I am Kenji」というプラカードを掲げるというのも、実は意味がよくわからない。

「私を身代わりに」という意味でもないだろうけど、気持ちだけは何となくわかる。

しかし、「I am not Abe」というのは、さっぱりわからない。

イスラム国の連中に「私は安倍ではない」と訴えたところで、彼らのどんな反応を期待しているのだろうか。

古賀が考えているのは、おそらく「私は、安倍首相が考えているように、あなたたちを敵だと思っていない」ということなのだろうけど、イスラム国の連中なんて、別に安倍首相がどうのこうのではなくて、単に日本が中東に対して支援を表明したタイミングをとらえて、これを逆手に取っているだけだから、安倍首相じゃなくたって誰でもいいはず。

イスラム国の連中にしたって、「はあ？だから何なんだ。何が言いたいんだ？」くらいにしか思わないと思うのだが。


いっそのこと「I am not Japanese」というプラカードを掲げてもらった方が、見ていてわかりやすくていい。

どうせ、気持ち的にもそうなんだろうし。