議事録って、な～に？

民主党が、東日本大震災関連で設置した１５の会議のうち、１０の会議において議事録が作成されていなかった件で、岡田副総理が、「忙しくて人手もなく、記録が残せなかったというのが現実的ではないか」とコメントしたとか。

http://www.asahi.com/politics/update/0127/TKY201201270133.html

「意図的な隠蔽ではない」ということを言いたかったらしいのだが、「恥の上塗り」というのか、ホントに恥を知らない政党だと思う。

今回のような大きな災害・事故があった場合、次世代への教訓のためにも、「何があって、どうなったから、何をどうした」などということを「何らかの形で残す」ことは基本中の基本。

そうでないと、実際に被災地に対していろいろと指示を出すのに困ると思うのだが。

本来であれば、「何か知られたくない事実があるから、わざと記録を残さなかった」ということで、「悪意」があった、と考えるのが普通だ。

しかし、この政党に限っては、もしかしたら「議事録を残すという発想が、そもそもなかった」ということも考えられる。
あるいは「どうせ、たいしたことを会議では議論していないので、何も残せなかった」ということかも知れない。

特に当時の総責任者であった菅元首相などは、「その場限りの思い付き」で相手に対する批判や揚げ足取りをしてきた男だ。
面白おかしくフリップを作っては、自慢げに「どうですか？」みたいな発言をしていながら、後で間違いを指摘されたり、自分にも降りかかったり（いわゆるブーメラン）しても、まったく意に介せず、すぐに次の攻撃に移るようなことを常にしてきた。
たぶん、自分自身でも、過去にどのような批判・揚げ足取りをしてきたのか覚えてもいないのではなかろうか。

会議にしても、ただやりっ放し。
情報が集まってきて、いろいろと提案があっても、自分ではどうしていいかわからないので、怒鳴り散らすだけで、最後は「じゃあ、ちゃんとやっとけよ」で終わり。
そんな気がする。

だから、「結局何も進まなかったので、議事録に残せなかった」ということ。

しかし、普通はそれでも何らかのメモなりが残っているはず。
もしかしたら、それさえもないのだろうか。

まさか「今日の会議での発言は、すべてオフレコな。議事録に残すなよ」と指示したとは思えないが、とにかく「普通では考えられないようなアホなことを平気でやる」政党だから、もはや何もかもが信じられない。

いずれにしても・・・

震災からすでに１年近く経つというのに、いまだに復興が進んでいないどころか、政府（特に野田さん）の気持ちは、もはや震災復興にはなく、増税のことしか頭にない、ようにしか見えない。

今回の大震災については、現政権が民主党であったことが、最大の不幸であったのかも知れない。
被災地の方々は、ホントに気の毒だと思う。